雑記

2024年10月17日 (木)

図書館利用者皆様の応募作品をお待ちしております!

ただいま、POPコンテスト作品を募集中です!

応募箱は図書館カウンターにあります。

図書館を利用している方であれば、鶴見区民や近隣の高校生など、学外の方も応募できます。

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近隣の高校生といえば、6月末頃、県立鶴見高校の生徒さんたちが、図書委員会で自分たちで作っている小冊子『万華鏡』をお持ちくださいました。『万華鏡』には生徒さんたちが書いたブックレビューなどが載っています。この小冊子は鶴見区内の書店や公共図書館等にも置いてあり、利用する方たちに自由にお持ちいただけるとのことです。また、生徒さんたちはPOPも作っていて、鶴見区内の書店にも展示されているそうです。

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『万華鏡』は本学図書館でも自由にお持ちいただけるように、退館ゲート横の配布用テーブルに置いています。現在残りわずかとなっていますので、興味のある方は図書館を退館する際、ぜひ、お立ち寄りください。

POPコンテストは毎年、附属中学・高校生の方たちからも、大学生に負けないぐらい多数の応募が来ています。

近隣の高校生の方たちも、この機会に応募してみてはいかがでしょうか?

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2024年9月24日 (火)

札幌芸術の森美術館

札幌芸術の森美術館で開催中の展示「国立西洋美術館 内藤コレクション 西洋の写本―いとも優雅なる中世の小宇宙」に所蔵資料を貸し出しています。

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展示についての詳細はこちら

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会期は、9月29日(日)まで。

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間に合う方はぜひお出かけください。

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当館の資料はこれup

※撮影・掲載許可をいただいています

貸出資料についての詳細はこちら

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ほとんどの資料に絵解きパネルがついていて、内容などの解説がありますconfident

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展示に関するページはこちら(札幌芸術の森美術館ホームページ)

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2024年7月 1日 (月)

2024年度 選書ツアー(丸善 丸の内本店)

2024年6月29日(土)、丸善 丸の内本店 (丸の内オアゾ1階~4階 ) にて、学生選書ツアーを開催しましたbook

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丸善本店前にて集合写真camera

今回は4人の学生さんが参加してくださいました。

(※以下、書店内の撮影は許可をいただいています)

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はじめに図書館員と書店員さんから注意事項と説明を聞きます。

今回の選書ツアーはスキャナー方式。欲しい本のバーコードを読み取るだけです。

購入した本を持ち歩く必要がないので、広い店舗内もスムーズに移動できます。

今回の予算設定金額は、1人あたり2万5千円、

いよいよ選書スタートdash

欲しい本が決まっている場合は、店頭在庫をチェックeye

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手に取ってじっくり選びます。

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選んだ本が既に図書館に所蔵されていないかは、スマートフォンでOPACを検索してから購入しますmobilephone

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1~4階の広大な店舗のため、フロアを行き来しながら欲しい本を探していきます。

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約一時間半のツアーが終了。

アンケート(Web)の時間となります。

今回は、選んだ本から特におすすめの本を2冊選んでコメントを記入してもらいました。

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広大なフロアを探し回るため、あっという間に終了時刻となりました。

皆様、お疲れさまでしたsmile

 

present今回の参加者記念品はこちらpresent

※今回の参加者記念品は、つるみんつるたんグッズとメモ帳、鶴見大学図書館オリジナルの貴重書クリアファイル、図書カードでした。

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(S.S)

2024年6月18日 (火)

ヨーロッパ中世写本の世界 〜鶴見大学図書館零葉コレクション (1)〜

現在、国立西洋美術館に貸し出し中の本学図書資料に関して、東京藝術大学の西間木真先生に解説をお願いしました。菅野素子(英語英米文学科)

展示についての詳細はこちら(国立西洋美術館)

展示についての詳細はこちら(札幌芸術の森美術館)


詩篇集零葉 Leaf from a Psalter

詩篇8:10〜9:18(神に感謝する人)

羊皮紙、188×136mm ; just. 157×105mm, 20行

13世紀(1250-60年頃)、フランドル地方南部(ヘント?)

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 ヨーロッパ中世のキリスト教社会では、聖書の詩篇が祈りの言葉や聖歌の歌詞として重要な役割を果たしていました。本零葉(リーフ)は13世紀に書写された詩篇集 (あるいは詩篇唱集)に由来する断片で、詩篇8番第10節の最後の言葉「あなたの御名は全地に...」と、9番第1節「わたしは心を尽くして主に感謝をささげ...」から第18節の途中「異邦の民はことごとく、陰府に退く」までが黒インクで記されています。

 2行目からはじまる詩篇9番の最初の文字 (イニシャル) Cは、金地にオレンジがかった赤色で3行にまたがって書かれています。その内側には、ピンク色のチュニックに青いマントをはおった金髪の男性が描かれています。体をかがめて、視線を上に向けて大きな手を合わせていることから、彼は神を賛美し感謝を示しているのでしょう。

わたしは心を尽くして主に感謝をささげ

驚くべき御業をすべて語り伝えます。

Confitebor tibi, domine, in toto cor-

de meo: narrabo omnia mira-

bilia tua.

