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・西原中学校に再訪

 昨日の段階で、高齢者や足の不自由な方のため、なんらかの支援が必要と判断し、福祉課とボランティアセンターに報告させていただきました。民生委員さんも避難所には来られたことがあるそうですが連絡はとれていないとのことでした。行政もボランティアセンターの方々、民生委員さんも限界以上に働かれておられるのは想像に難くありません。

「そのまま宿泊することもざら」被災地職員減らぬ負担 1人当たりの避難者20.6人、「東日本」超 西日本新聞 5月14日(土)

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はじめに避難所リーダー、トイレ介助が必要な年配男性と面談し、問題を把握に努めました。以下はじめに問題についてお伺いした内容を列挙します。

- 単純にトイレの数を増やしたい。

- マンホールトイレが外にあるが、夜や雨天時は行くのが大変(不審者情報もあり不安)。

- 和式を洋式にできるものはあっても、狭い個室内でスペース・向きが使えない、使いづらい。

- 介助人員の派遣や設備の工夫が欲しい

との事でした。

 

また、足の不自由な方に実際お話をお伺いしたところ最初は固い表情だったのですが、1時間半、話していく内に終始笑顔になっていき、傾聴ボランティアの大切さを実感いたしました。

移転先が決まっていないということと、右足が不自由なので右に手すり、もしくは介助者が必要と言う事をお話しいただき、その後は若い時のお話や息子さんのお話をして頂いた後奥様さんともお話をし、本人を目の前に明言を避けていたものの、やはり毎日の介助でお疲れの様子。

 

その後は区役所に連絡させて頂き、対応するのは現時点では厳しいと言うことでしたので、現地で活動なさってる医療・福祉系NGOのインターナショナル・メディカル・コープス(IMC)という団体が熊本にバリアフリー関連で入っているので、連絡先を調べたうえで支援を要請させて頂き、5/7日5名で実際に避難所を訪問していただく運びとなりました。

つなぐことだけはできたかもしれません。

 

・コンビニなど、周辺での聞き取り

帰路の際、コンビニに来ていた現地の方にお伺いした内容を列挙します。

・あと1ヶ月もすると梅雨、その後台風が来る。

そうなると熊本付近を流れる白川、緑川が氾濫する可能性もあるのではないか

 地震の影響で亀裂の入っているところもあり、梅雨に入る前に治水をしっかりやらないと、水害につながるのではと危惧していらっしゃいました。

 また、他の方でもし地震が1ヶ月早かったら気温が低い、1ヶ月遅かったら梅雨とぶつかるから「不幸中の幸い」と言っている方もいらっしゃいました。

 

最後に

避難者はいまだ一万人超、余震が続く被災地を先遣隊は調査してきました。

ひとりひとりは微力でも団体だからこそできる支援を追求していきます。

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日時:2016/05/19 18:18熊本地震先遣隊

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