2023年6月2日、歯塚供養が行われました。

毎年、6月4日から10日は「歯と口の健康週間」なのですが、この際に、治療などで抜歯した歯を供養する行事です。

横浜が近代歯科医療発祥の地であること、また曹洞宗の開祖である道元禅師様(1200-1253)が「正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)」という本の中で歯磨きの大切さについて記してあることから、神奈川県歯科医師会の創立40周年記念であった1965年に總持寺の境内内に建立されました。

今年は、本学記念館記念講堂で開催され、歯学部と歯科衛生科の学生が参加しました。

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導師様を務められた中根正賢(なかねしょうけん)学長が入場されました。

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法要では、参加した学生たちも手を合わせます。

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続いてお焼香が行われました。

本学の副学長の早川先生と加川先生です。4

歯学部学部長の大久保先生と短期大学部長の小澤先生です。小澤先生は歯科衛生科の教授と兼任です。 

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歯科衛生科長の小林先生です。6

ご焼香の順番を待っています。7

当科の学生も祭壇の前まで来ました。8

ご焼香いたしました。

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導師を務められた学長からお話がありました。 

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このような法要に参加して、改めて歯と健康の大切さ、さらに口の健康が全身の健康にも関係することに思いを馳せることができました。

 

 

諸堂拝観の後は、三松閣の地下で点心(てんじん;お昼ごはん)を頂きました。

禅宗のお寺で頂くお食事なので、肉食(にくじき)は禁止されています。右上のお皿は鶏肉の唐揚げのように見えますし、お味も食感も唐揚げそのものでしたが、実は大豆が原料だそうです。

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こちらはお箸が入っている箸袋の表と裏です。

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曹洞宗では、食事も修行の1つと考えられており、五観の偈(ごかんのげ)が記されてあります。元々、唐代の南山律宗の僧、道宣が著した『四分律行事鈔』中の観文を、宋代に黄庭堅が僧俗のため訳したもので、それを道元禅師様が著作『赴粥飯法(ふしゅくはんぽう)』に記されました。

一には功の多少を計(はか)り、彼(か)の来処(らいしよ)を量(はか)る。

二には 己(おの)が徳行(とくぎよう)の、全缺(ぜんけつ)を忖(はか)って供(く)に応ず。

三には心を防ぎ過(とが)を離るることは、貪等(とんとう)を宗(しゆう)とす。

四には将に良薬(りようやく)を事とするは、形枯(ぎようこ)を療(りよう)ぜんが為(ため)なり。

五には成道(じようどう)のための故(ゆえ)に、今この食(じき)を受く。

 

お食事の前には、みんなで唱和してからいただきました。修行なので「黙食(もくしょく)」が原則ですが、お食事がおいしくて、ついつい隣の人と話をしてしまいたくなりました。

 

ご本山の様子を伺ったり、修行僧の雲水の皆様とお話したりする機会を得て、曹洞宗や禅の考え方に触れる貴重な経験が出来ました。またお箸と箸袋はお土産として頂き、参禅会の素敵な記念になりました。

今回のご本山をはじめ、参禅会の実施に当たってご尽力いただいたスタッフの皆様に深く感謝申し上げます。

参禅会関連記事の第2弾です。

總持寺境内の諸堂拝観は、少人数のグループ毎に雲水(うんすい:修行僧)の皆さんが引率してくださいました。皆さんとても博学でいらっしゃり、さらに親切に色々と教えてくださって、とても勉強になりました。また曹洞宗や總持寺に対しても理解が深まり、とても有意義なものとなりました。

 

お寺の中の一部をご紹介します。

大祖堂の地下には、このようにとても大きな木魚と鏧子(けいす)が飾ってありました。とても由緒があるものだそうです。

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大祖堂から紫雲臺(しうんたい)へ移動しました。

こちらは曹洞宗の太祖常済大師でいらっしゃる瑩山禅師様の姿絵です。

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こちらの反対側は、「狩野探令(かのうたんれい)」が描いた龍の襖絵です。

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こちらには、日清戦争・日露戦争で活躍した東郷平八郎元帥が書いた「紫雲臺」の書です。

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こちらは、お向かいのお部屋です。

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總持寺の庭園です。

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見学の後は、点心(てんじん:お昼ごはんのこと)を頂きました。

続きます。

本学は曹洞宗大本山總持寺によって設立された大学です。

そのため、曹洞宗の教えを学ぶ機会が折に触れてありますが、参禅会はその中でもとても重要なものです。

 

集合場所は三松閣の大講堂でした。

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大講堂からの眺めです。天気がよく、心地よい風が吹いていていました。

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拝登諷経(はいとうふぎん)(開講式)のために、大祖堂(だいそどう)へ移動しました。

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ご本山の導師様からご挨拶がありました。

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次に学長挨拶がありました。

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導師様の法話を伺いました。7

そのあと、導師様にご指導いただきながら、坐禅を行いました。

こちらは「坐布(ざふ)」の準備をしていらっしゃる、本学仏教文化研究所の宮崎先生です。

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坐禅を行っている様子です。9

その後は総持寺内の見学をいたしました。

次の記事へ続きます。

2022年6月3日、歯塚供養が行われました。

歯塚は、横浜が近代歯科医療発祥の地であること、また曹洞宗の開祖である道元禅師様(1200-1253)が「正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)」という本の中で歯磨きの大切さについて記してあることから、神奈川県歯科医師会の創立40周年記念であった1965年に總持寺の境内内に建立されました。

毎年、6月4日から10日の「歯と口の健康週間」の期間に、治療などで抜歯した歯を供養するために、「歯塚供養」を行っています。

これから法要が始まります。

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神奈川県歯科医師会から抜去歯牙が奉納されました。

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中根正賢(なかねしょうけん)学長が導師を務められました。3

法要場所に向かっていらっしゃいます。

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ご法要の様子です。

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歯科衛生科長の小林一行先生、続いて本学の学生が焼香しました。

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学長先生がお話をされました。

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このような法要に参加して、改めて歯と健康の大切さ、さらに口の健康が全身の健康にも関係することに思いを馳せることができました。