新しい学習指導要領では、高等学校において「総合的な探究」の授業が始まります。今年度から開講した学校司書養成プログラム対象科目「学校教育概論」(専門科目名「情報サービス各論Ⅱ」)では、司書教諭課程受講者2名、司書課程受講者5名が在籍することから、大学図書館の所蔵資料を活用しつつ高校生を対象とした授業を行うという設定で、2つの模擬授業を企画・実践しました。テーマは「情報」と「国際理解」です。

 12月24日午前、大学図書館2階の学修支援スペースにおいて「国際理解(非言語コミュニケーション)」の模擬授業を実施しました。神奈川県立高校の学校司書さん2名、横浜市立中学校の学校司書さん1名がご参加くださり、グループに分かれて「シンボル」、「ジェスチャー」、「マナー」について図書資料と学生手作りのワークシートを使った調べ学習を行いました。

 用意されたチャートにすべての回答を記入すると、フランス、イスラム圏、アメリカなどの国別の文化の特徴に分かれるなど工夫の見られた授業案でしたが、学校司書の皆さんからは、「テーマごとの資料のほかに辞書・事典類も必ず備えておくとよい」、「授業時間が限られている中で、いかに効率的に資料に導くかが司書の腕の見せ所」と言った的確なご指摘をいただきました。学校図書館の現場で働くプロの方々の視点が加わることでとても充実した体験となりました。お忙しい中ご参加くださった司書の皆様、ありがとうございました。

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現役の学校司書さんたちもワークに参加してくださいました!ありがとうございました!

(文責: 河西由美子)

国際インターンシップの公式プログラム最終日である今日は,インターン生によるプレゼンテーションが行われました.今回のインターンシップで経験したこと,学んだことを話してもらう,という企画です.

合同授業のこと,見学に行った博物館や図書館のこと,休日や放課後の観光など,さまざまな内容が報告されました.

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プレゼン終了後,角田学科主任より,インターン一人一人に修了証が手渡されました.

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まだ土曜日のオプショナルプログラムが残っていますが,今年度の公式のプログラムはこれで終了です.インターン生には良い思いでになったと思います.交流に参加した鶴見大学の学生には,貴重な経験になったのではないでしょうか.

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実質プログラムとしては4日目の今日は,3年生の講義「ドキュメント処理各論II」の合同授業からスタートしました.この授業では,この数週間,5つのグループに分かれてテーマを決めて図書館において図書の展示を行ってきました.今日はドキュメンテーション学科の学生がその内容を英語でプレゼンしました.

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続いてインターンの学生が自分の大学について紹介をしました.

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最後にグループに分かれてディスカッションです.大いに盛り上がっているグループもありました.

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午後は,カップラーメン博物館の見学に行きました.この見学は国際交流センターのご厚意により組まれたプログラムです.

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解散後はみなとみらいの夜を楽しんだようです.

今週の国際インターンシップは今日7/3が中日になりますが,一番たくさんプログラムが組まれている日でした.

午前中は,伊倉先生と加藤先生による,書誌学に関する特別講義が行われました.書籍の形状に関する講義の後,実際にドキュメンテーション学科が所有している古典籍で,講義で示された形状の実際を見学してもらいました.

Dsc04657午後は,国立国会図書館を見学しました.国会図書館の方に,英語によるツアーをガイドしていただきました.

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見学後,鶴見大学に戻ってきて,研究発表を行いました.インターン14名の中に大学院生が4名いますので,これらの学生に自分の研究について,10分程度のプレゼンをしてもらいました.ドキュメンテーション専攻の大学院生 (前期課程の3名) も,それぞれ,自分の研究計画や卒業論文の内容についてプレゼンを行いました.

終了後は,ドキュメンテーション学科の学生も交え,ゲストハウス近くのファミリーレストランで食事会を行いました.

メインプログラムの2日目である7月2日(火)の午前中は,図書館での実習が行われました.図書館の中の案内,貴重書の見学等の後,相互貸借や貸出業務の実際を行ってみるというプログラムです.

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お忙しい中,実習の企画・実施をしてくださいました図書館の皆様,また,通訳をしてくださいました国際交流センターの皆様に感謝いたします.(また来年度もよろしくお願いします.)

午後は情報学に関する特別講義を受けてもらった後,東芝未来科学館に見学に出かけました.

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国際インターンシップは,今日から本格的に始まります.

午前中は,オリエンテーションに引き続いて国際交流の歴史や公共図書館についての講義が行われました.

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午後は,まず,2年生の「情報基礎演習II」と1年生の「情報機器教育論」での合同授業を行いました.鶴見大学の学生とインターン生がグループを作って,ディスカッションを行いました.

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今年も,ドキュメンテーション学科では国際インターンシップを実施します.

今年度の参加は,台湾・世新大学から学部生8名,台湾・国立中興大学から大学院生3名,中国・北京大学から学部生2名,大学院生1名で,合計14名です.

今日6月28日には,歓迎会が行われました.

