夏季活動『学びーば9in鹿折小学校』5日目(8/8)
2014/09/30
しかしそんな最終日でもイベントがあと1つ、「風鈴作り」が残っています。
東北いえどもとても暑~い夏なので少しでも納涼を楽しんでもらいたいということで企画しました。と言ってもガラスではなく鈴を代用して、風が吹くとりんと鳴る仕組みになっています。
そんなこんなで始まりました1班鹿折最終日学びーば!!
そして突然ですが本日から鹿折小での出席チェックの形態が変わりました。
今までは机に並べた名札を自分で探して、みつけたらお兄さんお姉さんにシールを貼ってもらい、名簿にもチェックを入れてもらう形でした。
ところが今回からは点呼方式で行うので、名札は机に並べず子どもたちには席についてもらい、名前を呼ばれたら前に出て名札を受け取り名簿にチェックしてもらうという形になったのです。
初めての形態で少し戸惑いましたが、これは子どもたちが確実に学びーばに登校しているかどうかをチェックするための変更なので、間違えなく正確に行わなければなりません。
私たちは子どもの名前を呼び、呼ばれた子は返事をしてこちらにやってくる。
この行為に私はなんだか子どもたちとの信頼関係を感じました。活動中あまり関われなかった子どもや初参加のメンバーにありがちなのが、名前をド忘れしてしまう、ということです。
しかし1人1人きちんと名前を呼んで顔を見て名札を渡すということで、その子のことをしっかりと覚えることが出来て、呼ばれた子どももそのメンバーを覚えることが出来ます。
少し時間はかかってしまいますが、改めて子どもたちとじっくり向き合える1つの方法だと思いました
しかし待っている子は既に学習に取り組んでいたり、友だちとお喋りをしたり、中には席を離れてしまったり・・・と自由な時間が出来てしまいました
そこになんと校長先生が様子を見に来て下さり、子どもたちは校長先生の姿を見るや否やお喋りを控え、名前を呼び終える前田さんのことを背筋正して待っていました笑
校長先生の偉大なお力でまた集中力を取り戻すことが出来て良かったです
1時間目も2時間目も学習の時間だったのですが、
1班も最終日ということでしっかり取り組む子、寂しいのか気に入ったメンバーとずっと一緒にいようとする子、最終日なんて関係ない!と言わんばかりに元気に友だちの席まで行ってお喋りをする子、鹿折の子どもたちは本当に十人十色ですね
そんなこんなで3時間目はイベントの時間
1班は参加人数が少なかったため、子ども全員が無事風鈴を作れるように教えられるか一抹の不安がありました。
1,2,3年生は簡単に作れるようプラコップでの風鈴を。
4,5,6年生はちょっと難しくモビール型風鈴を。
モビールとは風が吹くと装飾がゆらゆら揺れたりくるくる回ったり、骨組みがふにゃふにゃと面白い動きをしたりするもので様々な形態があり、一種の室内装飾として扱われています。
どうやら1,2,3年生のプラコップ風鈴は成功したもよう!
若草ホールで行われた4,5,6年の風鈴作りなのですが、メンバーの1人に別の仕事が入ってしまって一時離脱。
ということで、しばらくは2人で教えなければならない事態に・・・!
勿論できない子を優先的に教えていきますが、1人1人の作業の進行速度にバラつきは必ず出てきます。
簡単にできる子は暇になってしまったり、できない子(主に紐を結ぶことが苦手な子が多かったです)が続出して私たちの手が回らなかったりとてんやわんやでした。
しかしここで挫折なんてできません。なにがなんでも皆の作品を完成させてやるという意気込みで難を乗り越えました。
少しお話すると、インスピレーションで効率の良いやり方を思いついたのです。
そしてもう1人のメンバーの大いなる頑張りのおかげで、時間ぎりぎりでみんなの風鈴を作り終えることができました
中には早く終わった子がまだ出来ていない友達のお手伝いをしてくれたり、積極的にこちらの協力をしてくれたりと、子どもたちに助けられた面も沢山あります。
1,2,3年生は短冊もついているのですが、せっかくなので短冊には何か一言メッセージをお願いしたところ・・・
(家族が元気でいられますように)
鹿折の子は本当に優しい子ばかりで身に沁みました。
作り終わった子は扇風機の前に立ち、早速自分の風鈴で遊んでいました。
鹿折小にある扇風機だと風が強すぎて糸が絡まってしまい、鈴も鳴らなければモビールも回りづらくなってしまいます
ですから、口でフッと息を吹きかけるとモビールがよく回るよと教えたところ、「ホントだっすげー!!」と大興奮していました
午後はやはりプールにいく子が多く午前のような賑やかさはなくなり、教室はガランと静かになります。(といっても残っている子どもたちは変わらず元気です笑)
しかし午後から学びーばに参加する子どももいて、その子たちがみんな手にしている風鈴を見たのでしょうか、あれは何?私たちも作ってみたい!と声をかけてくれた時は嬉しくて涙が出そうになりました
材料はまだまだあったので喜んで工作に取り掛かろうとすると別の子が「俺もう1個欲しい」と言って参加してくれたのです!
学習の時間ではありましたが、人数の少なさとメンバーの余裕からプチイベントを決行!
今度はじっくり教えることができたのもあり、みんな完成品に満足していました
学びーば終盤、高学年の男の子が「プラコップのも作りたい」と言ってきたのですが、時間がなくちゃんと教えられず申し訳ないと思いながらもやはり嬉しい気持ちはありました。
今回のイベントでは多々反省点がありますが、これは次回にしっかり活かして子どもたちがもっともっと楽しめるイベントになるよう精進していきたいと思います。
最後はみんなでお掃除!
「また学びーば参加するから!」と言って子どもたちとお別れしました。
これにて1班の活動記録を終えます。
1班は大谷鹿折両校本当に様々なことがあって、メンバー1人1人大きな壁にぶち当たっていたと思います。
辛かった分楽しさもとても大きなもので、それと同時に大切なことを学べました。
1班のメンバーのみなさんお疲れ様でした
そして様々な方の支援や協力あっての活動であったことに心から感謝しております。
ありがとうございました。
しかし活動はまだ終わりではありません!いよいよ2班が8/17~8/23に活動をします。
1班の教訓を活かしてうまくできたのでしょうか!?
お楽しみに!!
井水