« 2014年9月 | メイン | 2014年11月 »

2014年10月

2014年10月31日 (金)

今週も新着をご紹介

毎度おなじみ、新着図書紹介flairです。

毎週、金曜日から木曜日まで、

図書館1階カウンター前の本棚で展示されている

新着図書コーナーから何冊かピックアップupしてご紹介。

 

まずはこちらから、

ぶたのたね

またぶたのたね

またまたぶたのたね

一気に3冊、ご紹介。

ぶたのたねシリーズは佐々木マキさんの人気絵本book

今まで図書館に入ってなかったんですね、すいません。

とっても楽しい笑えるhappy02絵本です。

保育科のみなさん、実習に使う場合はご注意dangerください。

自分で笑ってしまって、読み聞かせできないかもしれませんよ。

でも、子供のハートheartをわしづかみrock、間違いなしsign03

pigpigpigpigpigpigpigpigpigpigpigdogpigpigpigpigpigpigpigpigpigpigpigpigpig

 

 

5アンペア生活をやってみた / 斎藤健一郎著

1ヶ月の電気代が190円の電気thunderを極力使わない生活、想像できますか?

でも、我慢や無理をしているわけではないのです。

以前は普通の暮らしをしていた作者が、

どうして、電気thunderを極力使わない生活を選択したのか、どう実践しているのか。

ぜひ、一読ください。

 

 

続いては、

スタンド・バイ・ミー = Stand by me / 小林明子 [ほか] 翻訳・解説

名作映画完全セリフ集」から「スタンド・バイ・ミー」です。

このセリフ集は、

映画のセリフやト書きを英語と日本語で見開きで表記していて、

映画を見ながら、英語学習ができるテキストになっています。

スティーブン・キング原作の名作映画slateで、

主題歌note『スタンド・バイ・ミー』も有名ですね。

そして、shineリバー・フェニックスshine

映画slateを見たことない人は、ぜひ、映画とともに、どうぞ。

映画slateは、視聴覚室にLDcdが入っています。

視聴覚資料は視聴覚室から外へ持ち出せませんngが、

新着展示後の図書bookなら借りて持ち込めますよok

たまたま、今日(10/31)はshineリバー・フェニックスshineの命日ですね。

 

 

最後におすすめするのは、

赤の怪奇 / E・A・ポー著 ; 金原瑞人訳 ; ダビッド・ガルシア・フォレス画

黒の恐怖 / E・A・ポー著 ; 金原瑞人訳 ; ダビッド・ガルシア・フォレス画

「ポー怪奇幻想集 : ヴィジュアル・ストーリー」の2冊をご紹介。

エドガー・アラン・ポーといえば、

モルグ街の殺人」でミステリの祖としても有名ですが、

詩人、短編小説の名手としても有名です。

には『アナベル・リーwaveや『赤死病の仮面crownなど

には『chickや『黒猫catなどが収録されています。

イラスト付きで視覚的にもストーリーが追いやすく、

さらにそのイラストでポーの怪奇恐怖がより一層あなたに迫ります。

ポー初心者の方に、おすすめな2冊です。

 

いかがだったでしょうか?

今週もさまざまな図書bookが図書館に入りましたので、

ぜひ図書館に来てrun、新着図書コーナーをチェックeyeしてください。

展示期間中は貸出banできませんが、予約okはできます。

新着図書コーナー@鶴見大学図書館

 

(tamcapricornus)

2014年10月30日 (木)

2014年度上半期 貸出ランキング!

2014年4月1日~9月30日までに、学生さん達が貸出した図書bookを、貸出回数が高い順にランキングしましたhappy01

 みなさん、自分が貸出したものはありますか?

第1位(16回貸出)

『小児の口腔科学  第2版』  前田隆秀 [ほか] 著. 学建書院, 2009.3.

第2位(15回貸出)

『日本十進分類法  新訂9版』  日本図書館協会, 1995.8.

『歯科放射線学  第5版』 岡野友宏 [ほか] 執筆. 医歯薬出版, 2013.9.          

