2022年2月22日に渡辺孝章先生の最終講義が行われました。

渡辺先生は歯周病学がご専門で、本学の歯学部と短期大学部で教鞭をとられました。歯学部附属病院保存科でも診療を行っていらっしゃいました。

講義をなさっている様子です。

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※スライドの内容は隠してあります。

講義の後で、科長の小澤晶子先生からご説明とお礼がありました。

小澤先生は歯学部の学生だったころに、渡辺先生の講義を受けていたそうです。

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石黒梓先生から花束贈呈がありました。石黒先生は、歯科衛生科の学生時代に講義を受けたそうです。

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最後に渡辺先生からご挨拶をいただきました。

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渡辺先生、長い間どうもありがとうございました。

今回は、本学を卒業して歯科衛生士になり、歯科医院で働いている卒業生3人のインタビューをお伝えします。卒業以来久しぶりにお会いしたので、ついつい話が弾んで脱線していましたが、

  • 歯科衛生士になった(目指した)理由
  • 鶴見大学短期大学部歯科衛生科を選んだ理由
  • 学生時代の思い出
  • 歯科衛生士になってよかったこと
  • 就職先を決めた理由
  • 歯科衛生士という職業を勧めるかどうか

について聞いてきました。

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左から、Hさん(卒後1年目)、Mさん(卒後4年目)、Sさん(卒後4年目)です。2

  • 歯科衛生士を目指した理由はなんですか?

H:自分の力で人のためになることをしたかったというのがあります。それに小さい頃から歯磨きが得意で歯医者さんが好きでした。叔母が歯科衛生士で鶴見の卒業生だったので、影響は受けていたと思います。

M:将来のことを考えて、なにか資格が欲しいなと思っていました。兄の1人が鶴見大学の附属病院で矯正治療を受けていたので、それについていった時、歯科衛生科の実習生の人たちを見て、なんとなくいいな、と思ったのがきっかけです。

S:私も何か手に職を付けたいと思っていました。小さい時に通っていた歯医者さんの、歯科衛生士(と思われる人)が可愛い人だったので興味を持ち、歯科衛生士という職業を調べていいな、と思いました。

  • 鶴見大学短期大学部歯科衛生科を選んだ理由はなんですか?

H:実習でいろんなところへ行けるのが魅力だと思いました。歯学部附属病院でいろんな科を回るので、専門的な知識を身に付けられると思いました。

M:オープンキャンパスは他の学校にも行って、雰囲気が明るかったので好印象でした。それとそれぞれの学校のカリキュラムはしっかり見比べて、いろんなことを勉強できそうだと思いました。

S:二人と同じことは思いました。それに、家からそんなに遠くなく、学校の場所が駅から近くて通いやすいこともよかったです。オープンキャンパスの模擬授業で電動歯ブラシと歯ブラシの違いの講義を受けたのですが、それも面白かったです。

 

  • 学生時代の思い出を教えてください。

H:実習のグループが一緒だった子たちと、団結力が高まりました。学生なので至らないことが多く、厳しい指導を受けることは多々あるのですが、傾向と対策を練ってみんなで切磋琢磨(せっさたくま)して、ともに苦労をわかちあった戦友です。あと、総持寺のお祭りがすごく印象的でした。

S:たくさん勉強しました。国家試験対策の勉強は、自分ひとりだけでは絶対に無理だとおもったので、学校の講義を全部受けて、その後は閉館まで図書館へ行きました。勉強できる環境が整っていたのはよかったですし、試験勉強を通じて仲良くなれたのでそれもよかったです。

M:座学や基礎実習は毎日の課題があって、内容は全然違いますが、高校の時の授業の延長のノリで行けたのに、臨床実習はグループで乗り越えた感がとてもありました。国試の勉強もみんなで一緒に頑張ったいい思い出です。戻りたくはないですけど。

  • 歯科衛生士になってよかったことは何ですか?

H:勤務先の方針もあるのですが、なんでもさせてもらえてます。また自分がTBI(歯磨き指導のこと)をした患者さんのお口の中がどんどん良くなっているのをみると、自分のモチベーションがすごく上がります。また患者さんから、上手に磨けるコツを教わって、それが他の人へのTBIに役立つこともあります。もっと患者さんに寄り添えるように、もっと知識を身に付けたいし、ここ(勤務先)が口腔外科系なのでそっちの知識も身に付けたいと思います。

S:私は卒業して4年目ですが、患者さんの口の中が整ってくると、とてもやりがいを感じます。また院長から、医療従事者としてどうあるべきか、社会人としてどう生きるべきか、いろんなことを教わることが出来て、本当によかったと思っています。すこしずつ自分でも考えることが出来るようになり、仕事を通じて色んな大人の人に出会えて、あんな風になりたいと思えるようになったことも大きいです。

M:やっぱり2人と同じように、メンテナンスで口の中が綺麗になってくるとやりがいを感じます。患者さんに初めて「ありがとう」と言っていただいた時は感動しましたし、いまでもモチベーションがあがります。また患者さんは小さいお子さんからお年を召した方までいろんな方がいらっしゃるので、普段の生活では関わらない人ともお会いしますし、定期的に通院される方とは少しずつ打ち解けて治療とは直接関係ない話もするようになり、コミュ力がすごく上がったのが自分でも分かります。

 

  • 就職先はどのように決めましたか?

H:私は元々口腔外科に興味があったので、大学病院勤務を目指していたのですが、中々狭き門でした。そんな折、歯科口腔外科が専門の院長のこちらに面接に来て、(医療モールの中にあるので)小さい大学病院をめざしているという院長の言葉に、自分がしたいのはこれだったのかもしれないと思いました。実際に、矯正以外のいろんな専門の先生がいらしているので、とても楽しいです。

S:私は自分の性格を考えて、新卒でも優しく教えてくれるところを探していました。そういうところで3年ぐらいみっちり働けば、きっと自信がついて一人前に働けるのではないかと思ってました。

M:家から近いところで就職先を探して、元々は、こちらの院長のお父様のクリニックに面接に行ったら、タイミングが合わなくて、こちらを紹介していただきました。ちょうど新規開業ということだったのと、院長が優しそうと思って即決しました。

S・M:新規開業って、自分たちで作っていく感覚があって、最初からすごく楽しかったです。

 

  • 歯科衛生士を人に勧めますか?

3人とも無理強いはしないけれどお勧めするとのことでした。理由は以下のとおりで、共通していました。

・国家資格

・人の役に立てる

・看護師と迷う人は多いし、身近に看護師している人が多いから比較できるけれど、ある程度経験を積むまでは夜勤もしないといけないから、お給料がその分少なくても夜勤がないのはいい

・医療従事者なので、それなりに知識がつく、最近のコロナ禍でも対策が分かっているし、医療従事者でワクチン接種も早めに受けられてよかった

・患者さんの生活様式やライフスタイルまで考えて親身になる仕事が出来るのが楽しい

・いろんな年代の人と触れ合えるのが楽しい

・TBIで患者さんの口の中がよくなるとモチベーションが上がる

 

3人ともありがとうございました。

最後にお仕事風景の写真です。

3※患者さんにはご許可を頂いています。

先日、2022年3月6日の日曜日に、第31回歯科衛生士国家試験が行われました。

毎年7,000人以上の受験者がいるので、全国各地の会場に分かれて受験します。

関東地方の会場は、大妻女子大学でした。1

試験当日は晴天でした。

 

「第31回歯科衛生士国家試験会場」の看板がありました。

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会場の入り口です。

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入口には体温確認用のモニターも設置されていました。

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合格発表は3月25日(金)です。