 男性の奥にみられる下から上にのびる湾曲した図形は、緑色が用いられていることから何らかの樹木もしくは植物なのかもしれません。

 各節の最初の文字は金と青のインクで書かれ、それぞれ青または赤のフィリグラン(線条装飾)で飾られています。各行末の余白はさまざまな幾何学模様で埋められていますが、表葉の第6節の行末にはとんがり帽子エナンをかぶったドラゴン(第12行)、裏葉には第10節に鳥(第1行)、第12節は狼もしくは犬の頭部(第5行)が赤と青の線筆で書き込まれています。こうした世俗的な動物絵や擬人絵は中世写本の欄外によくみられるもので、聖なる祈祷文である詩篇の内容とは関係がありません。

 本零葉と同じ詩篇集に由来する姉妹葉 (sister leaves) が欧米各地で確認されており、そうした断片からもとの写本はフランドル地方南部 (現ベルギー、ヘント?) で編纂されたと考えられています。日本国内でも国立西洋美術館内藤コレクション(詩篇24-25、48-49、102番)、慶応義塾大学付属図書館(141-142番)および明治大学図書館(79-80番)に同じ詩篇集に由来する零葉が所蔵されています。

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解読してみましょう!

 詩篇の本文は、先の幅が広いペンを用いた典型的なゴシック書体 (gothic textura formata)で書かれています。この書体では縦の線(ステム)は横幅が均一な短い太線であるのに対して横の線は細く、曲線がぎこちないため角ばった印象をあたえます。そのためi、m、n、uなど太い縦線を細い横線でつなげた文字、つまりin、ni、iu、ui、あるいはim、ini、mi、nn、uuの判別に注意を要します。さいわいこのリーフではiの上部にスラッシュがつけられており、iを見分ける手がかりになります。例えば、表葉第7行3番目の文字は « inimicum » (敵を)、第9行3番目は« iuditium » (裁きを)、第13行の冒頭は、« Inimici » (敵は) と読めます。このリーフではまた、小文字のrが普通のスクリプト体だけではなく、数字の2あるいは現在の筆記体に似た古い書体で書かれています。下から3行目 « orbem terre » (世界を)で、その2種類のrを見比べることができます。

 中世の写本ではスペースを節約するため、あるいは筆記速度を高めるために、きまった語尾変化や頻出する語はさまざまな記号を使って短縮されました。例えば表葉第1行の最後 « t'ra »の上部にみられるコンマのような記号は « -er- » が省略されていることを示し、« terra » (土地)と読みます。第10行2番目の文字にみられるようにpの縦線の下部に短い横線が引かれている場合も «-er »の省略で、« super »(上に)と読めます。第2行3番目の« dne »の上に書かれた横線は、mの省略を示しており、« domine »(主よ)と読むことになります。第5行2番目にみられる大文字のIに短い横線を加えたような文字は接続詞の« et »の短縮記号で、8-9、11-12行目など繰り返し使われています。下から2行目にある « pplos »の3番目の文字は Pではなく、lにコンマのような縮約記号が書き加えられたものです。この記号によってlの前後に母音が隠されていることが分かり、文脈から« populos » (人々を)と解読できます。こうした短縮文字や縮約記号はある程度規則化されており、一度慣れてしまえばヨーロッパの古い文献を読む上で役に立ちます。

西間木 真(東京藝術大学准教授)

【参考文献】

- 『国立西洋美術館所蔵内藤コレクション写本カタログレゾネ』国立西洋美術館、2024年、242-247頁

- 『文字と絵の小宇宙 国立西洋美術館所蔵 内藤コレクション写本リーフ作品選』国立西洋美術館、2019年、12-13頁

- 松田隆美『第31回慶應義塾図書館貴重書展示会 究極の質感−西欧中世写本の輝き−』慶應義塾図書館、2019年、52, 130頁, 35番

- 明治大学デジタルアーカイブ (https://m-archives.meiji.jp/content/detail/LI00000102) (2024.06.17閲覧)

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2024年4月23日 (火)

斎宮歴史博物館開館35周年記念春季企画展「源氏物語と斎宮-王朝のきらめき 光る君の栄華-」

斎宮歴史博物館開館35周年記念春季企画展「源氏物語と斎宮-王朝のきらめき 光る君の栄華-」に当館所蔵資料を貸出しています。

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開催期間

2024年4月20日(土)~6月2日(日)

休館日:4月22日(月)、5月7日(火)、13日(月)、20日(月)、27日(月)

※会期中、作品の展示替えを行います。

前期:4月20日(土)~5月12日(土)

後期:5月14日(火)~6月2日(日)

