[PJ-A] 「ことばの道案内」とは
2016/08/07
こんにちは。ドキュメンテーション学科 情報学コース教員の元木です。
-- 2016/12/14に追記(ここから) --
認定NPO法人「ことばの道案内」のWebページ【最近の活動報告●2016年 8月から2016年10月】に我々の訪問が記録されています。
-- 本文の引用(ここから) --
8月 6日(土)定例会議。10時から11時30分まで。
場 所:午前:豊島ボランティアセンター。
午後:現地調査。
参加者:ブラインド4名、晴眼者7名、鶴見大学から見学者3名(教員1名、学生2名)、合計14名。
-- 本文の引用(ここまで) --
-- 2016/12/14に追記(ここまで) --
2016年8月6日(土曜日)に、認定NPO法人「ことばの道案内」のミーティングと現地調査に参加させていただきました。
「図書館へ、視覚障害のある人が行くには、どんな困りごとがあるのかな?」
こんな疑問があると思います。 それに対する答えの一つがコレかもしれません。
ある場所への経路情報の表現方法として地図があります。 晴眼者(正眼者とも表現する)は目で見て分かります。 しかし、全盲や弱視の方々(「ことばの道案内」の方々は【ブラインドの方々】と呼称しておられました)は、視覚に依存した経路情報を得ることが難しい場合があります。
そこで、「ことばの道案内」の皆さんは、ブラインドと晴眼の方々が協力して特別な地図として経路情報を言葉で表現されています。
午前中は、彼らのミーティング(定例会)に参加させていただきました。 早速、facebookでご報告いただきました。ありがとうございました。
池袋駅近くにある豊島区の豊島ボランティアセンターで打ち合わせを行った後は、ランチも、ご一緒させていただきました。
午後は、3チームに分かれましたが、我々・鶴見大学3名(学生2名+教員)は、田端駅からの現地調査に同行させていただきました。
主に晴眼の方々が作成した「ことばの地図」原稿を元に、ブラインド1名+晴眼2名のチームで、実際に現場をブラインドの方が白杖や五感(残存視力がある場合)を使って歩きます。 晴眼の方は、その原稿を読みつつ、ブラインドの方のサポートをしたり、もう一人の晴眼の方はウォーキングメジャーを使って距離を確認します。
途中で重大なことに気が付きました。 駅から橋を渡るところまでは(点字)誘導ブロックがありました。
しかし、緩い角度の階段を降りた先には誘導ブロックがありませんでした。 ココから先は進むのが、とても大変であることを理解しました。 信号の手前の距離を測ります。 ウォーキングメジャーでの計測を学生が体験しました。
ことばの地図の作成は、思っている以上に、とても大変であることを実感した現地調査でした。
認定NPO法人「ことばの道案内」の皆様、今回は、ありがとうございました。
この出張は、平成28年度鶴見大学(第一期)学長裁量経費による事業の一部です。
さて、鶴見大学のオープンキャンパスは、残り2回となりました。
平成28年 8月27日(土)10:00~ (14:00受付終了)
⇒8月27日(土)は「歯学部一日体験入学」も実施(10:00~、要申込)
平成28年 9月11日(日)13:00~ (15:00受付終了)
8/27はお昼休みに学食体験もあります! 皆さんにお会いできることを楽しみにしております。