今回は、暫間被覆冠(ざんかんひふくかん)の形成の実習についてご紹介しますね。

虫歯の治療で金属や陶材の被せモノをするために歯を削ったあと(支台歯形成といいます)、型を採って被せモノを作る間、削った歯を変形や破折せずに食事を出来るように、一時的に仮歯をかぶせるのですが、それを「暫間被覆冠」といいます。臨床の現場では、「テック(tek)」と呼ぶことが多いです。

今回は既成冠を使って作製したので、その様子をご紹介しますね。

 

使う器材はこちらです。1_2

 

自分が使う分を準備します。

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こちらが使用したレジン(ユニファースト)です。3_2

※写真はGC社のホームページよりお借りしました。

 

既製冠の中にレジンを盛ります。4_2

 

支台歯形成の模型の歯に圧接します。5_2

 

はみ出たレジンは、探針(たんしん)を使って取り除きます。 6_2 

固まったら外して、マージン(歯の部分と被せモノの部分の境界のこと)部分に印をつけます。

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マージン部分を削りだします。

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 削るとレジンの粉末が飛び散るので、バキュームを使ってなるべく吸い込むようにしています。9

実習はこのように2人1組で行うことが多いので、お互いに協力しあうことも学んでいきます。