第43回保健学会が開催されました ―医療法人社団悠翔会の佐々木淳先生による特別講演―
2020/02/23
昨年2019年12月14日に、第43回保健学会が開催されました。
鶴見大学短期大学部では、毎年学内学会である「保健学会」を開催しています。
外部講師の先生に最新の話題について特別講演をしていただいたり、教員の奨励研究や学生の卒業研究などの発表を行ったりしています。第1回目は1977年に開催され、今年でもう43回目となりました。
今回の特別講演では、在宅医療の最先端で活躍されている医療法人社団悠翔会の理事長でいらっしゃる佐々木淳先生をお招きして、「超高齢社会における地域医療のかたち ―在宅医療の現場から考える医科歯科連携―」というタイトルでご講演いただきました。
「超高齢者社会」の日本において、健康寿命という考え方はとても大切なものです。元気でいるためには毎日の食事がとても大切で、栄養摂取にはいくつかの指標があります。しかし、必要なカロリーやタンパク量、ビタミン量、さらにBMIや筋肉量については、健康な人と高齢者では基準が違うこと、また、摂取栄養量と病気、健康寿命には関連があること、そして入院した後の介護認定度の変化の実際などについて、最新のデータや諸外国の様子などを見せていただきながら、とても分かりやすくご講演いただきました。
いくつになっても食べる楽しみは尽きないものですが、そのためには口が適切に機能することが大切なのはいうまではありません。歯科衛生士はそのために重大な責務があること、そして在宅医療の現場においても、医科と歯科が密接な連携をとる重要性があること、更に歯科衛生士の活躍の場は在宅医療にまで広がっていることを改めて実感しました。
素晴らしいご講演をしていただいた佐々木先生に、この場でも改めてお礼申し上げます。
医療法人社団悠翔会のホームページはこちらです。
佐々木先生のご講演の様子です。
本当に素晴らしいお話で、学生たちも引き込まれて
熱心に聴いていました。