[PJ-A/情バリ]「視覚障害を理解する!」講演会+視覚障害疑似体験@紫雲祭2016
2016/11/23
みんなのパソコンの活かし方を考え続けている情バリ&コンピュータ部 顧問で、ドキュメンテーション学科 情報学コースの元木です。
--【2016/11/25追記 - ここから】--
ご講演いただいた吉野由美子氏のブログ記事で、今回のご講演資料が公開された件と、本ブログ記事をご紹介いただいた旨、ご連絡いただきました。 ご紹介・ご連絡、ありがとうございました。
--【2016/11/25追記 - ここまで】--
朝、たまに、大学近くのコンビニ で中華まんを買って、授業前の時間に、ちょっとだけほっこりしています だんだん、寒くなってきていますが、受験生・高校生の皆さんは、いかがお過ごしでしょうか。 風邪やインフルエンザが流行っていますので、お気を付け下さい
さて、今回も紫雲祭(鶴見大学の学園祭)関連の話です。 今年の情バリのテーマは「視覚障害を理解する!」でした。
以前のブログ記事「[PJ-A/情バリ] 弱視者向け書架表示バージョンアップ作業!」の中で、お知らせしましたが、視覚障害リハビリテーション協会の会長である吉野由美子氏から、
「ロービジョンと肢体不自由の重複障害を持って生きる ―視覚障害者の多様性を理解しよう―」
というタイトルで、ご講演いただきました。
情バリの学生諸君は当然ながら、一般参加者の大人や小中学生の皆さんも、吉野さんのお話に聞き入っています。 形式ばった話だけでなく、笑い もたっぷりある、とても分かり易いお話でした。
特に印象的だったのは、
「白杖を持っている人」が、必ず「全盲(全く見えない方)」という訳ではない
というお話でした。 知人の例を引用されていました。 白杖を持った視野狭窄の方が、電車で席を譲っていただいてから、活字の本を読み始めたところ、視覚障害を装っているのではないか?という主旨の発言を受けた、というお話でした。 ロー・ビジョンの方々の見え方は本当に様々である、という理解が進むことを願ってやみません。
続いて、午後からは、川崎市視覚障害者情報文化センター(旧・川崎市盲人図書館)で、視覚障害者の方々の歩行訓練をサポートしてらっしゃる中村透氏からご講演と、視覚障害者誘導の疑似体験のご指導をいただきました。
ペアになって、アイマスクをした相手を誘導します。 ドキュメンテーション学科 1年生のBさんが、アイマスクをした同級生のHさんの誘導を頑張っています。 ドアのところ、難しかった?
川崎市視覚障害者情報文化センター(旧・川崎市盲人図書館)から、見えない人・見えにくい人が使って便利なグッズを、ご持参・展示させていただきました。 晴眼者にとっても便利な道具が並んでいて、みんなでじっくり眺めさせていただきました。
最後は、恒例の集合写真をぱしゃっ!
これからも、どうぞ宜しくお願いします。
来年の6月9日(金)~11日(日)には、第26回視覚障害リハビリテーション研究発表大会 in 川崎・鶴見が、川崎市視覚障害者情報文化センター(旧・川崎市盲人図書館)(6月9日)と鶴見大学(6月10日と11日)で開催されます。 情バリの皆さんは、視覚障害のある参加者の皆さんの誘導でも、サポート活動を頑張りましょう!
この活動は、平成28年度鶴見大学(第一期)学長裁量経費による事業の一部です。
ところで、【鶴見大学入試課公式】受験生応援ブログの記事「『冬のキャンパス見学会』を開催します!」でも、ご紹介していますが、12月17日(土)「13:30~」と「14:00~」、鶴見大学で冬のキャンパス見学会を実施します。 キャンパスツアーのあと、入試相談コーナーもありますので、どうぞいらして下さいね。 お待ちしてます。