歯科衛生士養成校において3年以上の課程を履修すると「歯科衛生士国家試験受験資格」を得ることが出来て、国家試験を受けることが可能になります。

2024年度から新しく勤務を開始する歯科衛生士の皆さんが受験した第33回の歯科衛生士国家試験当日の様子をお伝えしますね。

 

本学は関東ブロックに該当するので、東京都千代田区にある大妻女子大学が会場でした。

 

会場の入り口です。 

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開場は7時半で、8時半までに入場する必要があります。

そのあと、午前2時間半、午後2時間半、合計5時間の試験時間です。

 

応援に行った専任教員の先生たちです。

左から、白川哲先生、小林一行先生、藤原久子先生、小澤晶子先生です。

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諸堂拝観の後は、三松閣の地下で点心(てんじん;お昼ごはん)を頂きました。

禅宗のお寺で頂くお食事なので、肉食(にくじき)は禁止されています。右上のお皿は鶏肉の唐揚げのように見えますし、お味も食感も唐揚げそのものでしたが、実は大豆が原料だそうです。

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こちらはお箸が入っている箸袋の表と裏です。

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曹洞宗では、食事も修行の1つと考えられており、五観の偈(ごかんのげ)が記されてあります。元々、唐代の南山律宗の僧、道宣が著した『四分律行事鈔』中の観文を、宋代に黄庭堅が僧俗のため訳したもので、それを道元禅師様が著作『赴粥飯法(ふしゅくはんぽう)』に記されました。

一には功の多少を計(はか)り、彼(か)の来処(らいしよ)を量(はか)る。

二には 己(おの)が徳行(とくぎよう)の、全缺(ぜんけつ)を忖(はか)って供(く)に応ず。

三には心を防ぎ過(とが)を離るることは、貪等(とんとう)を宗(しゆう)とす。

四には将に良薬(りようやく)を事とするは、形枯(ぎようこ)を療(りよう)ぜんが為(ため)なり。

五には成道(じようどう)のための故(ゆえ)に、今この食(じき)を受く。

 

お食事の前には、みんなで唱和してからいただきました。修行なので「黙食(もくしょく)」が原則ですが、お食事がおいしくて、ついつい隣の人と話をしてしまいたくなりました。

 

ご本山の様子を伺ったり、修行僧の雲水の皆様とお話したりする機会を得て、曹洞宗や禅の考え方に触れる貴重な経験が出来ました。またお箸と箸袋はお土産として頂き、参禅会の素敵な記念になりました。

今回のご本山をはじめ、参禅会の実施に当たってご尽力いただいたスタッフの皆様に深く感謝申し上げます。

参禅会関連記事の第2弾です。

總持寺境内の諸堂拝観は、少人数のグループ毎に雲水(うんすい:修行僧)の皆さんが引率してくださいました。皆さんとても博学でいらっしゃり、さらに親切に色々と教えてくださって、とても勉強になりました。また曹洞宗や總持寺に対しても理解が深まり、とても有意義なものとなりました。

 

お寺の中の一部をご紹介します。

大祖堂の地下には、このようにとても大きな木魚と鏧子(けいす)が飾ってありました。とても由緒があるものだそうです。

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大祖堂から紫雲臺(しうんたい)へ移動しました。

こちらは曹洞宗の太祖常済大師でいらっしゃる瑩山禅師様の姿絵です。

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こちらの反対側は、「狩野探令(かのうたんれい)」が描いた龍の襖絵です。

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こちらには、日清戦争・日露戦争で活躍した東郷平八郎元帥が書いた「紫雲臺」の書です。

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こちらは、お向かいのお部屋です。

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總持寺の庭園です。

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見学の後は、点心(てんじん:お昼ごはんのこと)を頂きました。

続きます。

令和5年4月5日、入学式が行われました。

今年は久しぶりに、新入生や保護者の皆さんにご参列いただく入学式を行うことが出来ました。また、式場にはお越しになれない皆様のために、You tubeのリアルタイム配信も行いました。

