少し前の記事で、「臨地実習」という、小学校や幼稚園、保育園、高齢者施設、障がい者施設などに出向き、歯みがき指導を行う実習についてご紹介しました。幼稚園や保育園では、園児の皆さんに寝かせ磨きを行うことがありますので、その練習の様子をお伝えしますね。

 

学生同士2人1組のペアになって、シートの上で寝かせ磨きを行います。

1

歯科衛生科に入学してから2年目なので、自分の歯磨きは相当なレベルに上達しましたが、他の人の歯磨きをする機会はあまりないので、少々戸惑いながら練習しました。

2

前歯のところでも、歯ブラシを当てる向きや力加減によっては、痛かったり、逆に汚れが取れなかったりするので、先生に確認していただきながら練習します。

 

Photo3

奥歯を磨く時には、ついついのぞき込んでしまうので、先生から自分の頭でライトを隠さないように指導されたりします。

 

練習を重ねていくことで、寝かせ磨きも自信をもってできるようになるので、これからも続けていきます!

歯科衛生士の3大業務のうちの「歯科診療補助論」の実習でも様々ことを学びます。今回はラバーダム防湿法の実習についてご紹介します。

根管治療(歯の神経を取ったあとの治療)などの治療をする歯を口の中の唾液や細菌から遮断するためにゴムのシートで覆う処置です。

 

処置に使用する器材はこちら。

歯科特有の器材ですから、歯科衛生科に入学して初めて見たもの器具ばかりです。

1

2

まずラバーダムシートにラバーダムパンチを使って孔をあけて、

 

3

 

クランプを合わせて、

4

クランプとラバーダムシートを付けます。

 

5

クランプフォーセップスで掴んで歯に付けますが、前後逆につけてしまうこともあります。

 

6

 

気を取り直して、正しい位置に付けたら、

7

次はフレームにラバーダムシートをまとめていきます。

8

引っ張りながら付けていくのですが、引っ張りすぎるとシートが破れるので慎重に行います。最初のうちは、この力加減が難しいです。

先生が見回ってくれるので、途中で遅れそうになると、すぐに指導してくださいます。

9

実習には実技試験があるので、気合を入れて練習しています。

2025年10月24日から、本学の図書館において、第100回鶴見大学図書館貴重書ミニ展示「歯科と美術」第1回西洋美術における抜歯が始まりました。

 

図書館の入り口付近に展示スペースがあります。

 

1

チラシや展示物の説明用のパンフレットもご用意してあります。

 

2

  

紫雲祭の初日には、学園主 石附周行大禅師猊下と理事長 渡辺啓司老師にお越しいただきました。

 

3

 

17-18世紀当時の歯科治療には「無麻酔の抜歯」だけで、その辛い様子をコミカルに描いた風刺画のご説明をしました。

4

この展示は11月29日(土)までです。

是非いらしてくださいね。

紫雲祭初日には、学園主 石附周行大禅師猊下と理事長 渡辺啓司老師がお越しになりました。

歯みがきの練習を体験していただきました。模型と歯ブラシを使った歯みがきの練習を真剣になさっていらっしゃいます。

8

また、実習室に導入された最新式の歯科用ユニットもご覧いただきました。

10

ユニットの操作パネルの説明を受けていらっしゃいます。

お二人にユニットの使い初めをお願いいたしました。

12

どうもありがとうございました!

 

2025年10月25-26日、本学の大学祭「紫雲祭」がありました。

歯科衛生科は、「いろいろな歯の磨き方を知ろう」と「⻭科医院の診療台を動かしてみよう」の2つの体験授業を行いました。

 

体験授業の様子です。

鶴見区内の小学校に通っている仲良しグループとそれぞれの保護者の方々です。

歯みがきの方法についてお話を聞いています。

 

1

使用した歯の模型が珍しかったそうで、歯磨きの練習の後で色々な遊びをしていました。

 

模型の先生と生徒たちだそうです。

3

こちらは模型のトーテムポールだそうです。

4


 

教員には見慣れた道具や器材なのですが、新鮮な感性で色んなアイディアを教えてもらいました。

展示してある歯科の器材を上手に使っていました。

 

5

 「⻭科医院の診療台を動かしてみよう」の方では、歯科の診療台を動かしていただきました。定期的に歯科医院へ通って予防処置をしてもらっているとのことで、歯科医師や歯科衛生士が言うセリフがポンポン出てきました。

6

スリーウェイシリンジやバキュームなども、興味津々な様子でした。

 

7

 紫雲祭の2日目は、歯科の診療台の代わりに、実習台のファントムを使って、歯科用器具の体験を行いました。皆様に楽しんでいただけたようです。

 Photo

 

たくさんの方にご来場いただきました。

ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

歯科衛生科では、2年生後期から3年生前期にかけて「歯科臨床実習」を行い、臨床現場で実践的に学びます。学生たちは1年半にわたる講義と基礎実習で知識と技術を身につけ、学力・実技試験に合格して初めて実習に臨みます。

臨床実習は、実際の歯科医療の現場、すなわち“社会”に出て行う学びです。そこで、社会人としての心構えを養うため、「社会人基礎力・マナー講座」を実施しました。

講師には、企業で新人研修を多数担当されているネオキャスト社の酒井衣子先生をお迎えしました。

1_2

講座では、信頼関係を築く大切さや、アルバイトと実習の違い、そしてストレスと上手に付き合う方法などを学びました。また、1分間ディスカッションなどのワークを通して、クラスメイトの考えを知る貴重な時間にもなりました。

3_2

※グループワークの様子です。

実習を目前に控えた学生たちは、社会人としての第一歩を踏み出す心構えを新たにしたようです。

酒井先生、ありがとうございました!

