今回は、介護職員初任者研修事業の実習についてご紹介いたします。

高齢社会への変容を受けて、介護施設や訪問医療など、いわゆる「介護」の現場でも歯科衛生士の役割が増えています。歯科診療所だけでなく、介護の現場でも歯科衛生士として活躍できるよう介護の基礎知識や技術を習得するために、本学では「介護職員初任者研修」の実習を行っています。

同じ資格を取得できる高校もありますが、本学の実習は、口腔ケアや嚥下訓練の知識や技術の到達目標を高く設定し、特色のある内容となっています。

介護実習室は、4号館の3階にあります。講義が始まるまでの間に教科書を復習しているところです。みんな気合が入って熱心です。

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こちらは介護用ベッドの高さを調節する練習をしているところです。

ベッドの上は介護用の人形ですが、人間と同じ位の重さがあり、調整ハンドルに重さが伝わり、ハンドルを回すのにコツと力が必要です。

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こちらは先生からベッドに敷くパッドの種類について、手で触って触感を確かめながら教わっているところです。介護職員初任者研修の実習を担当する先生は全員、介護の現場において現役で活躍している人たちです。先生方の言葉の1つ1つに重みがあります。

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この実習は歯科衛生士になるために必須のカリキュラムではなく、希望者を対象に開講していますが、特に追加の授業料などは必要ありません。そして試験に合格すると、神奈川県が認定する「介護職員初任者研修」の資格を取得することができます。

鶴見大学短期大学部歯科衛生科に入学した後、興味があったら是非受講してくださいね。