第155回貴重書展「歌仙と物語――共鳴する和歌と源氏物語の世界」を開催しています。
第155回 鶴見大学図書館 源氏物語研究所 貴重書展
「歌仙と物語――共鳴する和歌と源氏物語の世界」
【期間】2022年2月14日(月曜日)~3月14日(月曜日)
【会場】鶴見大学図書館 1階エントランス
【開館時間】
2月14日~3月5日:平日 8時50分~21時/土曜日 8時50分~18時
3月7日~3月12日:平日 8時50分~18時/土曜日 8時50分~12時30分
3月14日(月曜日):8時50分~16時
日曜・祝日:休館
入場無料。学外の方も展示をご覧になれます。入館時は総合カウンターにお立ち寄りいただき、展示会場の入館記録カードにご記入をお願いいたします。
詳細はこちら (図書館ホームページお知らせ)
源氏物語研究所Twitter @TsurumiGenjiken
(hh)
新型コロナウイルス対策として、当初企画しておりました以下2つの展示を延期しております。
開催日程が決まりましたら再度、図書館HP及びブログにてお知らせいたします。
①貴重書ミニ展示
「碩学の眼―岩佐美代子先生景慕―」
②鶴見れきぶん祭コラボ企画 鶴見歴史資料展示
来場を予定されていた皆様には大変申し訳ございませんが、来場者の皆様の安全を考慮したうえでの決定ですので、何卒ご理解の程よろしくお願いいたします。
第154回貴重書展
源氏物語の「競(きほ)ひ」
[開催会期] 2020年1月15日(水)~2月15日(土)
[展示会場] 鶴見大学図書館 1階 エントランス
講演会・ギャラリートーク
「木枯らしに吹きあはす笛の音ー「雨夜の品定め」の和歌解釈ー」
[開催日時]2020年2月15日 13時~14時
[会 場]図書館 B1F ホール
[講 師]田口暢之(本学文学部講師)
この展示は、古版本演習・古写本演習を履修した文学部3・4年生及び大学院生、源氏物語研究所の共同企画となっており、学生が半期かけて受けた講義の成果発表の場となっております。各資料の解説の作成および、展示作業も学生自らが行いました。
今年は東京オリンピック・パラリンピックが行われる年。それに合わせて源氏物語の中のさまざまな‟競い”の場面を展示しています。貴族たちの趣向を凝らした‟競ひ”をご覧ください。
また、本学講師による講演会・ギャラリートークも予定しております。
展示・講演会ともに入場無料・事前申込不要となっております。
お近くにお越しの際にはぜひ足をお運びください。
展示はどなたでもご覧になれます。入館ゲート横に呼び出しボタンがありますので、カウンターにて「展示をみにきた」とお伝えください。
アクセス
駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください。
JR鶴見駅西口下車徒歩5分
京急鶴見駅下車徒歩7分(kt)
10月5日土曜日、第153回貴重書展の講演会・ギャラリートークが開催されました。
たくさんの方にお越しいただきました事を御礼申し上げます。
当日は西間木真氏・菅野素子氏による講演及び附属中学校高等学校アンサンブルクレイン部による合唱も行われ、大いに盛り上がりました。
講演会の風景をご紹介します。
学長挨拶に続き、西間木真氏(東京藝術大学音楽学部准教授)の「羊皮紙片に記された祈りの歌~鶴見大学図書館新収貴重資料から~」が始まりました。
画面に映しだされる羊皮紙はとても美しく、さらに今回展示している本学所蔵零葉と、慶応義塾大学図書館所蔵零葉、国立西洋美術館所蔵零葉が同じ本から切り取られた姉妹葉である事が発表されました。
手書きの文字から当時の人々の熱い思いが伝わってくるかのようです。
今後の研究が楽しみです。
ここで、アンサンブルクレイン部による展示資料のネウマ譜を実際に歌い上げてもらいました。
数百年前に歌われていたであろうミサ曲がホール内に響き渡りました。
とても優しい旋律、美しい歌声に聴き入りました。
休憩時間には動物の姿の形をした羊皮紙を実際に触る事もできました。参加者のみなさんも初めて触る方も多く、質問は尽きませんでした。
続いて、菅野素子氏(本学文学部准教授)の「英語の詩集にみるヨーロッパとその伝統」です。
印刷技術が発明された頃は、いかに手書き写本に近い形で印刷できるかが追及されており、初期印刷本は写本にならって各章の最初を赤字で印刷していました。印刷本は写本のコピーであるにもかかわらず、写本になろうとしていました。