第4位(12回貸出)

『臨床歯周病学  第2版』 吉江弘正 [ほか] 編. 医歯薬出版, 2013.1.             

第5位(10回貸出)

『無歯顎補綴治療学 第2版』細井紀雄 [ほか] 編集. 医歯薬出版, 2009.2.

第6位(9回貸出)

『イタリアの色』  (コロナ・ブックス ; 183)  平凡社, 2013.9.

第7位 (8回貸出)

『スタディ口腔生化・分子生物学 : 模式図でわかる』

                     深江允監修 ; 大井田新一郎著. 永末書店, c2003.6.  

『クラウンブリッジ補綴学  第4版』

              石橋寛二 [ほか] 編 ; 會田雅啓 [ほか] 執筆.医歯薬出版, 2009.2.

第9位 (7回貸出)

『文化財科学の事典』  馬淵久夫 [ほか] 編集. 朝倉書店, 2003.6.

『ファウスト ; 若いウェルテルの悩み』  (世界文学全集 ; 2)

                        ゲーテ[著] ; 高橋健二, 手塚富雄訳. 河出書房新社, 1960.

『浮世床 ; 四十八癖』  (新潮日本古典集成 ; 第52回)

                   式亭三馬 [著] ; 本田康雄校注. 新潮社, 1982.7.

『明治維新とイギリス商人 : トマス・グラバーの生涯』

                  杉山伸也著. 岩波書店, 1993.7.(岩波新書 ; 新赤版 290).

『図説特攻』   (ふくろうの本 . 太平洋戦争の戦場)

                  森山康平著 ; 太平洋戦争研究会編. 河出書房新社, 2003.8.

 

このランキングは、図書館の入口外のお知らせに貼ってありますので、ご覧くださいheart01

2014.10.29

(C.Y.)

2014年10月24日 (金)

10/24-10/30展示の新着図書紹介♪

はい、今週も、貴方のハートheart01heart04キュンキュンheart04しちゃう、

おすすめ新着本bookを紹介する時間がやってきました。

 

初めに紹介するのは、

世界で一番美しい猫の図鑑

みなさんは、犬派dog? 猫派cat? どちらですか?

私は断然、猫派catです。

しなやかな肢体 (そうでもない種もいますが)

つややかな毛並み (毛のない種もいますね)

宝石ringのような瞳 (・・・)

catの魅力は尽きませんが、この本bookはタイトル通り、

50種以上の美しい猫catが写真とともに紹介されています。

これを見れば、犬派dogheart04キュンキュンheart04しちゃうのは、間違いなしです。

 

 

さて、美しい猫catのあとに紹介するのは、

美しい鉱物と宝石の事典 : ロイヤル・オンタリオ博物館名品コレクション

この事典book、オールカラーですので、

眺めているだけでも、heart04キュンキュンheart04しちゃいます。

鉱物・宝石ringを知るために読むもよし、

こんな宝石ringを身に着けたら・・・catfaceと妄想して眺めるもよし。

利用方法は自由です。

 

 

次に紹介するのは、

デザイン室

ブックデザイナー・鈴木成一が手掛けた装丁の制作秘話が語られています。

今まで読んだことのない作者や内容の本を選ぶとき、装丁は重要flairですね。

heart04キュン死heart04させられる装丁、

ふと手を伸ばしたくなる装丁はどのように作られるのか。

興味のある人は読んでみてください。

この10月にドラマtvにもなった「すべてがFになる」の作者、

森博嗣の作品の多くもこの方が装丁を手掛けられています。

 

 

タマゴchick大好きな人っていますよね。

私も好きで、お弁当riceballには卵焼きは必須です。

さて、ラストに紹介するのは、タマゴにheart04胸キュンheart04な人にはたまらない一冊。

タマゴの歴史

『タマゴとはなにか?』や『ハンプティ・ダンプティ』などなど、

最新のレシピrestaurantも付いて・・・

いや、もう多くは語りません。

迷わず読めよ、読めばわかるさsign01

 

