H28熊本地震第二次先遣隊活動報告 H28.5/1
2016/05/14
第二次先遣隊派遣ではゴールデンウィークの5日間の派遣となりました。
H28.5/1~5/5に本団体の石川達哉が、5/3~5/5に丸尾亮太・今泉直也が熊本県へ行き、地震における熊本県熊本市および近隣地域の被害と避難所の状況の把握、子どもたちを対象とした学習支援ボランティアへのニーズ調査を行ってきたのでご報告させて頂きます。
僭越ながら実際に活動した被災地の状況も伝えさせていただきますので宜しくお願い致します。
今回も活動時の写真が少なく分かり辛いところもあると思うのですが現地の方の気持ちを配慮させて頂いておりますのでご理解いただけると幸いです。
また、5/1.5/2に関しましては石川一人での活動になりますので写真が少ないですが出来る限り分かりやすく伝えればと思いますので宜しくお願い致します。
派遣までの経緯に関しましてはひとつ前のブログを一読頂ければと思います。
本学のボランティア対策委員長の早川先生をはじめとして二次派遣でも本学およびOBOGより物心両面から派遣を後押ししていただいております。
第一次派遣では九州自動車道は植木ICまでしか開通しておらず、熊本市中心部は慢性的な渋滞が国道3号を中心に発生しておりました。これにはインフラ復旧のための車両がが入っており交通量が増えていたことが一因とのことでしたが、市内の交通状態は若干余裕を取り戻しつつあるようでした。それでも博多を朝出発し、市内に入ったのは13時頃となりました。
写真は途中玉名PA内のコンビニです。熊本市内の北西にあるのが玉名市ですがここでも物流は復調しているわけではないようです。
初日の半日ほどの活動をご報告いたします。
1)熊本県歯科医師会館(災害対策本部)訪問
前回の派遣でご一緒させていただいた九州看護福祉大学の淀川先生にお引き合わせいただき熊本県歯科医師会 浦田健二 会長とお話させていただきました。
本学学生ボランティアの気仙沼での活動と学習支援ニーズの把握と受け入れ先の調査を目的とした先遣隊の趣旨を説明、本団体の資料をお渡しています。会館は入り口から歯科系のものをはじめ、支援物資が所狭しと置かれておりました。お忙しいところお時間をいただき感謝しております。
2)熊本市中央区 花畑広場(仮称)ボランティアセンター訪問
熊本市社会福祉協議会 中川菜穂子 事務局長と面談させていただきました。
こちらでも本学学生ボランティアの気仙沼での活動と先遣隊の目的を説明、資料をお渡しさせていただいております。この際、避難所に子どもが姿が少ない理由お聞きしてみました。子どもをもつ家庭は新築が多く、家屋が無事なケースが多いのではないかとのことです。なるほどと思わされるものがありました。そう考えると子どもたちへの震災の影響はまだ表にでてきていないと考えるべきかもしれません。
ボランティアセンターの運営の9割は地元の大学生が担っているとのことで、運営に携わる熊本大学、熊本県立大学、崇城大学の学生ボランティアリーダーの3名を紹介していただき、情報・意見交換のための食事会を行うこととなりました。中川様、学生ボランティアリーダーの皆様お忙しい中お時間をいただきありがとうございます。
徒歩にて市ボランティアセンターのある花畑広場(仮称)へ移動中短時間ながら熊本城を見る機会がありました。
写真は熊本城に隣接する熊本大神宮です。
第一次派遣は避難所を中心にまわるのみで時間がなく、熊本城も見る機会がありませんでした。そのため被害の認識もTVらを通してのものだったのですが、実際に目にすると想像以上の被害に唖然としました。街のシンボルだけに県民のみなさんのショックは察するに余りあります。
いかにして意味ある支援へとつなげる調査をするかに力を注いできました。本団体が必要とされ、また力を発揮できる場所を探しニーズ調査をする、そのため様々な方々と会いお話を伺ってきました。
だからかTVらの報道から知っていはいたものの、避難所や小学校のように人がいるわけではない熊本城のような場所は意識的に後回しにしてきたところがあります。ですがこうした被害をきちんと見ておくのも支援に携わろうとする者として大事なことかもしれませんと改めて思いました。熊本の方々の気持ちを少しでも理解するためにも。
今回も宿泊先として蓮華院誕生寺にお泊めいただき、NPOれんげ国際ボランティア会さんにもご協力いただいております。蓮華院誕生寺に帰還し本日は活動終了致しました。
明日もまた早朝から調査を続行します。
報告者:石川 達哉
日時:2016/05/14 20:08熊本地震先遣隊