英国の旅先での現代の活版印刷を見学した時の実際に活字を組んでいる工房の様子も紹介されました。
写本からはじまり印刷本が登場するころに出版されたイギリス文学の有名な本として、『アーサー王の死』があります。
今回展示されているトマス・マロリー著『アーサー王の死』は、世界三大美書を印刷したアッシェンデンプレス刊行で、各章の最初を赤と空色を交互に使用してリズム感を出しており、すっきりとした活字が印象的です。
英国の詩は、その文学的な伝統と理想をギリシア・ローマの古典文学に求めつつ、英語の詩としての独自性も追求してきました。そして、それらは写本ではなく、印刷本として流布しました。ミルトン『失楽園』、アレクサンダー・ポープ『髪盗人』~ワーズワース『序曲』、バイロン『ドン・ジュアン』~ロバート・ブラウニング~ケルムスコットプレス等たくさんの詩が解説されました。
今回展示した詩集の多くは、写本ではなく、印刷本として流布しました。けれども、19世紀後半のケルムズコット・プレスのように、中世の写本に理想を見出す印刷所も登場して、「美しい」書物の基準を中世に求める動きは続きました。
そして再びアンサンブルクレイン部の登場です。今度は『The Honour of a London Prentice 』『Auld Lang Syne』の2曲を披露しました。前者は展示中のトマス・リットスン編『イギリス歌謡選集』に収録されたもので、日本では歌われたことがないであろうイギリスの古いバラッド(おそらく16世紀)です。後者はロバート・バーンズ作のスコットランド民謡ですが、今では忘れられた「蛍の光」原曲です。この「埋もれた」民謡を再現するため、部員の皆さんは18世紀の古い譜面で練習して歌ってくれました!普段、アンサンブルクレイン部は英語の歌詞を歌うことがなく、とても緊張したようです。でもたくさん練習した甲斐があり、素晴らしい歌声となりました。
観客席からはアンコール!の声も上がり、普段発声練習で行っている「あくび」も披露!こちらはあまりにも可愛らしく、先の2曲とはまた違った魅力でした!
この後のギャラリートークでは、展示資料を前に質問や感想が寄せられました。
西間木先生、菅野先生、アンサンブルクレイン部のみなさん、ありがとうございました。
(kt)
秋の貴重書展「祈りとポエジー」が始まっています。
講演会では、附属校生徒による中世の楽譜などの歌唱実演があります
4曲くらいを予定しています。
どなたでもご参加になれますので、ぜひご来場ください。
講演会・ギャラリートーク
10月5日(土曜)14:00より
13:30~ 開場
14:00~15:30 講演会(途中休憩あり)
15:40~ ギャラリートーク
参加費無料、途中入退場自由
開館時間の詳細や講演タイトルなどはお知らせ記事をご覧ください。
第153回鶴見大学図書館貴重書展
「祈りとポエジー(Prayer and Poesie)」
展示期間 10月31日(木曜)まで
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ごあいさつ
第153回鶴見大学図書館貴重書展「祈りとポエジー(Prayer and Poesie)」では、祈り、詩、歌など、文字として紙面に記されながらも、声に出して読まれることを念頭において作られたテクストを集めて展示いたします。
展示の見どころは、2点に集約できるかと思います。
ひとつ目は、羊皮紙にラテン語で書かれ、祈りと信仰の生活を支えた西洋中世の彩色写本の断片です。断片と言いますのは、ここに展示した資料はかつて一冊の書物であったものの一部であるためです。いずれの資料も、聖書の『詩篇』もしくは何らかの典礼書に由来しています。つまり、目で読み理解することを第一の目的としたものではなく、典礼という祈りの場で唱え、歌うことを目的としたものです。本学図書館は中世の文献を継続して収集していますが、今回は東京藝術大学音楽学部の西間木真氏に新旧資料の調査をお願いしました。今回の展示では、その調査結果の一端をご紹介します。
