歯科治療で被せ物を作る際、できあがるまでの間につける「仮の歯」を「暫間被覆冠(テック)」と呼びます。

今回の実習では、模型を使ってテックを作製しました。

 

既成のテックの内側にレジンを入れて支台歯に圧接します。

自信がない時には、担当の先生に見てもらいながらできます。

 

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その後、はみ出たレジンを少しずつ削って形を整えていきます。

 

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最初は器具の音にドキドキしていた学生たちも、手の置き方が安定してくると、作業のスピードがぐっと上がります。

 

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手元はこんな感じです。

回転切削器具の扱いに慣れたり、手元の力加減をつかんだり、小さなステップアップを実感できるので、少しずつ自信がついていきます。

 

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このような模型実習を通して、臨床につながる基礎的な技術を少しずつ身につけられるようになっています。

 

 

先月、4号館1階の歯科衛生科の実習室に新しいユニットが入り、そのユニットを使った実習が始まりました!

 

ユニット1台に対してモニターが1台ついているので、先生の説明がとても見やすいです。 

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実習前のユニットの準備を始めます。新しいユニットですが、同じメーカーのユニットなので、基本的な準備や使い方は同じです。

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 ユニットの清拭をしています。

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模型を使って、お口のクリーニングの練習をします。学生同士でペアを組んで、術者と補助者を行います。

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 これからも実習をますます頑張ります!

本学では、2年後期から3年前期に歯科臨床実習を行っています。歯学部附属病院での実習は全部で8週間あり、そのうち2週間は口腔保健科で実習を行います。

口腔保健科は、歯学部附属病院の中で歯科衛生科が主体となっている診療科で、歯科医師や歯科衛生士の教員が見守る中で協力患者さんの処置を行っています。

実際に患者さんの処置を行う前には学生同士で相互実習を行います。

 

こちらは歯周ポケット検査を行っているところです。検査自体はスムーズにできるのですが、記録係と協調して検査を進めるのが難しいです。

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左手には「歯科用ミラー」を持ちますが、その使い方によって検査のしやすさが劇的に変わります。歯科衛生士の先生に角度を直してもらって、手先の感覚で器具の使い方を覚えていきます。

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本学では、3年後期は国家試験対策のための講義や実習、グループ学習を行っています。1学年を8つのグループに分けて、それぞれ専任教員と実習助手の先生がペアになってグループの担当をして、日々の勉強や模擬試験の得点状況を見ながら、みんなで頑張っています。

 

手に持っているのは、歯石を取るための「手用スケーラー」です。

自分で手にもって、臨床実習を思い出しながら、再確認をします。

国家試験にはほぼ毎年出題されます。

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外部の模擬試験では、かならず解説を読んで復習します。

専門的な内容は難しいこともあるので、専門医資格を持っている教員が説明をしたりしています。

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今年度の国家試験は2026年3月1日(日)です。

それまで頑張ります!

鶴見大学附属中高等学校の文化祭である「光華祭」が行われ、今年も歯科衛生科も参加しました。 歯ブラシのキャップにデコレーションをする企画をご提供しました。

教室の入り口です。

 

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沢山の人に歯ブラシキャップのデコレーションを楽しんでいただきました!

 

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 卒業生が遊びに来てくれました。

二人とも附属中高の出身で、左側の人は歯科衛生科の卒業生で、本学の歯科臨床実習もお願いしている歯科医院で勤務しています。右側の人は他大学へ進学し、栄養士として働いているそうです。

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皆さんが作製した歯ブラシキャップデコの一部です。どれもとても可愛いです!

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両日とも、キャップを200個、歯ブラシを100本ずつご準備したのですが、大勢の方にいらしていただけたので、全部お配りできました。

どうもありがとうございました!

少し前の記事で、「臨地実習」という、小学校や幼稚園、保育園、高齢者施設、障がい者施設などに出向き、歯みがき指導を行う実習についてご紹介しました。幼稚園や保育園では、園児の皆さんに寝かせ磨きを行うことがありますので、その練習の様子をお伝えしますね。

 

学生同士2人1組のペアになって、シートの上で寝かせ磨きを行います。

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歯科衛生科に入学してから2年目なので、自分の歯磨きは相当なレベルに上達しましたが、他の人の歯磨きをする機会はあまりないので、少々戸惑いながら練習しました。

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前歯のところでも、歯ブラシを当てる向きや力加減によっては、痛かったり、逆に汚れが取れなかったりするので、先生に確認していただきながら練習します。

 

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奥歯を磨く時には、ついついのぞき込んでしまうので、先生から自分の頭でライトを隠さないように指導されたりします。

 

練習を重ねていくことで、寝かせ磨きも自信をもってできるようになるので、これからも続けていきます!

歯科衛生士の3大業務のうちの「歯科診療補助論」の実習でも様々ことを学びます。今回はラバーダム防湿法の実習についてご紹介します。

根管治療(歯の神経を取ったあとの治療)などの治療をする歯を口の中の唾液や細菌から遮断するためにゴムのシートで覆う処置です。

 

処置に使用する器材はこちら。

歯科特有の器材ですから、歯科衛生科に入学して初めて見たもの器具ばかりです。

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まずラバーダムシートにラバーダムパンチを使って孔をあけて、

 

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クランプを合わせて、

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クランプとラバーダムシートを付けます。

 

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クランプフォーセップスで掴んで歯に付けますが、前後逆につけてしまうこともあります。

 

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気を取り直して、正しい位置に付けたら、

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次はフレームにラバーダムシートをまとめていきます。

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引っ張りながら付けていくのですが、引っ張りすぎるとシートが破れるので慎重に行います。最初のうちは、この力加減が難しいです。

先生が見回ってくれるので、途中で遅れそうになると、すぐに指導してくださいます。

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実習には実技試験があるので、気合を入れて練習しています。

2025年10月24日から、本学の図書館において、第100回鶴見大学図書館貴重書ミニ展示「歯科と美術」第1回西洋美術における抜歯が始まりました。

 

図書館の入り口付近に展示スペースがあります。

 

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チラシや展示物の説明用のパンフレットもご用意してあります。

 

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紫雲祭の初日には、学園主 石附周行大禅師猊下と理事長 渡辺啓司老師にお越しいただきました。

 

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17-18世紀当時の歯科治療には「無麻酔の抜歯」だけで、その辛い様子をコミカルに描いた風刺画のご説明をしました。

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この展示は11月29日(土)までです。

是非いらしてくださいね。

紫雲祭初日には、学園主 石附周行大禅師猊下と理事長 渡辺啓司老師がお越しになりました。

歯みがきの練習を体験していただきました。模型と歯ブラシを使った歯みがきの練習を真剣になさっていらっしゃいます。

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また、実習室に導入された最新式の歯科用ユニットもご覧いただきました。

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ユニットの操作パネルの説明を受けていらっしゃいます。

お二人にユニットの使い初めをお願いいたしました。

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どうもありがとうございました!