入学式は本学の体育館で行われました。1

いただいた祝電です。

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開会の辞、献香、三帰依(さんきえ:仏・法・僧の三宝を拠り所にすること)の歌、君が代斉唱に続いて、早川徹(はやかわとおる)副学長から学事報告がありました。歯科衛生科は134名が入学しました。

中根正賢(なかねしょうけん)学長からの聖典授与がありました。

次に、歯学科の新入生とともに、当科の学生が総持学園の渡辺啓司理事長から大本山総持寺記念品を授与していただきました。

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中根正賢学長の式辞はこちらからご覧になれます→

大本山總持寺貫首・学校法人総持学園主の石附周行(いしづきしゅうこう)大禅師猊下(だいぜんじげいか)から御垂示(すいじ)がありました。

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在学生代表の歓迎のことばに続いて、新入生代表の英語英米文学科の新入生から学長へ向けて誓いのことばがありました。

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皆様、入学おめでとうございます。

本学は、隣接する鶴見大学と連携があるのですが、韓国から歯学部に留学している3年生との交流会が行われました。

 

会場の様子です。

記念館の会議室で行われたのですが、折角の交流会なので、楽しそうな雰囲気に飾り付けしました。本当はお茶会形式にしたかったのですが、感染予防のため、お菓子のお土産に変更しました。

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本学歯学部の教授で国際交流センター長でもある山越先生からご挨拶がありました。

2その後は、歯科衛生科の藤原先生から、本学の今までの国際交流、海外の姉妹大学との提携、近隣諸外国との関わりについてお話がありました。

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韓流ドラマ、華流ドラマ、韓国料理、韓流アイドル(BLACKPINK)、K-POPの話だけでなく、英検やワーキングホリデー、外国で歯科衛生士として働く可能性などについても話が拡がりました。

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折角なので、いろんなお話をお伺いしたいということで、、、

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日本へ留学した経緯や、韓国のことなど、色々なお話を伺いました。

韓国の若い世代では「ゼロ糖質」が流行っていて、お酒も糖質ゼロのものが好まれているそうです。

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また、今は歯学部に何人か留学生の人が在学しているそうですが、皆さん日本のアニメに興味があるそうです。鬼滅の刃やONEPIECE、呪術廻戦などが人気なのだそう。
8コロナが落ち着いたら、また本学の国際交流が復活できそうで、これからの企画案についてもお話がありました。

これからも楽しみです。

 

2022年6月3日、歯塚供養が行われました。

歯塚は、横浜が近代歯科医療発祥の地であること、また曹洞宗の開祖である道元禅師様(1200-1253)が「正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)」という本の中で歯磨きの大切さについて記してあることから、神奈川県歯科医師会の創立40周年記念であった1965年に總持寺の境内内に建立されました。

毎年、6月4日から10日の「歯と口の健康週間」の期間に、治療などで抜歯した歯を供養するために、「歯塚供養」を行っています。

これから法要が始まります。

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神奈川県歯科医師会から抜去歯牙が奉納されました。

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中根正賢(なかねしょうけん)学長が導師を務められました。3

法要場所に向かっていらっしゃいます。

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ご法要の様子です。

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歯科衛生科長の小林一行先生、続いて本学の学生が焼香しました。

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学長先生がお話をされました。

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このような法要に参加して、改めて歯と健康の大切さ、さらに口の健康が全身の健康にも関係することに思いを馳せることができました。

先日、2022年3月6日の日曜日に、第31回歯科衛生士国家試験が行われました。

毎年7,000人以上の受験者がいるので、全国各地の会場に分かれて受験します。

関東地方の会場は、大妻女子大学でした。1

試験当日は晴天でした。

 

「第31回歯科衛生士国家試験会場」の看板がありました。

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会場の入り口です。

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入口には体温確認用のモニターも設置されていました。

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合格発表は3月25日(金)です。