活動最終日は、1.2時間目にイベント『傘袋ロケットを飛ばそう!』を行いました。

体育館に全学年が集結し、個性あふれる色とりどりなロケットを子どもたちと一緒に作りました!

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熱中症にならないよう、扇風機を設置し、こまめに水分補給の時間をとることを忘れずにイベントを進めました。

ロケットの柄にこだわる子どもたちもいれば、ロケットの羽の部分を工夫する子どもたちもいて、みんなが一生懸命にロケットを作る姿勢がとても輝いていました。

自分でつくったロケットを、点数が書かれている的めがけて投げる子どもたちの笑顔は、イベントをやって良かったと心から感じることのできるものでした。

飛ばす時間になると夢中でロケットを飛ばす子や2個目のロケット制作に夢中な子供たちもいました。低学年を中心に持ち帰って遊びたいという声も多くあり、怪我なく無事終えることができて、本当に良かったと思います。

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先生や学生を含めた皆さんの協力のもと、イベントを成功させることができました!

 

3時間目には閉校式を行いました。

今回の活動で学生をまとめた班長、学びーばの活動をいつも献身的に支援してくださっている大蔵先生、鹿折小学校の校長先生からのお言葉をいただき、皆勤賞の授与などを行いました。

活動中に校長先生から頂いたお言葉に「鹿折小学校の子ども達の人生に関与してくれてありがとうございました」というものがありました。

この学びーばの活動は、小学校の子どもたちや活動に参加してくれている学生を含めて、人を育てる活動だと思います。

この学びーばという活動があることによって、学生や子ども達がお互いに影響しあい、このような貴重な経験を通して大いに成長を感じてくれていることでしょう。

この活動がそのような場所であることをとてもうれしく思いました。

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学校を出る前には、鹿折小学校を使わせてもらったすべての人たちで学校の大掃除を行いました。

このボランティアチームのモットーとして、お借りした時以上に綺麗にしてお返しするというものがあります。

その心を持って学生一同、真剣に掃除をさせていただきました。

最後に日直の先生に見回りをしていただいた時には、「こんなに綺麗にしていただいてありがとう!」とのお言葉も頂きました。

 

午後は震災学習を行いました。

ガイドさんに、気仙沼の各地を案内していただき、要所要所で震災当時や震災直後のお話をしていただきました。

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中には、当時のことをとても切実に語ってくださる場面もありその語り手の上手さから、涙を流す学生の姿も見られました。

最近では、こういった語り手さんが震災直後と比べてどんどんと少なくなってきているそうです。

自分の目で現地を見て、感じたことを周囲の人に伝えるということが「当時のことを忘れない」ということにつながるのかなと思いました。

 

最後に、震災から五年たった現在でもこのような活動ができることに心から感謝します。

それもこれもすべて、いままでこの学びーばを作り上げてきてくれた全ての人の想い、支援のおかげであると思います。

いままでに積み上げてきたこの素晴らしい活動が、これからもっともっと盛り上がり、鹿折小学校や大谷小学校の子どもたちと僕達学生をつなぎとめてくれることを期待して、これからも活動を続けていきたいと思います。

 

岸康祐

8月18日は台風も去り活動をすることができました。そして子ども達に会うことができました。

開校式では鶴見大学の大藏先生、班長の岸康祐、また鹿折小学校の教頭先生である村上先生からの話をいただき、鹿折小学校での夏の学びーばが開校されました。

 

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今回の活動では、「学びーばの冒険」という企画を取り入れました。

「学びーばの冒険」とは、学習をするごとにマスを進めることができるというすごろくのようなものです。

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子どもたちは、学校の宿題やこちらが準備した教材などを積極的に取り組んでいるように感じました。

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四時間連続の学習というでこと不安もありましたが、鹿折小学校の子どもは学年問わずとても集中しており、学生一同驚くとともに関心いたしました。この「学びーばの冒険」が積極性や集中力に繋がっていればと思います。