 

今回はこのあたりで。

まだまだほかにも新着図書bookが入っていますので、

図書館1階・メインカウンター前の本棚をチェックしてみてね。

Img_0560_800x600

新着図書は毎週金曜から木曜まで展示しています。展示中は貸出できないから気を付けてね。

 

(tam)

2014年10月22日 (水)

貴重書展「収書の真髄-勅撰集に関する古典籍・古筆切を中心に-」を開催しています

第138回貴重書展

「収書の真髄

 ―勅撰集に関する古典籍・古筆切を中心に―」

開催しています。

Dscn0441

会期:10月22日(水)~11月15日(土)

※詳細はこちら

 

展示資料をちょっとだけご紹介happy02

 

『古今和歌集』断簡

伝寂蓮筆 鎌倉時代前期写

Dscn0434

『金葉集』玉藻切

伝後鳥羽院筆 鎌倉時代前期写

P1130158

『後拾遺和歌集』

江戸時代初期写

Dscn0440

『古今和歌集注(勧修寺本古今集注)』 

江戸時代前期写

Dscn0442

『色葉和難集』 江戸時代中期写

Dscn0443

『元可法師集』残欠本 

伝清水谷実秋筆 室町時代初期写

P1070567

などなどbook

 

展示作業と解題作成に

学生さんも参加しましたhappy01

Img_0517

Img_0552

Img_0557

Dscn0438_2

総持学園創立90周年・鶴見大学文学部ドキュメンテーション学科設立10周年記念

第138回鶴見大学図書館貴重書展

「収書の真髄

 ―勅撰集に関する古典籍・古筆切を中心に―」

10月22日(水)~11月15(土) 

11月1日に一部展示替えあり

 

特別講演会

「今回新発見の重要資料」

1.伝津守国冬筆 『古今集』ほか

  久保木秀夫 (本学文学部准教授)

2.伝後鳥羽院筆 『金葉集』玉藻切

  伊倉史人 (本学文学部准教授)

10月25日(土) 14:00~15:30

※詳細はこちら

138shusho2

会期中の10/25(土)・26(日)は紫雲祭(学園祭)ですriceball

あわせて、ぜひ足をお運びください。

(hh)

2014年10月17日 (金)

新着図書紹介2014/10/17-10/23

図書館1階のメインカウンター前に本棚があるのをご存知ですか?

その本棚には、受入したばかりの資料を展示するthunder新着図書コーナーthunderがあります。

毎週金曜日から翌週の木曜日まで、

みんなに「こんな資料、入りましたよぉgood」と紹介するための展示コーナーです。

この展示期間中は残念weepながら貸出はできませんが、 【予約】happy02はできます。

予約方法は・・・、図書館スタッフに聞いてearみてね。

 

さて、そのthunder新着図書コーナーthunderからいくつか紹介してみようnote というのが今回の記事です。

 

まず1冊目は、 「ギネス世界記録2015

ご存じ、いろいろな世界一の記録を集めた本です。

大真面目な記録から、面白い記録catface

これに何の意味があるの?gawkって疑問に思う珍記録などなど。

『風変わりな挑戦者』とかオススメです。

 

「Trick or Treat?(トリックオアトリート)」

そろそろハロウィンnotesですよね。

近所にお菓子cakeもらいに行った経験ある人います?

私が子どもの頃、そんな南蛮渡来shipの行事なかったからなぁ。(遠い目wobbly

今では、千葉にある『東京』のネズミさんたちがいる夢の国carouselponyなどで

イベントeventが催されたり、すっかり認知・浸透していますね。

でも、そもそもハロウィンribbonってなに?

