台湾は,2/25(土)から2/28(火) まで4連休になっています.2/28は,「二二八事件」を記憶し,国民和解を図る日,という祝日となっています(筆者も,市内にある「二二八紀念館」を見学してきました).また,ただの土曜日である 2/15(土) を平日にして,代わりに2/27(月)を休日とし,4連休を作り出す,ということをしています.日本と制度の詳細は違いますが,考えていることは似ていますね.
  さて,そういうわけで4連休なのですが,既述のように土曜日は公式日程を入れてくれたので,実質は3連休です.この間,ドキュメンテーション学科の学生たちは,世新大学の学生と綿密に計画をたて,市内や郊外の観光に繰り出しています.(連休中に課題も出ています.それを行う時間は十分に確保している,と学生達は言っています.「確保している」のはまちがいないのですが,十分かどうかは.....)
  今日2/27(月)の夕方には,学生,引率教員とも世新大学よりご招待を受けまして,京劇観劇に行って参りました.このインターンシッププログラム中,ずっと面倒を見てくださっている Tao-ming Chuang 先生が今日も(休日にもかかわらず) 案内をしてくださいました.独特の化粧,アクロバティックな演技を堪能することができました.(中英日朝4言語の字幕が印象的でした)

今日は土曜日ですが,休みというわけではなく,スケジュールが入っています.
 午前中は,故宮博物院を見学しました.ご存知の方も多いと思いますが,台北にある歴史的な文物の莫大な量のコレクションを持つ博物館です.大勢の見学者でごった返していました.案内してくれた世新大学の学生は,僕たちはみな小学校の遠足で見学していますから,台湾人の見学者は少ないのです.中国人や日本人など外国人ばかりですね,と言って笑っていました.
 昼食後,台北市立図書館の北投分館に向かいました.北投は台北市街から近い位置にある温泉リゾートで,そんなところに図書館があって,誰が利用するのだろう,と,あいかわらず素人の筆者は考えていたのですが,大勢の利用者がいて,座席はほぼ埋まっているような状況でした.ここは,環境に配慮した設計になっているのが大きな特色のようです.
  続いて,新北市の中央図書館を見学しました.新北市は (英語では New Taipei City となっていました) 首都である台北市を囲むような位置にあり,台北市以上の人口をもっているそうです.全市に分館が102あって,どの本もどこの分館・本館でも借りられ,どの分館・本館でも返却できる.また,24時間返却可能であるだけでなく,予約しておけば24時間貸出可能 (ATMみないなマシンがありました) ということでした.これは素人にも意義がわかります.他にも多々特色がありまして,学生も感心したり喜んで試用したりしていましたから,きっとレポートにたくさん書いてくれることでしょう.
 夕食後,解散です.明日の日曜日は公式スケジュールはありませんが,ドキュメンテーション学科の学生は,それぞれ,世新大学の学生さんと綿密な打合せをして,一日の行動計画をたてていました.郊外に行く計画もあるようで,天気が悪くならないとよいのですが.
 写真は,後でアップロードします.

 あいにく,連日雨が振り続いていて移動が面倒ですが,参加している学生は,みな元気にしています.こちらの環境にも徐々に慣れてきた様子です.今日2/24(金)は,3日目で,午前中は国家図書館,午後は国立台湾大学で,(台湾大学)歴史博物館と,2つの図書館を見学しました.
 国家図書館では,「善本書室」(貴重書室) で,所蔵されている本や,所蔵の方法,収納具,電子化の方法など,詳しく説明をしていただきました.学生達はマイクロフィルムの読み出しをさせてもらって,とても満足していました.
 午後は国立台湾大学で過ごしました.まず,「校史館」を見学です.この建物は20年ほど前までは,中央図書館として使われていた建物ですが,今は台湾大学の歴史を展示する博物館になっています.日本語を勉強している台湾大学の学生が案内をしてくれました.
 続いて,現在の中央図書館を見学しました.20年前に最新技術を導入してオープンした図書館は,現在でも十分機能している様子が良くわかりました.
  最後は,2年前にオープンしたばかりの,社会科学系の図書館の見学です.こちらは,現代的なセンスにあふれた設計の図書館で,正直なところ専門外である筆者 (田辺) には,意図が理解できないところもありましたが,今はこのような流れなのだ,と認識を新たにしました.
 写真は,後でアップロードします.