ふたつ目は、17世紀から19世紀にかけて出版された英語の詩集です。詩は韻律を持ち、同じ音やリズムを繰り返しながらすすみますので、黙読するよりも実際に声に出して朗読や暗誦することを念頭に置いた分野と言えます。また、声に出すことで、同じ作品をその場で共有しやすく、テクストを媒介にした横のつながりをつけやすい分野とも言えます。ところで、17世紀の初めには英語の位置づけに大きな変化がありました。1611年に『欽定訳聖書』が世に出て、英語は世俗の言葉であるだけでなく、信仰の言葉ともなったのです。英語は国民の言語として広まるようになりました。その一方で、英詩は常に詩の理想をヨーロッパに見てもいました。こうした英詩の流れを、本学図書館が誇るミルトン、ワーズワース、バイロン卿、テニスンの詩集を中心にして追っていきます。
今回の展示は多くの方のお力を借りて開催に漕ぎつけました。洗練されたデザインのポスターを作り印刷してくださった本学大学院文化財学専攻博士後期課程の野口明日香さん、展示作業をお手伝いくださった大学院文化財学専攻小池ゼミの髙橋奈さんと蘇晨陽さん、鶴見大学附属中学校高等学校アンサンブルクレイン部の顧問和知麻美先生に心よりお礼申し上げます。ここにお名前を付しませんが、鶴見大学図書館員の皆さま、他にも多くの方々に助けていただきました。
なお、10月5日(土)に行われる講演会では、本学附属中学校・高等学校アンサンブルクレイン部の協力を得て、今回展示した資料の一部を実際に歌っていただけることになりました。紙の上の文字がパフォーマンスとして立ち上がる様子を、是非、ご覧ください。
(文学部英語英米文学科准教授 菅野素子)
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展示資料
1.ミサ典書 (Missale) (零葉) 四旬節第3主日(日曜日)後の第4〜6日目(水〜金曜日)のミサ
イギリスあるいはフランドル地方? 13世紀(中頃あるいは後半)
2.時祷書 (Horae) (零葉2枚) 聖母マリアのための聖務日課 (朝課)
イタリア1550年頃 (17世紀 ?)
3.聖書 (第51葉) 詩篇8〜9番
フランドル地方 13世紀(1260-70年頃?)
4.聖書 (零葉) 詩篇1番〜6番
フランス北部 13世紀後半 (1270年頃?)
5.聖務日課書 (第413-414葉: bifolium) 聖人共通の聖務日課
パリあるいはフランス北部 1260年頃
6.聖務日課聖歌集 (在俗教会式) (第30葉) 終課 (Ad Completorium)
イタリア 15世紀
7.聖務日課聖歌集 (記譜無) 女性聖人共通の聖務日課 (?)
イベリア半島? 16世紀?
8.詩篇唱集(第115葉) 第4週日(水曜日):詩篇52番
イベリア半島? 16世紀?
9.詩篇唱集Psautier férial (211-216葉: bifolium) 週日第6日目(金曜日)の朝課: 詩篇85〜86番
イベリア半島? 16世紀?
10.聖務日課唱集 (断片) 待降節第4主日(日曜日)のアンティフォナ
ドイツ語圏(北部?) 15世紀
11.トマス・マロリー『アーサー王の死』
(チェルシー:アッシェンデン・プレス)1913年
版画:チャールズ・M・ゲア、マーガレット・ゲア
12.ジョン・ミルトン『楽園の喪失』初版
(ロンドン:S. シモンズ)1669年
13.ジョン・ミルトン『楽園の喪失』第2版
(ロンドン:S. シモンズ)1674年
14.ジョン・ミルトン『楽園の喪失』第4版
(ロンドン:J. トンソン)1688年
挿絵:R.ホワイト&M.バージェス
15.ジョン・ミルトン『楽園の喪失』
(リバプール:リバプール書籍販売協会)1906年
挿絵:ウィリアム・ブレイク
16.ロバート・ブレア『墓』
(ロンドン:R. H. クロメク)1808年
銅版画:ウィリアム・ブレイク
17.アレクサンダー・ポープ『髪盗人』
(ロンドン:チズウィック・プレス)1896年
挿絵:オーブリー・ビアズリー
18.トマス・グレイ『六つの詩』
(ロンドン:R. ドズリー) 1753年
ブックデザイン:R・ベントリー
19.ジョセフ・リットスン編『イギリス歌謡選集』初版
(ロンドン:J. ジョンソン)1783年
版画:ウィリアム・ブレイク他
20.ロバート・バーンズ『詩集、スコットランドの言葉による』キルマルノック版バーンズ全詩集
(キルマルノック:ジェームズ・ムキー)1869年
21.『抒情民謡集』初版
(ロンドン:J. & A.アーチ)1798年
22.ウィリアム・ワーズワース『抒情民謡集』第2版
(ロンドン:J. & A. アーチ) 1800年
23.ウィリアム・ワーズワース『二巻の詩集』初版
