今回は印象採得の実習のご紹介です。

以前の記事(2021年12月16日)で石膏模型作製の実習についてご紹介しましたが、今回はその前段階の印象採得-いわゆる型どり―についてです。

 

印象採得のためには、ユニットにこのような器材の準備をします。

左側には青いラバーボールとスパチュラを、

右側の基本セットの中には、歯科用ミラー・歯科用ピンセット・探針のほかに、印象採得用のメッシュトレー・ロールワッテ・ワッテ(ドイツ語でコットンのこと)を準備します。

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まずラバーボールの中に、備え付けの計量スプーンを使って、印象材(ピンクの粉)を計って入れます。きちんとほぐしてから計量しないと、粉の分量が変わってしまうので、意外な盲点となるポイントです。

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また水は冷たくしたものを、計量カップで量ります。紛液比といって、粉と水の量はきちんと決められた量で混ぜ合わせるのです。

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ラバーボールとスパチュラを使って練り上げますが、慣れない間は中々難しい技術です。何回も練習すると、滑らかな印象材を練ることが出来るようになります。