昨年2019年12月14日に、第43回保健学会が開催されました。

鶴見大学短期大学部では、毎年学内学会である「保健学会」を開催しています。

外部講師の先生に最新の話題について特別講演をしていただいたり、教員の奨励研究や学生の卒業研究などの発表を行ったりしています。第1回目は1977年に開催され、今年でもう43回目となりました。

今回の特別講演では、在宅医療の最先端で活躍されている医療法人社団悠翔会の理事長でいらっしゃる佐々木淳先生をお招きして、「超高齢社会における地域医療のかたち ―在宅医療の現場から考える医科歯科連携―」というタイトルでご講演いただきました。

超高齢者社会」の日本において、健康寿命という考え方はとても大切なものです。元気でいるためには毎日の食事がとても大切で、栄養摂取にはいくつかの指標があります。しかし、必要なカロリーやタンパク量、ビタミン量、さらにBMIや筋肉量については、健康な人と高齢者では基準が違うこと、また、摂取栄養量と病気、健康寿命には関連があること、そして入院した後の介護認定度の変化の実際などについて、最新のデータや諸外国の様子などを見せていただきながら、とても分かりやすくご講演いただきました。

いくつになっても食べる楽しみは尽きないものですが、そのためには口が適切に機能することが大切なのはいうまではありません。歯科衛生士はそのために重大な責務があること、そして在宅医療の現場においても、医科と歯科が密接な連携をとる重要性があること、更に歯科衛生士の活躍の場は在宅医療にまで広がっていることを改めて実感しました。

素晴らしいご講演をしていただいた佐々木先生に、この場でも改めてお礼申し上げます。

医療法人社団悠翔会のホームページはこちらです。

https://www.yushoukai.org/ 

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佐々木先生のご講演の様子です。

本当に素晴らしいお話で、学生たちも引き込まれて

熱心に聴いていました。

毎年、歯科衛生士国家試験は3月初旬に行われますが、鶴見大学短期大学部歯科衛生科では国家試験対策として、「グループ学習」を行っています。

1学年150人の学生を10のグループに分けて、1つのグループあたり専任教員1人+実習助手1人以上が担当になり、みんなで勉強しています。

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勉強していると、どうしても分かりづらいところや、疑問点が湧いてきますから、気軽に教員に質問できるシステムがあると、安心して勉強できます。

また頑張っているクラスメイトの姿を見ると、「自分も頑張らなくちゃ!」という気持ちになって、お互い切磋琢磨しあえるのもいいところです。

もちろん、グループではなく、1人で勉強したい気分の時もあります。

そういう時には、図書館へGo!

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このようにブースで区切られているので、周りのことを気にすることなく、勉強に専念することができます。もちろん、参考書や資料もバッチリそろっていますし、質問したい時にはすぐに先生のところに行けば大丈夫!

 

今年の国家試験は、2020年3月1日(日)に行われます。

国家試験まであともう少し!

皆さん、体調に気を付けて頑張ってくださいね♡

2020年も早くも1か月が経過しました。

鶴見大学短期大学部歯科衛生科では、今年から学生生活の日常や年間行事など様々な様子をブログで発信することにしました。

在学生や教職員、イメージキャラクターの「つるみん」や「つるたん」も登場します。

楽しんでくださいね。

どうぞよろしくお願いいたします。

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