(ロンドン:ロングマン・ハースト・リーズ・アンド・オーメ) 1807年
24.ウィリアム・ワーズワース『序曲、もしくは詩人の成長』初版
(ロンドン:E. モクソン)1850年
【参考】ウィリアム・ワーズワース『湖水地方案内』第5版
(ケンダル:ハドソン・アンド・ニコルソン) 1835年
25.ジョージ・ゴードン・バイロン『怠惰の時』初版
(ロンドン:S・アンド・J・リッジ)1807年
26.ジョージ・ゴードン・バイロン『イングランドの詩人とスコットランドの書評家』初版
(エロンドン:ジェームズ・コーソーン)1809年
27.ジョージ・ゴードン・バイロン『R. B. シェリダンへの哀悼歌』初版
(ロンドン:ジョン・マレー)1816年
28.ジョージ・ゴードン・バイロン『ドン・ジュアン』新版
(ロンドン・トマス・ディビソン)1819年
29.ウォルター・スコット『湖上の乙女:詩』
(ロンドン:ジョン・シャープ)1811年
30.ロバート・ブラウニング『いくつかの詩』
(ロンドン:エラニー・プレス)1904年 版画:ルシアン・ピサロ
31.ロバート・ブラウニング『ピパが通る』
(ロンドン:ダックワース)1898年 挿絵:レスリー・ブルックス
32.アルフレッド・テニスン『詩集、主として抒情詩』初版
(ロンドン:エフィンガム・ウィルソン)1830年
33.アルフレッド・テニスン『ウェリントン伯爵の死によせる歌』新版
(ロンドン・エドワード・モクソン)1853年
34.アルフレッド・テニスン『ウェリントン伯爵の死によせる歌』初版
(ロンドン:エドワード・モクソン)1852年
35.アルフレッド・テニスン『アルフレッド・ロード・テニスン詩集』
(ロンドン・マクミラン)1899年
36.クリスティーナ・ロセッティ『王子の成長、その他の詩』
(ロンドン・マクミラン) 1866年 扉絵:ダンテ・ガブリエル・ロセッティ
37.ダンテ・ガブリエル・ロセッティ『ソネットと抒情詩』
(ロンドン:ケルムズコット・プレス)1894年
38.ダンテ・ガブリエル・ロセッティ『バラッドと物語詩』
(ロンドン:ケルムズコット・プレス)1895年
39.ウィリアム・モリス『グィネヴィア:二編の詩』
(ロンドン:ファンフロリコ・プレス)1930年 版画:ダンテ・ガブリエル・ロセッティ
※展示解説は作成中です。講演会までには用意できる予定ですので、公開をお待ちください。
(hh)
第153回鶴見大学図書館貴重書展
「祈りとポエジー」
開催のお知らせです。
羊皮紙にラテン語で書かれた西洋中世彩色写本や英語の詩集など、装飾や挿絵の美術的な意匠も楽しめる資料を展示いたします
10月5日(土曜日)には講演会・ギャラリートークを開催
さらに今回は特別企画として、附属中高生の協力による歌の実演もありますよ
ポスターデザイン:野口明日香(大学院文学研究科文化財学専攻)
祈り、詩、歌―文字として紙面に記されながらも、あらかじめ声に出して読まれることを前提にしたテクストを集めて展示します。また、文字だけではなく、装飾や挿絵など美術的な意匠も楽しめる資料を集めました。
見どころの一つ目は、羊皮紙にラテン語で書かれ、祈りと信仰の生活を支えた西洋中世の彩色写本です。本学図書館は中世の文献を継続して収集していますが、今回は東京藝術大学音楽学部の西間木真氏に新旧資料の調査をお願いしました。
二つ目は、17世紀から19世紀にかけて出版された英語の詩集です。17世紀初頭に聖書の英訳が許され、英語は名実共に国民の言葉となりますが、その英語がいかに詩歌(うた)い継がれてきたのかを詩集に辿ります。
(文学部英語英米文学科准教授 菅野素子)
【開催期間】2019年9月28日(土曜日)~10月31日(木曜日)
【展示会場】図書館1階エントランス
入場無料
【展示時間】
平日 8時50分~21時00分
土曜 8時50分~18時00分
日曜・祝日 休館
ただし、10月14日(月曜・祝日)は授業実施日のため通常開館
紫雲祭期間中の10月20日(日曜)は展示のみ催行(10時00分~16時30分)
【講演会】10月5日(土曜日) 14時00分~15時30分
「羊皮紙片に記された祈りの歌 ~鶴見大学図書館新収貴重資料から~」
講師:西間木真(東京藝術大学音楽学部准教授)
「英語の詩集にみるヨーロッパとその伝統」
講師:菅野素子(本学文学部准教授)
歌唱協力:鶴見大学附属中学校・高等学校アンサンブルクレイン部
【講演会会場】図書館地下ホール
