歯科衛生科では、2年生後期から3年生前期にかけて「歯科臨床実習」を行い、臨床現場で実践的に学びます。学生たちは1年半にわたる講義と基礎実習で知識と技術を身につけ、学力・実技試験に合格して初めて実習に臨みます。

臨床実習は、実際の歯科医療の現場、すなわち“社会”に出て行う学びです。そこで、社会人としての心構えを養うため、「社会人基礎力・マナー講座」を実施しました。

講師には、企業で新人研修を多数担当されているネオキャスト社の酒井衣子先生をお迎えしました。

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講座では、信頼関係を築く大切さや、アルバイトと実習の違い、そしてストレスと上手に付き合う方法などを学びました。また、1分間ディスカッションなどのワークを通して、クラスメイトの考えを知る貴重な時間にもなりました。

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※グループワークの様子です。

実習を目前に控えた学生たちは、社会人としての第一歩を踏み出す心構えを新たにしたようです。

酒井先生、ありがとうございました!

歯科衛生士になるためには、いろんな講義や実習があります。その中の一つに「臨地実習」があります。小学校や幼稚園、保育園、高齢者施設、障がい者施設などに出向き、歯みがき指導を行います。

小学校や幼稚園では、みなさんに見えやすいように大きな模型と歯ブラシを使って、お手本の歯みがきを実演します。

 

まずは模型の持ち方から練習します。1

お教室の前でお手本を見せるため、右手に模型、左手に歯ブラシを持って練習します。2

次に、みんなで歯みがきの動きをそろえて練習開始です。

歯ブラシを歯にまっすぐあてて、横に小刻みに動かします。 

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先生が近くでアドバイスをしてくださるので、動かし方のコツをしっかり確認できます。

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歯ブラシが大きくて思うように動かせないこともありますが、みんなで声をかけ合いながら練習するうちに、だんだんと自然な動きになっていきます。5

こうした練習を重ねていくことで、実際の小学校や幼稚園での歯みがき指導も、自信をもってできるようになります。

皆さんに楽しく正しい歯みがきを伝えられるように、これからも練習を重ねていきます!

本学の歯科衛生科では、2年生後期と3年生前期は「歯科臨床実習」として臨床の現場で実習を行っています。歯科衛生科に入学した後は、1年半かけて講義や基礎実習を受けて基礎的な知識と技術を身に着け、それを実際の臨床に生かすことを目的としています。

そして、その臨床実習に向けた復習を兼ねて、9月のオリエンテーション期間中に臨床予備実習が行われました。①ラバーダム防湿、②根管治療、③レジン充填の器材準備の復習を兼ねた実習を行いました。

花谷先生から、ラバーダム防湿の準備における、クランプの種類について伺いました。保存ハンドブックを見ながら再確認しています。

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白川先生からは、準備の際に滅菌カストから清潔な状態で器具を取る方法を説明していただきました。大きな鑷子(せっし、ピンセットのこと)を使うのは結構力が必要です。

 

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齋藤先生からはレジン充填の器材の準備を教わりました。

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歯科臨床実習が目前に迫っているので、直前の復習にも気合が入ります。

2年生前期に履修する「ステップアップセミナー」という科目で行われる「接遇セミナー」についてご紹介いたします。

2年生の後期から臨床の現場に出て医療人の一員として実習を受けるので、医療人として適切な対応の大切さ、ならびに具体的な方法について、講義と実習を通して学びます。基本の接遇には、挨拶・身だしなみ・言葉遣い・表情・態度などが挙げられますが、いままでの日常生活におけるものとの違いについても学びます。この実習については、株式会社ヨシダという歯科関係の会社にご協力をお願いして行っています。


実習の前に行われたオンライン講義の復習から始まりました。

 

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後期からすぐに始まる臨床実習にお役立ちのことをたくさん教えてくださるので、一生懸命メモを取りながら受講しました。

 
接遇における正しい立ち方を習いました。2

その他、お辞儀の方法、問診の際などに患者さんが心地よくリラックスしていただけるような話し方、色々な身体的な事情のある患者さんの誘導の際に気を付けること、エレガントにエプロンをかける方法などたくさんのことを学びました。

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学生同士でお互いを評価しあいながら行いましたが、折々に(株)ヨシダの方に色々なポイントを教えていただきました。

 

接遇セミナーの実習にあたっては、(株)ヨシダの皆様に多大なご尽力をいただいております。この場において深くお礼申し上げます。