そんなあなたにオススメする本は、

ハロウィンの文化誌

起源や各国の状況なども紹介されています。

日本はコスプレdramaなどが紹介されています。

 

土偶推しheart04のあなたはすでにご存じでしょうが、

東京国立博物館では『日本国宝展』が開催されています。

見逃せない展示ですが、春cherryblossomにも見逃せない展示がありました。

特別展「キトラ古墳壁画」(展示期間:2014/4/22~2014/5/18)

実は私、見逃してしまいましたcrying

そんな見逃してしまったあなたと私に朗報です。

キトラ古墳壁画 : 特別展

これを見れば、展示を見に行ったような気分は・・・・・・

味わえないかもしれませんが、その一端でも感じられるかもしれませんよ。

 

今週はここまで。

ここで紹介した資料はほんの一部です。

他にもいろいろな資料がthunder新着図書コーナーthunderに並んでいますので、

ぜひ図書館に足footを運んでいただいて、

thunder新着図書コーナーthunderをチェックしてください。

来週も新着図書を紹介しちゃいます(たぶん・・・)

つるみん・つるたん(鶴見大学キャラクター)@図書館カウンター前

(tam)

2014年10月16日 (木)

【告知】貴重書展「収書の真髄-勅撰集に関する古典籍・古筆切を中心に」と特別講演会「今回新発見の重要資料」

貴重書展と特別講演会開催のお知らせですshine

 

<貴重書展>

「収書の真髄-勅撰集に関する古典籍・古筆切を中心に」

【会期】

10月22日(水)~11月15日(土)

【会場】

鶴見大学図書館1階エントランス

【開館時間】

平日 8:50~20:00 

土曜 8:50~18:00

日曜・祝日 閉館 

※紫雲祭期間中の10月26日(日)は展示のみ催行(9:00~17:30)

11月1日(土)に一部展示替えあり(作業日10/31)

 

<特別講演会>

「今回新発見の重要資料」

①伝津守国冬筆 『古今集』ほか

  久保木秀夫 (本学文学部准教授)

②伝後鳥羽院筆 『金葉集』玉藻切

  伊倉史人 (本学文学部准教授)

【日時】

10月25日(土) 14:00~15:30

鶴見大学図書館地下1階ホール

参加費無料・事前申込不要

 

138shusho2

ポスター(PDF)

 

総持学園創立90周年・ドキュメンテーション学科設立10周年記念

鶴見大学ドキュメンテーション学会共催

第138回貴重書展

「収書の真髄-勅撰集に関する古典籍・古筆切を中心に」

ドキュメンテーション学科創立以来10年の間に収集した古典籍の中から、勅撰集に関する古典籍・古筆切を中心に出品します。 

 

10月22日(水)~11月15日(土)

鶴見大学図書館1階エントランス

 

【開館時間】

平日 8:50~20:00 

土曜 8:50~18:00

日曜・祝日 閉館 

※紫雲祭期間中の10月26日(日)は展示のみ催行(9:00~17:30)

 

【展示資料】 ※一覧を追加しました(10/20)

1 『古今和歌集』断簡 伝寂蓮筆 鎌倉時代前期写 軸装3幅・巻子改装1軸

2 『後拾遺集』断簡 伝寂蓮/慈寛筆 鎌倉時代後期写 各軸装1幅

3 『金葉集』玉藻切 伝後鳥羽院筆 鎌倉時代前期写 軸装1幅+マクリ39面分(の一部)

4 『新古今和歌集』桂切 伝後京極良経筆 鎌倉時代後期写 軸装1幅

5 『林葉和歌集』断簡 伝西行筆 鎌倉時代前期写 軸装1幅

6 古筆手鑑 江戸時代製作 折帖1帖(以上、展示ケース大)

