本学では、学生の皆さんが早い段階から歯科衛生士としてのキャリアを考えていけるように、1年次にスタートアップセミナー、2年次にステップアップセミナー、3年次にキャリアデザインの科目が実施されます。今回はスタートアップセミナーで行われた、歯学部附属病院の見学についてご紹介しますね。同院の「口腔保健科」は歯科衛生科が主体となっている診療科で、学生の皆さんが教員の指導の下、協力患者さんの処置-お口のクリーニングや歯磨き指導など―を行っています。協力患者さん役は、家族や親しい友人にお願いしており、日ごろの研鑽の成果を見てもらえる実習となっています。

歯学部2号館からの渡り廊下のところで、花谷先生から附属病院実習へ入る際の注意事項を聞いています。病院独特の雰囲気がして、少し緊張気味です。 1_2

口腔保健科の受付です。受付業務も実習の一環として学生が行います。

2

 

これから行う患者さんの処置について、白川先生から指示を受けているところです。

※袖なしのエプロンを付けているのは本学の3年生で、1年生は袖アリのPPEを着ています。

 7

協力患者さんがいらしたので、担当する実習生(歯科衛生科3年生)は、まず自己紹介とご挨拶をします。この時は、術者担当の学生のお母様がいらしてくださったのですが、二人とも緊張気味でした。


5

 

こちらは、その次のステップである、協力患者さんの「問診」を行っているところを見学しています。実習助手の先生が見守っている中で、協力患者さんにお口の状況をお尋ねしたり、お身体の状態について確認したりしています。

3_2

 

お口の中の検査をしているところです。口腔保健科では、実習生3人でチームを組んで、①術者、②第一アシスタント、②第二アシスタントと分担して、それぞれ患者さんの処置、手書きの記録、PC入力を行っています。写真には写っていませんが、かならず実習助手の先生か教員が見守っているところで行っています。

後ろでは、白川先生が1年生に対して、処置の内容や口腔保健科での実習について説明しています。

4

検査や処置を行った後は、必ず歯科医師の教員が確認をします。

6

 

早ければあと1年数か月で、同じ口腔保健科の実習を受けることになるため、真剣に見学していました。また、臨床実習の多くの割合を占める附属病院実習の雰囲気を、前もって知ることができて、モチベーションが上がったという感想が多くありました。

 

歯科衛生科の口腔保健科での実習のためにご尽力いただいている、歯学部附属病院の関係者の皆様に、この場をお借りして深く感謝申し上げます。