気仙沼と、東日本大震災の記憶‐リアスアーク美術館‐に行ってきました
2016/04/06
美術館に到着して、目に飛び込んできた写真の数々。しかし、私はそれらの写真よりもさらに心を奪われたものがありました。写真や震災における教訓が語られた白いボードたちです。
写真には、過去を振り返るための力があります。しかし、捉え方は人それぞれの感性に委ねられると思います。それももちろん大事なことなのだと思います。しかしながら、当事者の方々が何を伝えたいのか、その「何か」というのは、当事者が言葉にするしかないと確信します。分からないから教えてほしいと切望します。
数々のボードの言葉を読み、私はそこから「生き方」というものを改めて学んだ気がします。
一つひとつのメッセージは違えど、コンセプトは共通点があると感じました。それは、「油断と過信をするな」。これを学べと。
・油断と過信をせずに生きよ。
・自然に謙虚であれ。
私たちは、記憶とともに、写真を見れば当時に戻ることができるでしょう。
そこから、私たちは何を学び活かしていくべきなのか。当事者の方々が伝えてくださった教訓を、次に備え活かさなければならないと強く強く思いました。
写真を提供してくださった方々やボードの記事を書いてくださった、当事者すべての方々に感謝いたします。
柳瀬 灯弥