※参加申し込み不要・無料。直接会場へお越しください。
JR鶴見駅から徒歩10分
京急鶴見駅から徒歩15分
展示・講演会とも入場無料です。
一般の方は、入口で呼び出しボタンを押して入館してください。
(hh)
第75回鶴見大学図書館貴重書ミニ展示
「市河米庵の楽志論」を開催しています。
あした23日(日)オープンキャンパスの
模擬授業に合わせた展示です。
エントランスにて、6月28日(金)まで。
展示は一般の方もご覧になれますので、ぜひお立ち寄りください。
入場無料です
展示資料
1.市河米庵の真跡 仲公理(ちゅうこうり) 楽志論(らくしろん)』 1帖
文政2年〈1819〉10月書
2.(黄堅(こうけん)編) 『古文真宝(こぶんしんぽう)』後集(こうしゅう) 10巻2冊
寛文元年〈1661〉12月 (京)風月庄左衛門刊
3.市河米庵編 『敝帚帖(へいそうじょう)』 1冊
文政2年〈1819〉5月跋 書肆 江戸浅草茅町二丁目 須原屋伊八刊
(※1・3は研究費登録図書のため、所在は個人研究室)
また、オープンキャンパスに合わせて
新着コーナー横でも貴重書の展示をしています。
(hh)
第152回鶴見大学図書館貴重書展
日本近世文学会大会開催記念展示
『江戸の出版と写本の文化』
展示期間:5月25日(土)~6月10日(月)
展示場所:鶴見大学図書館1階エントランス
開催時間:平日:8時50分~21時00分/土曜:8時50分~18時00分/日曜:閉館
※6月9日(日)は日本近世文学会大会開催に合わせ、展示のみ催行(9時30分~16時30分)。
色とりどりの、とても楽しい展示です。是非ご覧ください。
【ご挨拶】
このたび本学で日本近世文学会が開催されることを記念して、江戸時代の出版と写本の文化に焦点を当てた展示を企画いたしました。江戸時代に華ひらいた出版文化は、人々の娯楽や学芸などの営みに少なからぬ影響を与えましたが、一方で写本の営為も、書物文化のなかで大きな位置づけを占めていました。
そこで、本展示では9つのテーマのもと、江戸時代初期から幕末明治にかけて書写・刊行された典籍を取り上げました。展示品からは、素朴な色刷りから華やかな多色刷りへの変化、趣ある活字から精巧な彫りへの技術的変遷、時期や分野ごとに異なる魅力を放つ造本の美、あるいは名家による流麗な筆致や即興の書の持つ力などが感じられ、前近代の豊穣な書物文化の世界を垣間見ることができます。
また、鶴見大学図書館には、古今東西の貴重書が1万点以上収蔵されていますが、これらの蔵書は、本学教職員が心血を注ぎ歳月をかけて収集してきたものです。先達によって集積された古典籍は、研究のみならず、広く教育や社会貢献の場にも活用されてきました。定期的に開催している貴重書展もその活動の一環です。
この展示を通して、一人でも多くの方に、幾星霜を経て本学に所蔵されるに至った古典籍それ自体が醸し出す魅力を、肌で感じていただくことができれば幸いです。
第152回貴重書展担当者一同
展示は学外の方もご覧になれます。入館ゲート横に呼び出しボタンがありますので
カウンターにて「展示をみにきた」とお伝えください
入場無料です
アクセス
駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください
JR鶴見駅から徒歩10分
京急鶴見駅から徒歩15分
(mk)
本日2/21(木)刊行のタウンニュース(鶴見区版)に展示を担当した渡辺講師の記事が掲載されました。
取材風景がこちら
今回の展示は、普段は書庫の中で保護紙に包まれて見る事の出来ない、美しい装丁をご覧になれます。
英国式製本の美しさをお楽しみください。
講演会 2/26(火)14:00~15:00
テーマ:19世紀英国のブックデザイナー
講 師:渡辺一美(本学文学部講師)
会 場:鶴見大学図書館 地下ホール
予約不要・入場無料 ご来場お待ちしております
第151回鶴見大学図書館貴重書展
『19世紀英国のブックデザイン―版元製本の美』
展示期間:2019年1月31日(木)~3月1日(金)
展示場所:鶴見大学図書館1F エントランス
閉館日:日曜・祝日
開館時間は当館HPでご確認ください。図書館開館カレンダー
駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください
JR鶴見駅西口下車徒歩5分
京急鶴見駅下車徒歩7分
(kt)