それでは引き続き活動報告をさせていただきます。

堀川歯科医院訪問

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 丸尾、今泉と合流し鶴見大学第4期OBの堀川先生にお会いさせていただいただきました。堀川先生が校医をされる市内の小学校やお知り合いのおられる小学校で学習支援ニーズが存在するかもしれません。その際はご協力をお願いしてまいりました。

 益城町広安小学校訪問

こちらでも教頭先生と面談させていただき来訪趣旨をご説明させていただきました。

広安西小学校同様に夏までの見通しがいまだまるっきり立っておられない大変な状況です。

校内で聞き取りをしたところ、益城全域の小学校は5/9再開するが、

しかし被災者がまだ校内におり午前10:00~12:00の二時間の授業になるそうです。

教室に泊られている避難者の方々は体育館に移す予定で、教室に寝ているご高齢の方々や子どもたちを見て熊本市内の状況のギャップに衝撃を受け、このブログをお読みになっている方にも写真でお伝えできればと思ったのですが、避難者の方々の気持ちを考慮させて頂き写真は撮りませんでした。

また指定避難所のためか、全体的に支援の手が入っているようではありました。医療系NGOのAMDAや子ども支援をするNGOのSave The Children Japanらが支援に入っており外部ボランティア慣れしている印象の避難所です。

校内で子どもの数は少なく、基本的に居ても子どもたちもボランティア活動を行っており、学習を行う状況はやはり5/9以降のことのようでした。今後少しづつ復旧していく中で子どもの学習の遅れや居場所や心のケアは必ずでてくるだろうとの感想を抱きました。

また校庭の車の台数は100台程で夜にまた増えるそうです。

ここでも車中泊の被災者の方々の心情を思うとなんと言えばよいのかわからなくなりました。

エコノミークラス症候群の話は避難所支援に入っておられる方からよく聞くことです。

益城町立益城中央小学校、津森小学校訪問

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この写真は益城中央小学校近くの橋で、通行止めになっております。

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こちらも益城町内の道路なのですがやはり熊本市内に比べると地割れなども目立ち、震災の爪痕が多く残っていました。

津森小学校も避難所指定ですが、安全面を考慮したのか、閉鎖しており関係者との接触は出来ませんでした。

 益城総合体育館訪問

第一次先遣隊では建っていなったテント村を確認しました。

駐車場は8割方埋まっているおり、時間的制約と駐車スペースを見つけることが困難でありまたご迷惑にもなりかねないことより避難所となっている益城総合体育館には寄りませんでした。体育館内の様子を見ねば分からない状況ではありますが、屋外の車両の数は前回より増えている印象です。後日報道より4月より増え、およそ1500名の被災者が避難されていると知りました。

 益城町立飯野小学校

こちらでは校長先生とお話をすることができました。

学びーばの活動、考え方、東日本の時の状況などお伝えさせていただきました。

飯野小学校は学童に力をいれておられ対象学童は1~6年対象だが被災後希望者が増えることが予想され普段は1クラスで行っているのですが2、3クラス使う必要があるのではとお考えとの事でした。

ボランティアによるその補助を検討する価値ありと思っていただけたかもしれません。

もし活動させていただくことになり、お話が進むようであれば学童保育を担当されている先生ともお話させていただきたいとお話させていただきました。

飯野小学校の全校生徒は111名で、避難所も設置されており、高齢者の方々も多い地区になります。気仙沼でのまなびーばの活動場所の大谷小学校とも似た印象です。

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夏休みが減少する意向で、2週~3週になりそうとのことですし、ボランティアによる支援が入ることが可能かもしれません。子どもたち、先生方、保護者、また被災者の皆様の力になれたら本団体としても本望なのですが。

県外からの突然の来訪にで気さくで笑顔で応じてくださった柴田校長先生。

ほんとうにありがとうございます。

またご連絡をとらせていただき、支援のかたちを一緒に模索させていただければと思っております。

現地学生との交流

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夕方からボランティアセンターの学生をとりまとめている三大学(熊本県立大学・崇城大学・熊本大学)の学生とお食事をしながら現地のお話をお伺い致しました。

三人ともしっかりしており、20歳になったばかりとは思えないほどでした。

今ボランティアセンターは9割がた学生が運営しており、ほとんど行政は機能していないとの事で、大学が5/9に始まってしまうのでその後の運営に非常に危機感を覚えていました。

この三人はさぞかしボランティア経験豊富なのかとおもったらボランティア活動は今回が初めてだそうで、毎日何とかしなければ、何かより良い方法はないかと試行錯誤しながら活動を行ってるとの事で、素直に尊敬し、自分たちも頑張ろうと言う励みをたくさんいただきました。

また、まなびーばについても話し、大変興味を持って頂きました。各大学の事務にも話を通して頂き、出来る限りの協力はして下さるそうです。

ただもし学生の募集をかける際には実際に活動してきた声を伝えて頂きたいとの事なので実際に後日熊本に行き報告会・説明会を行う必要があるかと思います。

東日本大震災でもそうでしたが支援に立ち上がるのは行政や企業、社会福祉協議会NGOやNPOら支援団体だけではありません。学生が熱意と行動力で動き、何かをはじめることがどの時代、どの被災地でも起こっています。そうした個人々の力をひとつの有効な支援のかたちに束ねることがやはり必要だと思います。

報告者:今泉 直也、石川 達哉

日時:2016/05/16 17:49熊本地震先遣隊

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