7 『古今和歌集』顕広切 伝藤原俊成(旧名・顕広)筆 南北朝時代写 マクリ1葉

8 『古今和歌集』上 伝津守国冬筆 南北朝時代写 列帖装1帖

9 『古今和歌集』残簡 伝藤原為家筆 鎌倉時代後~末期写 元冊子本・巻子改装2軸

10 『後拾遺和歌集』 江戸時代初期写 袋綴2冊

11 『後拾遺和歌集』残簡 室町時代後期写 元冊子本・巻子改装1軸

12 『金葉和歌集』 江戸時代初期写 袋綴1冊

13 『詞花和歌集』 室町時代後期写 列帖装1帖

14 『新後撰和歌集』下 江戸時代前期写 列帖装1帖

15 『新後撰和歌集』 江戸時代前期写 列帖装1帖

16 『続千載和歌集』残簡 室町時代中期写 元冊子本・巻子改装1軸

17 『新拾遺和歌集』残簡 室町時代後~末期写 元冊子本・巻子改装1軸 

18 『古今和歌集序鈔(小幡正信注)』 正徳2年(1712)義孟筆 袋綴1冊 

19 『〔古今集序註〕(頓阿序注)』 延宝3年(1675)吉兵衛筆 袋綴1冊 

20 『古今和歌集注(勧修寺本古今集注)』 江戸時代前期写 袋綴8冊

21 『古今和歌集秘抄』 江戸時代前期写 袋綴2冊

22 『仮名寄和歌』 江戸時代初期写 袋綴4冊

23 『色葉和難集』 江戸時代中期写 袋綴5冊

24 『松花和歌集』残簡 伝日比正広筆 室町時代後期写 元冊子本・巻子改装1軸

25 『元可法師集』残欠本 伝清水谷実秋筆 室町時代初期写 元冊子本・巻子改装1軸

26 『永久百首』 江戸時代中期写 袋綴1冊 ※展示なし、解説のみ

11月1日(土)に一部展示替えあり(作業日10/31)

 

trainアクセス

http://www.tsurumi-u.ac.jp/about/accessmap/

http://library.tsurumi-u.ac.jp/library/mappu/toshokan/toshokan.htm

 

10/25(土)、10/26(日)は紫雲祭(学祭)ですmaple

紫雲祭実行委員ホームページ

こちらもぜひお立ち寄りくださいhappy02

(hh)

2014年10月15日 (水)

第24回ミニ企画展「解剖の本」

今回は、「解剖関係の本があちこちに散らばっていてわかりにくい」との利用者からの声がありましたので、人体に関する解剖hairsalon関係の本を集めてみましたsign01

解剖といっても、全身、生理、病理、歯科などのジャンルに分かれています。

それぞれのジャンルの分類を確認してみてくださいねgood

展示は、10月31日までです。

24mini(C.Y.)

「宇野千代書簡」と東郷青児

神奈川新聞「知の遺産II-図書館コレクションから-」にあわせて、貴重書ミニ展示を開催中です。

第6回目は『宇野千代書簡』です。今回が最後の掲載・展示です。

(執筆担当:文学部・日本文学科 片山倫太郎先生)

展示期間:10月14日(火)~10月18日(土)

時間:平日 8:50~20:00、土曜 8:50~18:00

場所:図書館1階 メインカウンター前

貴重書ミニ展示は一般の方もご覧になれます。

1

2 小説家・宇野千代が1934(昭和9)年5月19日に、山口嘉夫に宛てた書簡mailto


同居中の画家・東郷青児が留守だったことを詫び、東郷の画会の開催や絵を買ってくれる客の紹介を依頼する内容となっています。
ぜひ宇野千代の自筆をご覧ください。memopencil

(kt)

2014年10月14日 (火)

学修支援スペース利用実績:2014年8月・9月

2014年8~9月の学修支援スペース利用実績を以下にまとめました。

2014年8月

・8/1(金)  13:00-16:10 司書講習 角田先生

利用者:司書講習生 30名

・8/7(木)   9:00-17:00 卒論指導 元木先生

利用者:ドキュメンテーション学科4年生約10名

・8/27(水)   9:00-16:00 卒論指導 元木先生

利用者:ドキュメンテーション学科4年生約10名

利用回数: 3/利用人数:50

 

2014年9

・9/1(月)    8:50-18:30  3DAYインターンシップ キャリア課村木先生
                  利用者:24名

・9/2(火)    8:50-18:30  3DAYインターンシップ キャリア課村木先生
                  利用者:24名

・9/3(水)    8:50-18:30  3DAYインターンシップ キャリア課村木先生
                  利用者:24名

・9/5(金)    8:50-18:30  3DAYインターンシップ キャリア課村木先生
                  利用者:24名

・9/9(火)    10:00-12:30  バリアフリーマップPJ 元木先生
                  利用者:コンピュータ同好会 10名

◆利用回数:5回/利用人数:106名

(C.Y.)

