科学の本は好きですか?児童書の売上げでも、科学の本は全体の売り上げのほんの数パーセントだそうです。物語の本とはまったく異なる科学の本の読み方、習ったことありますか?実は科学の本はそのまま読むだけでは知識をなぞるだけに終わってしまい面白くないこともあります。科学の本には科学の本の楽しみかたがあるのです。

 2017年12月20日の「読書と豊かな人間性」(ドキュメンテーション学科開講・学校図書館司書教諭資格科目)では、「理科読」(科学の本の読み聞かせと科学遊びを組み合わせて、科学の本を楽しみながらより深く理解するためのアプローチ)を体験しました。

 ゲストティーチャーとして出前授業をしてくださったのは、NPO法人ガリレオ工房の土井美香子さん。「理科読」を広めようと全国各地の学校や図書館を飛びまわり実践を重ねていらっしゃいます。

 本日のテーマは「水」。空気と同じように我々人類にはなくてはならない存在ですが、身近にあって気付かない水の不思議や特性に、教室でもできる簡単な遊びで迫ります。

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普通の教室や図書館でも実施可能な科学遊びを通して不思議の世界に迫ります!

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バラの花びらや、新聞紙、折り紙、ガムテープ、クッキングシート、クリアファイル、ガラスプレートなど、異なる素材の上に水滴を落としたらどうなるでしょうか?

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実験の後は、水に関する絵本の読み聞かせです。小学校低学年向けの絵本にしておくのはもったいないような、奥深い科学の情報が詰まっていました。目の前で起こった科学の現象を、ことばで確認することで、知識として定着することをねらいとしています。

2018年度からはドキュメンテーション学科専門科目「児童サービス論」(司書資格科目)で実施予定です。どうぞお楽しみに!(ドキュメンテーション学科・教授・河西由美子)

参考文献:

滝川洋二編「理科読をはじめよう 子どものふしぎ心を育てる12のカギ」岩波書店 2010年

アンヌ・クロザ さく/こだま しおり やく「みずたまのたび」西村書店 2015年