学びーば8 in 大谷、最終日となる四日目。
春季活動は今日で終了となります、四日間という短い活動でしたがそれでもいろいろなこと起きるものです。
これはおめんがなかなか乾かないというのが最大の原因でした。
事前のリハーサルでやっていたとおりにいかず次回の反省点としねばなりません。
それでも完成したおめんはどれもで大人がつくったものよりクオリティが高い
”独創的”とは子どもたちが誰もがもっているものなんじゃないのか、そう思います。
この完成までいけなかったおめんは次回のイベントで活用できる方法を考えられればと思っています。
今回の学びーば8 in 大谷では六年生もかなり参加してくれています。
六年生というか卒業生ですね。開催期間中には中学校一日体験もあったようです。
それでもそれが終わると学びーばきてくれます。
彼ら彼女らがこの体育館を使うのもこれが最後になるのかな。
でも”学びーば”卒業生にもまた顔をだしてほしいのです。
今回、大谷小学校班長が急遽帰らざるを得ない事情があったため閉校式は前代表が取り仕切りさせていただきました。
会場スペースを確保するためのお掃除や机、椅子の片付けも六年生を中心に子どもたち、スタッフ一緒になって短時間で終わらすことができました。
子どもたちに感謝
畠山校長は第四回学びーば、そのころはまだ大谷小学校のみの開催でありました頃に着任されずっと学びーばを見守ってくださいました。鶴見大学にもお越しいただいたことがございます。
残念なことにこの度、校長先生は大谷小学校を離任されることになりました。
前代表は先生の子どもたちへの思いや教職にあるものとしての心構えをお聞きして勇気づけられたことがあると話しておりました。学生のやることで先生方から見れば不備も多かったやもしれません。それでも学生たちへも温かいまなざしで見守ってくださる校長先生です。
畠山校長先生、本当にお世話になりました。先生のご厚情をメンバー一同忘れることなくがんばってまいりたいと思います。
阿部先生は3.11、東日本大震災被災直後の大谷小学校に着任され、これまで実施された八回の学びーばのすべてを見てこられた先生です。
未曾有の大災害にみまわれた小学校にて前代未聞の”学びーば”という支援プログラムを受け入れてくださいました。
子どもたちのことを第一に考え行動する先生です。
他の先生方もですが子どもたちを”信頼”する先生です。
活動日は毎日手作りのおいしい昼食をご用意くださる心の温かい先生です。
大谷小学校の雰囲気、先生方と子どもたちの姿をみていると”信頼”というものが心に浮かびます。
学びーばは長期休みを利用した普段大谷にいないメンバーによるプログラムですから先生方、子どもたちがつくってきた関係がきっと学びーばの”子どもたちの居場所”づくりの大きな基礎となってきたはずなのです。
前代表も阿部先生の叱咤激励を受け嬉しかったと申します。
先生は子どもたちだけでなく、メンバーにも遺産を残されました。
「学校は地域の光にならねばならない」というお言葉は今も胸に残っています。
先生方への尊敬と感謝を胸に学びーばは続けていきたい、そう思います。
最後には参加メンバーによる子どもたちへご挨拶、子どもたちにも感謝でいっぱいです
閉校式を終えたらしっかりお掃除です。ここは子どもたちの、大谷の住まわれている皆さんの大切な小学校。ボランティアは”来た時より帰った時のほうがきれいに”というボランティアアドバイザーの飯田先生の言葉を実践します。
さてここで最終日の思いがけない、嬉しい出来事を紹介させてください
掃除をしている際、教室としてお借りしていた図工室が締め切られました。
図工室は六年生が使っていた教室、高学年担当メンバーも班長(代理)も入れてもらえません。
いったい中で何をしているのやらと思っていると、高学年担当メンバー二人が目をつぶったまま黒板側の反対、教室おくまで手を引かれ連れていかれたそうです。
「目を開けてもいいよ」
二人が目を開けると・・・
「大谷小6年 ドングリ&しおり 帰んないでくれー、ありがとう!!」
三年前、三年生から学びーばにきてくれていた卒業生よりのサプライズでした
高学年担当メンバー曰く、「反則だ」
やっぱり子どもたちってすごい!
高学年担当メンバーのひとり伊藤さんは今春大学を卒業。まだ支援プログラムがはっきりしていないときから参加してきた人です。
この活動が被災地に、子どもたちに何かを残せてきたのではないか、そう思えた瞬間でしょう。
これにて『学びーば8 in 大谷小学校』は閉幕です。
最後になりましたが子どもたち、先生方、保護者方々、地域の皆様に深く御礼申し上げます。
多くの方に愛され、必要とされる活動となるべく今後とも一同がんばってまいります。
石川
日時:2014/04/13 12:592013年度春季活動『学びーば8 in 大谷』