2014年10月 8日 (水)

古典の力

10/1発行の鶴見大学報(第386号)に、

二藤館長の記事「古典の力」が掲載されています。

先日実施した「昔の本にさわってみよう!」と

古筆手鑑などについてですeye

許可をもらいましたので、転載しますhappy01 

 

clovercloverclover

「古典の力」 

古典には力がある。最近そのことを実感した。

 

昨年度、神奈川県大学発・政策提案制度というプロジェクトに応募し採択された、“小学生向けの古典籍講習”プログラムを、この夏、図書館・文学部が県立図書館とともに横浜市内の小学生相手に実施した。 

そのプログラムの一つの目玉は大学あるいは県立図書館所蔵の古典籍に直接手で触れて、その魅力を実感してもらう体験である。

授業で名前しか聞いたことのない、源氏物語、解体新書、ターヘルアナトミアなどの実物を目で見る、ということが主眼であったが、それだけでなく実際に触れてみるということで何かを感じてもらいたい、と考えていた。

私が素人ながら、最初にそれらの古典を手で触ってみて感じたのは、この古典を何百年も前に書いた人、手に入れた人と、あるいは大事に保存し後世に残してくれた人と何かが繋がったと感じたのだが、その感覚は小学生にもわかるのではないか、と思っていた。

今回参加した小学生に、この本を持って読んでいた昔の誰かと繋がった感じがしませんか?と聞いたとき、目を輝かせて頷いてくれた。

さらに面白い感想として、古い本にはそれぞれ独特の匂いがある、と子供達が教えてくれた。

実はこのプロジェクトのコンペが昨年県庁本庁舎で行われ、コンペの席で審査員の一人であった黒岩知事の手元に鎌倉時代の御成敗式目をお持ちしたとき、黒岩知事に感激した面持ちで実物ですか?と聞かれ、その瞬間きっと何かが伝わったのだろうと感じていた。

目に見えない力であるが、年月を経て多くの人に大事にされ、伝えられてきたものには、われわれの心を揺さぶるものがある。

それは老若男女関係ない、ということを強く感じた。

 

もうひとつ古典の力を実感したことがある。

古筆切と言って本として完全な形で伝来した古筆(奈良~室町時代のすぐれた書、和歌など)を、手鑑という言わばアルバムに貼って鑑賞したりする目的で切断したものがある。

最近、本学図書館に新たに収蔵された「古筆手鑑」を本学文学部久保木准教授らが調査しているうちに、この古筆手鑑に貼付されている古筆切の一つが、『新古今和歌集』の中でこれまで認知されていなかった未発見の一首であることを示す証拠を発見した。

その後の研究で従来全く知られていなかった藤原隆方の歌ということを明らかにしつつあるが、新古今和歌集という広く知られているものにも、まだミステリーな部分があり、なぜこれまで知られなかったのか、他にもまだ知られていない歌があるのではないか、と次から次に疑問が沸いてくる。

本学の研究成果がきっかけになって、古典としての新古今和歌集にも新たなスポットライトがあたるのではないかという期待ももたらされる。

これも古典籍に注力してきた本学文学部の総合力が発揮された成果ということであるが、研究者のそれを引き出す力が数多くの古典にあるということであろう。

 

昔から絵画、建築、音楽、文学何でも本物に触れることが大事である、とよく言われる。

もちろんその内容や表現をある程度理解した人が触れることが有意義なのはわかる。

しかしながら、それらが誰の心でも揺さぶる力がある、というのが本物の力なのではないかと思う。

今回、古典の本物としての力を実感すると共に、今度は現代の我々が後生の人々に本物として何が残せるだろうか、と改めて考えさせられた。

 

図書館長 二藤彰

clovercloverclover

(hh)