2013年6月17日に、中国の広東省広州において、国立中山大学资讯管理学院(情報管理学部)(School of Information Management, Sun Yat-sen University)と鶴見大学文学部ドキュメンテーション学科(Department of Library, Archival and Information Studies, School of Literature, Tsurumi University) との間で国際交流協定が締結されました。
本協定のもとで、今後、国立中山大学と鶴見大学との間での学生と教員の交流が進展することが期待されます。さっそく、6月18日と19日には、長塚教授による国立中山大学资讯管理学院(情報管理学部)の学生・大学院生への授業が行われました。
(国立中山大学资讯管理学院(情報管理学部)がある新キャンパス(東キャンパス)図書館正面)
国立中山大学は広東省広州にあり、辛亥革命の中心になった孫文を記念し、孫文の号である「中山」を大学名に関した大学で、政府から重点校に指定される名門校です。大学の規模も4つの大きなキャンパスから構成され、学部学生3万名余、大学院生2万名余、成人学生やネットワーク学生を合わせ、学生総数8万名余、教職員数1万3千名余の大規模校です。
(国立中山大学本部キャンパスにおいて、孫文の像の前で、左から程焕文図書館長(前学部長・教授)、長塚教授、潘燕桃教授)
長塚教授による講義は、専門科目の授業の一環として、6月18日と19日にそれぞれ2コマ(1コマ45分)分で各2時間の授業として、英語で行われました。18日の講義では、曹树金学部長による紹介と今回の授業の説明の後、長塚教授から、鶴見大学とドキュメンテーション学科の紹介と今回の国際交流協定に基づいて相互の学生の交流が進むことが期待できることが述べられた後、「日本でラーニングコモンズの現状と鶴見大学図書館でのラーニングコモンズの一部である学習アドバイザーの活動」について紹介されました。講義は、今後の課題を共に考えるよう学生への質問などを交えながら進められました。出席した学生からの質問も多く、授業に積極的に参加していました。特に、「ラーニングコモンズ」など、今後の図書館活動には高い関心があり、熱心に質問していました。授業に出席していた韦景竹副教授(学部長補佐)からも、質問が出されました。
6月19日の授業では、「パソコンでのノートテイキング共有管理システムの活用 」について紹介されました。講義は、今後の課題を共に考えるよう学生への質問などを交えながら進められました。出席した学生は、質問も多く、授業に積極的に参加していました。なお、国立中山大学では、授業は1コマ45分で、朝8時から夜9時過ぎまで、昼休みの間も含めて、授業時間として設定されているそうです。
国立中山大学资讯管理学院(情報管理学部)は、広州市を二つに分ける珠江の中州の島に10年ほど前に創設された10以上の大学が集まる新しい大学町にあります。新キャンパス(東キャンパス)の研究・教室棟は、モダンで落ち着いた建物でした。情報管理学部は、学部学生が1,000名で、大学院生が100名ほどとのことでした。
国立中山大学新キャンパス(東キャンパス)図書館は、中国のベスト図書館として表彰されたそうです。下の写真にもありますが、大変大きな建物です。多くの学生が、図書館の様々な場所で、勉学に励んでいるのが印象的でした。卒業式の時期なので、図書館の正面階段で多くの学生が卒業記念の写真撮影をしていました。
(国立中山大学新キャンパス(東キャンパス)図書館の正面階段で卒業記念の写真撮影をする学生)
(国立中山大学新キャンパス(東キャンパス)図書館前の広場の前面にある正面ゲートで卒業記念の写真撮影をする学生)
(国立中山大学本部キャンパス図書館の前で、左から陈定权副教授、程焕文図書館長(前学部長・教授)、長塚教授、潘燕桃教授)
今後、国立中山大学资讯管理学院(情報管理学部)と鶴見大学ドキュメンテーション学科との学生や教員相互の交流の進展が期待されます。
6月23日(日) 13:00~16:00 ※15:30受付終了
高校1・2・3年生と、保護者の方を対象としたオープンキャンパスを開催します。ドキュメンテーション学科のまなびの内容を詳しく紹介しますので、関心をお持ちの方はぜひ参加ください。
本学科の内容を詳しくお知りになりたい方は、ドキュメンテーション学科紹介ビデオをご覧ください。
日時:2013/06/21 17:44ドキュメンテーション学科について鶴見大学