場所

斎宮歴史博物館 特別展示室(三重県多気郡明和町竹川503)

関連記事:斎宮歴史博物館開館35周年記念春季企画展「源氏物語と斎宮-王朝のきらめき 光る君の栄華-」に当館所蔵資料を貸出しています(鶴見大学図書館ホームページ)

※展示資料は撮影・掲載許可をいただきました

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常設展示室

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石かと思ったらフカフカでした(座るまでほんとにわからなかったeye

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周辺施設など

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あざふるさと

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歴史の道


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塚山古墳群

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斎王の森

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10分の1 史跡全体模型

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いつき茶屋

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復元道路

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いつきのみや歴史体験館

Pxl_20240420_064120124いつきのみや歴史体験館では、斎宮が最も栄えた平安時代にスポットを当て、その時代の歴史・文化・技術などを身近に体験していただくことができます

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斎宮駅

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史跡内の見どころやオススメのコース、必要な時間などがひとめでわかる「斎宮てくてくまっぷ」はこちら

斎宮ウォーキングマップはこちら

国史跡斎宮跡・伊勢街道散策マップ(明和町)はこちら

第41回斎王まつりは2024年6月1日(土)に開催されるそうです

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2024年4月 2日 (火)

鶴見大学図書館所蔵貴重書特集 『書物学』 第25巻

鶴見大学図書館所蔵貴重書特集 『書物学』 第25巻が刊行されました。

【書物学 第25巻 古典籍の文献学 鶴見大学図書館の蒐書を巡る】(勉誠社)

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詳細はこちらからご確認ください。

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2023年2月21日 (火)

卒業記念展示のご案内

3月14日(火)の卒業式・修了式に合わせて

「源氏物語扇面貼交屏風」を展示します。

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年に1度の限定展示ですfuji

学外の方もご覧になれますので、ぜひご来場ください。

日時:2023年3月14日(火)10時~16時

場所:鶴見大学図書館エントランスホール

(入場無料。当日は貴重書展も16時に終了します)

【屏風について】詳しくは過去記事をご覧ください。

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2022年12月26日 (月)

「昔の本にさわってみよう!」(あざみ野第一小学校)

11月29日(火)に、横浜市立あざみ野第一小学校(青葉区)で

6年生3クラスを対象とした古典籍体感授業を行いました。

会場は体育館です。

いろんなジャンルに分けた机を、制限時間ごとに移動します。

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教室では和本作りです。

粘葉装という、糊で綴じる本を作りました。

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休み時間には他学年の児童も見学に来てくれましたchickdash

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関係者の皆様、ご協力ありがとうございました。

このプログラムは、今年度で終了いたします。

【タウンニュース青葉区版】

https://www.townnews.co.jp/0101/2022/12/15/655553.html

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2022年9月23日 (金)

貴重書ミニ展示「歯図譜」

貴重書ミニ展示を開催中です。

「歯図譜」

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エントランス(カウンター向かい)で9月27日(火)まで展示中です。

学外の方も展示をご覧になれます。入館時はカウンターへお声がけください。

【展示資料】

  • 『解体新書』
  • 『ターヘルアナトミア』
  • 『虞列伊氏解剖訓蒙図』
  • 『養生訓』
  • 『歯痛』

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『養生訓』の著者、貝原益軒は江戸時代にもかかわらず85歳まで生きた人です。若いころから体が弱かったけれど、毎日欠かさない歯みがきによって、亡くなるまで1本も虫歯がなかったそうです。歯みがきは長寿の秘訣でもあるようですね。

今回は様々な「歯」の資料を展示します。ぜひご覧ください。

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関連記事

貴重書ミニ展示「歯図譜」を開催中です【9月27日(火曜日)まで】

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upwardright隣では引き続きPOPコンテスト2021受賞作品関連図書を展示しています。

ただいまPOPコンテスト2022の作品を募集中です。

応募期間は10月31日(月)まで。

図書館や学内各所のポスターに応募用紙をつけています。ご自由にお持ちください。

受賞作品はあの大型書店で展示される予定ですsmile

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2022年4月 6日 (水)

Maruzen eBook Library におけるダウンロードサービス一時停止のお知らせ

Maruzen eBook Library におけるダウンロードサービスが以下の期間停止されます。

閲覧サービスは引き続き利用可能です。

【停止期間】2022年4月5日(火曜日)18時~5月9日(月曜日)9時

【内容】適正な範囲を超える利用についての調査・検証を行うため、2022年4月5日(火曜日)18時から段階的にコンテンツのダウンロードサービスを一時停止いたします。4月6日(水曜日)中に全コンテンツのダウンロード一時停止を完了する予定です。サービスの再開は5月9日(月曜日)9時以降を予定しております。(閲覧サービスは引き続きご利用できます。)

詳細は以下の Maruzen eBook Library のお知らせをご確認ください。

https://elib.maruzen.co.jp/app/eguide/announcement_220405.pdf

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