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おひさしぶりです。情報学コース pc の元木です。

ここ何年かの新入生の皆さんと話をしていると、昔と比べて、パソコンよりもスマートフォンの方が身近にある傾向が強まっているようです。

総務省の平成29年度情報通信白書(「第1部特集データ主導経済と社会変革」「第1節スマートフォン社会の到来」「(1)パソコンからの主役交代」)のタイトルにあるように、スマートフォンに主役が代わりつつあることが示唆されています。

http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h29/html/nc111210.html

ですが、司書 book も当然として、お仕事でコンピュータを使用する機会が無くなることは、まだまだ遠いと思います。

ドキュメンテーション学科に入学した皆さんには、各自にノートパソコン pc が1台ずつ貸与されます。

コンピュータを使用するには、タイピングが出来る必要があります。上で書いたように、世の中には様々なコンピュータが存在していて、スマートフォンもコンピュータの仲間です。しかし、キーボードによる入力は、まだまだ必須の能力の一つです。

という訳で、ドキュメンテーション学科では、10分間で和文を400字入力できることを最低ラインとしてタイピング【も】頑張っていただいています。

そうは言っても、苦手な学生の皆さんもいます。そこで、パソコンの補習を実施しています。

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入力方法の基礎として、ホームポジションの再確認や、ローマ字入力の再確認(a, i, u, e, oが大事!)、入力する時に使用するソフトウェアの設定方法(フォントの種類、大きさ、改行の位置、入力ウィンドウの位置等)といった細かいことも改めて、確認します。

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学期末に向けて、どんどん練習しましょう!

タイピングは、練習の積み重ねが必要です。

科学の本は好きですか?児童書の売上げでも、科学の本は全体の売り上げのほんの数パーセントだそうです。物語の本とはまったく異なる科学の本の読み方、習ったことありますか?実は科学の本はそのまま読むだけでは知識をなぞるだけに終わってしまい面白くないこともあります。科学の本には科学の本の楽しみかたがあるのです。

 2017年12月20日の「読書と豊かな人間性」(ドキュメンテーション学科開講・学校図書館司書教諭資格科目)では、「理科読」(科学の本の読み聞かせと科学遊びを組み合わせて、科学の本を楽しみながらより深く理解するためのアプローチ)を体験しました。

 ゲストティーチャーとして出前授業をしてくださったのは、NPO法人ガリレオ工房の土井美香子さん。「理科読」を広めようと全国各地の学校や図書館を飛びまわり実践を重ねていらっしゃいます。

 本日のテーマは「水」。空気と同じように我々人類にはなくてはならない存在ですが、身近にあって気付かない水の不思議や特性に、教室でもできる簡単な遊びで迫ります。

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普通の教室や図書館でも実施可能な科学遊びを通して不思議の世界に迫ります!

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バラの花びらや、新聞紙、折り紙、ガムテープ、クッキングシート、クリアファイル、ガラスプレートなど、異なる素材の上に水滴を落としたらどうなるでしょうか?

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実験の後は、水に関する絵本の読み聞かせです。小学校低学年向けの絵本にしておくのはもったいないような、奥深い科学の情報が詰まっていました。目の前で起こった科学の現象を、ことばで確認することで、知識として定着することをねらいとしています。

2018年度からはドキュメンテーション学科専門科目「児童サービス論」(司書資格科目)で実施予定です。どうぞお楽しみに!(ドキュメンテーション学科・教授・河西由美子)

参考文献:

滝川洋二編「理科読をはじめよう 子どものふしぎ心を育てる12のカギ」岩波書店 2010年

アンヌ・クロザ さく/こだま しおり やく「みずたまのたび」西村書店 2015年

2017年1月19日(木)~25日(水)までの1週間、本学図書館で、次の展示が行われています。

(残り日数わずかとなってしまいました…ご案内が遅れて申し訳ありません!)

  第64回 鶴見大学図書館 貴重書ミニ展示

  「日本の夜明け 貴重書・准貴重書からみる明治」

      学生たちによる展示 8

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これは、本学科・書誌学コースの後期開講科目「書誌学特別演習」の一環として企画された展示です。

担当教員は、西洋古典籍に関する書誌学がご専門の、池田早苗先生です。「書誌学特殊講義」などにもご出講いただいています。

毎年度、授業のテーマに沿った展示を開催して下さっています。本年度も同様に、授業の成果として、このような展示を実施して下さいました。

(なお、大学図書館のブログ記事の方も、ぜひご覧下さい)

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本学図書館が収蔵している「貴重書・准貴重書を閲覧し観察する機会を得て、自分たちの前を歩んだ、日本の明治という社会とのコミュニケーションを図」る(展示解題中の、池田先生による緒言)という目的のもと、展示タイトルから選書、調査、解題の執筆、展示作業などすべてに関して、受講生が行っていきました。

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池田先生のご指導の賜物であり、受講生の皆さんの努力の、まさに結実であると言えますね。

大きく変化していった時代の書物を、実地に調査し、展示していくというその過程で、受講生の皆さんは、どのようなことを感じ、考え、学んだでしょうか。

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21世紀の「忙しくせわしな」い日常から「1歩離れて、日本の明治期という時代に脚を置き、様々な方位から見てみよう」という、池田先生の狙いを深く理解し、受講生の皆さんそれぞれに、何かしら得るところがあったならば、と思っています。

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