歯科衛生士になるためには、いろんな講義や実習があります。その中の一つに「臨地実習」があります。小学校や幼稚園、保育園、高齢者施設、障がい者施設などに出向き、歯みがき指導を行います。

小学校や幼稚園では、みなさんに見えやすいように大きな模型と歯ブラシを使って、お手本の歯みがきを実演します。

 

まずは模型の持ち方から練習します。1

お教室の前でお手本を見せるため、右手に模型、左手に歯ブラシを持って練習します。2

次に、みんなで歯みがきの動きをそろえて練習開始です。

歯ブラシを歯にまっすぐあてて、横に小刻みに動かします。 

3

 

先生が近くでアドバイスをしてくださるので、動かし方のコツをしっかり確認できます。

4

歯ブラシが大きくて思うように動かせないこともありますが、みんなで声をかけ合いながら練習するうちに、だんだんと自然な動きになっていきます。5

こうした練習を重ねていくことで、実際の小学校や幼稚園での歯みがき指導も、自信をもってできるようになります。

皆さんに楽しく正しい歯みがきを伝えられるように、これからも練習を重ねていきます!

本学の歯科衛生科では、2年生後期と3年生前期は「歯科臨床実習」として臨床の現場で実習を行っています。歯科衛生科に入学した後は、1年半かけて講義や基礎実習を受けて基礎的な知識と技術を身に着け、それを実際の臨床に生かすことを目的としています。

そして、その臨床実習に向けた復習を兼ねて、9月のオリエンテーション期間中に臨床予備実習が行われました。①ラバーダム防湿、②根管治療、③レジン充填の器材準備の復習を兼ねた実習を行いました。

花谷先生から、ラバーダム防湿の準備における、クランプの種類について伺いました。保存ハンドブックを見ながら再確認しています。

1

白川先生からは、準備の際に滅菌カストから清潔な状態で器具を取る方法を説明していただきました。大きな鑷子(せっし、ピンセットのこと)を使うのは結構力が必要です。

 

2

齋藤先生からはレジン充填の器材の準備を教わりました。

3

歯科臨床実習が目前に迫っているので、直前の復習にも気合が入ります。

2年生前期に履修する「ステップアップセミナー」という科目で行われる「接遇セミナー」についてご紹介いたします。

2年生の後期から臨床の現場に出て医療人の一員として実習を受けるので、医療人として適切な対応の大切さ、ならびに具体的な方法について、講義と実習を通して学びます。基本の接遇には、挨拶・身だしなみ・言葉遣い・表情・態度などが挙げられますが、いままでの日常生活におけるものとの違いについても学びます。この実習については、株式会社ヨシダという歯科関係の会社にご協力をお願いして行っています。


実習の前に行われたオンライン講義の復習から始まりました。

 

1

後期からすぐに始まる臨床実習にお役立ちのことをたくさん教えてくださるので、一生懸命メモを取りながら受講しました。

 
接遇における正しい立ち方を習いました。2

その他、お辞儀の方法、問診の際などに患者さんが心地よくリラックスしていただけるような話し方、色々な身体的な事情のある患者さんの誘導の際に気を付けること、エレガントにエプロンをかける方法などたくさんのことを学びました。

3

学生同士でお互いを評価しあいながら行いましたが、折々に(株)ヨシダの方に色々なポイントを教えていただきました。

 

接遇セミナーの実習にあたっては、(株)ヨシダの皆様に多大なご尽力をいただいております。この場において深くお礼申し上げます。

2026年度以降に受験する学生と保護者の皆さんを対象に、2025年8月24日(日曜日)にオープンキャンパスが開催されました。

 

はじめに、藤原久子先生より学科紹介をいたしました。

 

1

本学歯科衛生科の学生2名に対してインタビューも行いました。

授業や学生生活に関する、学生の率直な感想を話してもらいました。

2

※学生の写真は、AI(Microsoft Copilot)を使用してイラストへ変換しました。

続いて、花谷重守先生より本学の入学試験についてご説明いたしました。

いよいよ入試も近付いてきましたので、説明にも熱が入りました。

 

3

 

今回のオープンキャンパスでは、安田昌代先生による「いろいろな⻭の磨き⽅を知ろう」と、齋藤渉先生による「いろいろな歯磨き粉を使ってみよう」の2つの体験講座が行われました。

 

「いろいろな歯の磨き方を知ろう」では、模型を使って歯ブラシやフロスの使い方の練習をしてみました。

5

6

 72

82

「いろいろな歯磨き粉を使ってみよう」では、歯科医院で使用する3種類の歯磨き粉を使用して、指でマジックを落とす実習をしました。

 

9

 

10

今回の来場型オープンキャンパスでは、受験生68名・付添者52名、合計120名の方にいらしていただきました。
ご来場いただきました皆さん、どうもありがとうございました。

今年の大規模なオープンキャンパスは今回が最後でしたが、9月以降も気軽にキャンパスを見学できる「オープンキャンパスmini」を開催します。
また、本学の大学祭「紫雲祭」では、歯科衛生科の実習室を体験できるイベントも企画していますので、是非お越しください!

また、来年のオープンキャンパスは、2026年3月22日(日曜日)に行われることになりました。またいろいろな企画を準備してお待ちしております。

時期が近くなったら、またお知らせいたしますね。どうぞお楽しみに!