「総合的な探究」模擬授業を行いました
2019/12/24
新しい学習指導要領では、高等学校において「総合的な探究」の授業が始まります。今年度から開講した学校司書養成プログラム対象科目「学校教育概論」(専門科目名「情報サービス各論Ⅱ」)では、司書教諭課程受講者2名、司書課程受講者5名が在籍することから、大学図書館の所蔵資料を活用しつつ高校生を対象とした授業を行うという設定で、2つの模擬授業を企画・実践しました。テーマは「情報」と「国際理解」です。
12月24日午前、大学図書館2階の学修支援スペースにおいて「国際理解(非言語コミュニケーション)」の模擬授業を実施しました。神奈川県立高校の学校司書さん2名、横浜市立中学校の学校司書さん1名がご参加くださり、グループに分かれて「シンボル」、「ジェスチャー」、「マナー」について図書資料と学生手作りのワークシートを使った調べ学習を行いました。
用意されたチャートにすべての回答を記入すると、フランス、イスラム圏、アメリカなどの国別の文化の特徴に分かれるなど工夫の見られた授業案でしたが、学校司書の皆さんからは、「テーマごとの資料のほかに辞書・事典類も必ず備えておくとよい」、「授業時間が限られている中で、いかに効率的に資料に導くかが司書の腕の見せ所」と言った的確なご指摘をいただきました。学校図書館の現場で働くプロの方々の視点が加わることでとても充実した体験となりました。お忙しい中ご参加くださった司書の皆様、ありがとうございました。
現役の学校司書さんたちもワークに参加してくださいました!ありがとうございました!
(文責: 河西由美子)