 

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最後の五時間目では各学年ごとにレクを行いました。

低学年では聖徳太子ゲーム、中学年では連想ゲーム、高学年では人間知恵の輪をしました。

子どもたちは長い時間、勉強に集中していたこともあってか、レクを楽しんでくれていたように感じました。

鹿折小学校の子どもは、集中するときはする、楽しむときは楽しむといったメリハリを持っていると強く感じました。

活動は、前日に時間をかけ内容を練れたこともあり、余裕を持ちながら子どもと接することが出来ました。

また、安全はもちろん熱中症にも気をつけながら、活動をしました。

その結果、大きな怪我もなく、体調を崩した児童も少ないまま、活動を終えることができ、本当に良かったです。

 

 

最後に、鹿折小学校の教員の方々から児童のみなさん、子どもたちを参加させていただいた保護者の方々、宿泊先の提供して下さった菅原さん、お世話になった全ての人に感謝しています。

貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。

 

2011年の夏、1人の大学生の声から始まった被災地学習支援「まなびーば」。

早くも5年を迎え、過去12回に渡り気仙沼で活動を継続してきました。今回の活動は2日間という短い期間でした。

昨年度の春は大谷公民館をお借りして開催することができましたが、大谷小学校では1年ぶりの開催となりました。

大谷小学校のまなびーばは先ず、多目的室にて参加者全員が集まった開校式により始まります。

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先ずはじめに、ボランティアアドバイザーの飯田先生よりお話をいただきました。

第1回目のまなびーばで1年生だった子どもは6年生になっており、ずっと参加してくれる子どもがいることに嬉しさを感じました。

開校式の最後には大谷小学校教頭の先生からまなびーばのお約束を、1年生にもわかりやすいように説明と共に読んでいただきました。

開校式が終わった後は、イベントがなかったので学習と運動です!

今回のまなびーばでは、子どもたちに楽しくかつ集中して勉強をしてもらえるように「まなびーばの冒険」を復活させました。これは、国語を攻撃、算数を防御、迷路などで楽しんでもらうわくわく教材を回避、まなびーばへの参加を体力、それ以外の教科やイベント等でのお手伝いをしてくれたらコインを貯めて、ホヤぼーやを救うという「すごろくゲーム」のようなものです。

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最初は戸惑っていた子どもたちでしたが、ルールがわかると例年以上に集中して勉強をしている姿を見ることができました。

わたしは去年に引き続き、高学年を担当させていただきましたが、2時間目と3時間目の間の休み時間にも勉強している子どもを見るのは今回が初めてだったので、まなびーばの冒険の効果に驚かされました! 笑

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3時間目は運動でした。運動は、2時間目を低学年、3時間目を高学年、4時間目を中学年が体育館を使って体を動かしました。

6年生の女の子たちが一輪車をすいすい乗りこなす姿に、一輪車を乗ったことのないわたしは驚きしかありませんでした。この日は気温が高かったので、子どもたちには持参している水筒を体育館に持っていってもらったり、用意した冷たいお茶を飲んでもらうようにこまめに声掛けをしながら体を動かしてもらったために、熱中症になる子どもはいませんでした!

午後には、プールに行く子どもがいて午前中よりも少ない人数で始まりました。去年はお昼ご飯を食べた後や気温が高かったために、なかなか勉強に集中できていなかった高学年の子どもたちが、「早くまなびーばの冒険をクリアしたい!」ということで黙々と宿題に取り組んでいました!途中、高学年リーダーから「10分間一言も喋らずに勉強できたら、コインを1枚あげる!」という提案があった時の子どもたちの集中力はその日1番凄かったです。

こうして無事に1日目を終えることができました。明日は早くも最終日で、イベントもあります。そこでも、子どもに怪我がないように注意しながら楽しい活動にしたいです!

鈴木汀子

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