 午前中は,このインターンシップ期間全体の課題の説明がありました.「ビデオを作る」というのがその課題です.世新大学の学生3-4名と,ドキュメンテーション学科の学生2名がチームを作り,各チームで5-7分程度のビデオを作ります.今回の台湾研修のいろいろな活動の中から,ドキュメンテーション学科の学生がテーマを定めてストーリーを提供し,出演する.世新大学の学生はテクニカルな部分を担当する,というのが,大枠の役割分担です.今日はチーム分けとストーリー作成の議論を行いました.3/1午後の撮影に向けて,必要な作業を話し合った模様です.
 午後は,世新大学のラジオ局,録画スタジオ,図書館を見学しました.AMとFMのラジオ局があり,学生が作成した番組を放送しています.週7日間,朝6時から24時まで毎日 (AMとFMでは異なった番組を) の放送となっています.図書館は6階建ての立派な建物で,さまざまなジャンルの資料が収集され,学生・研究者の利用に供されています.
 見学終了後,Chihfeng P. Lin先生による,Librarianship in Taiwan と題する講義を受講しました.ゆっくりしゃべっていただきましたし,時々筆者 (田辺) が要約を日本語で入れましたので,学生もだいたい理解できたのではないかと思います.最後にレポート課題が出て,みなさんあわてていましたけれども....
 世新大学情報コミュニケーション学科では,平日夜間と土曜日に講義を行うコースもあります.平日昼は仕事をしている学生のためのコースです.18:00 からの夜の部では,このコースの学生たちとの交流という趣旨で,ピザパーティ.その後,筆者による講義を行いました.

 (写真は後でアップロードします.)

ドキュメンテーション学科は,台湾・世新大学の情報コミュニケーション学科と姉妹校協定を結んでいます.この協定に基づいて,「国際インターンシップ」を実施しており,例年,2-3月頃に、鶴見大学の学生が世新大学を訪問しています.(7月頃には,世新大学他の学生が,鶴見大学を訪問します.)

今年も,鶴見大学の学生6名 (1年生5名,2年生1名) が,世新大学を訪問することになり,今日2/22(水)から,3/2(木) までの9日間の日程で,インターンシッププログラムが実施されます.この他,寄付講座の学生1名が参加しています.引率は筆者 (田辺) です.

初日の今日は,10:35 羽田発の飛行機で台北入り,あいにくの雨でしたが,ホテルにチェックイン後,世新大学に向かいました.世新大学では,学科主任の Tao-Ming Chuang 先生と情報コミュニケーション学科の学生が,正門で出迎えてくれました.

講義室に移って,顔合わせと歓迎会となり,ここでは,チアリーダたちのパフォーマンスを披露してもらいました.両方の学生がひとことずつ自己紹介を行いました.ドキュメンテーション学科の参加者たちは,英語または中国語で練習してきた効果が出ていたと思います.

最後はレストランに移動しての歓迎晩餐と,初日から盛りだくさんのスケジュールでした.

(写真は後日アップロードします.)

本日2017年2月20日、現4年生が、貸与パソコン返却のために集まりました。

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本学科では、入学時、学生さんひとりにつき1台ずつ、専用のノートPCを貸与します。学生さんは、その自分専用のPCをフル活用しながら、4年間、専門的に学んでいきます。

1年生の段階では、入力自体に四苦八苦していた学生さんたちも、4年生となり、卒業論文に取り組み始める頃には、PCを相当使いこなせるようになっています。

何か必要が生じると、カバンからサッとPCを取り出し、ヒョイと立ち上げ、スムーズに文章を入力したり、ササッと表計算してみたり、チャカチャカとプログラムを書いてみたりと、そうした姿を目にする度に、この4年間で、こんなに成長したんだな、専門的なスキルを身につけたんだなと、感慨にふけったりすることもしばしばです。

そんなふうにして4年間、まさに「使い倒してきた」と言うのがピッタリの(もちろん個人差もあると思いますが^_^;)自分専用のPCを、卒業前に初期化した上で返却する、というのが今日の作業でした。

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情報学コースの元木先生の説明を聞きながら、PCの状態を確認した上で初期化し、付属品と一緒にカバンに詰めて、最後にはこんなふうに回収されました。

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4年間、大変お世話になりました。

ちなみに初期化中の待機時間で、4年生最後となる集合写真の撮影も行いました。

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正面からの、正式な(?)集合写真は、卒業式の時に配布される学会報(バックナンバーはコチラにあります)の表紙に掲載される予定です。お楽しみに!^^

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