貴重書の紹介

2015年10月 7日 (水)

「昔の本にさわってみよう!」in平戸小学校

昨日、横浜市立平戸小学校で

6年生全3クラスを対象に、

古典籍実見・体感プログラム

「昔の本にさわってみよう!」を

開催しました。

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とてもいいお天気でしたsun

 

1時間目は、音楽室で

昔の本ってどれだけ大事?というお話と、

古典籍の触りかたの説明をきいてからear

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(久保木先生)

 
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(伊倉先生)

 

実際に昔の本に触れてみます。

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紀元前の粘土板文書、

解体新書、

ターヘルアナトミア、

学問のすすめ、

昔の横浜の地図、

江戸時代の版本

などなど。

 

次の時間は、教室で和本作りです。

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粘葉装(でっちょうそう)という、

のりだけで綴じる本を作りますbook

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作ったあとは、感想を発表してくれましたshine

 

休み時間には、PTAや他学年の先生方などにも

見学してもらいましたeye

5年生の子が、図書室で百人一首の本を借りてきて

古典籍と見比べているところですscissors

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くずし字、読めたかな??

 

今回は、2~5時間目までの開催だったので、

お昼は給食をいただきましたhappy01

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これは、ごはんにかける前smile

メニューは中華丼でしたupup

給食なんて何十年ぶりでしょう・・・

おいしかったですdelicious

ごちそうさまでしたriceball

 

平戸小学校のみなさま、

ご協力ありがとうございました。

 

この事業は、神奈川県大学発・政策提案によるもので

小学生が古典籍類を実見・体感して、感性を涵養するための

プログラムと教材の開発を目的として、昨年度から継続しています。

 

プログラムについての過去記事はこちら

小学生に古典籍を

「昔の本にさわってみよう!」

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2015年5月11日 (月)

卒業生とのコラボ展示を開催中

図書館では、本日より第58回貴重書ミニ展示を開催中ですbookeye

新収資料から鹿島志を展示中です。 平成25 年度文学部ドキュメンテーション学科卒業生の小山田藤子さん卒業論文で『鹿島志』の研究を行いました(『『鹿島名所図会の研究』)。国文学研究資料館や早稲田大学図書館所蔵などの、各版の関係を明らかにしたたいへんな労作でした。この度の『鹿島志』の鶴見大学図書館収蔵を機会に、小山田さんと伊倉教授が一緒に調査及び解題の執筆に当たりました。研究成果をぜひともご覧ください。

展示期間:平成27年5月11日(月)~5月24日(日)

展示場所:鶴見大学図書館メインカウンター前

※5月24日(日)は、オープンキャンパスのため、図書館見学のみ行っています。

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図書館へのアクセスはこちら

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2015年4月 8日 (水)

鎌倉文学館 展示予告

当館から、鎌倉文学館へ源氏物語に関する様々な貴重資料を貸し出ししています。 鎌倉文学館は、旧前田侯爵家別邸で国登録有形文化財となっています。今年開館30周年を迎え、 歴史ある建物のみならず、庭園の美しさでも有名です。 5月には鎌倉文学館バラまつりも開催されますので、展示と共に庭園をお楽しみください。

特別展「スーパーストーリー源氏物語」

開催期間:2015年4月25日(土)~7月5日(日)

Genji_3 Genji2_5 詳細はこちらから

(kt)

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2015年3月12日 (木)

卒業記念展示のご案内

明日3月13日(金)は卒業式ですfuji

卒業記念として、

源氏物語扇面貼交屏風

(げんじものがたり せんめん はりまぜ びょうぶ)

を展示します。

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文化元[1804]年制作

解説(PDF)

 

展示日時:3月13日(金)9:00~16:00

展示会場:図書館エントランス

 

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実際に扇として使われたものが

残っていることは

非常に稀なのだそうですeye

 

年に1日だけの限定展示ですよupup

当日は閉館ですが

エントランスを開放しています。

記念撮影camerascissorsに、ぜひおいでくださいhappy01

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2015年1月29日 (木)

貴重書内覧会を開催しました

文短同窓会役員を対象に、

貴重書の内覧会を開催しました。

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華やかなものを...とのことで

奈良絵本などの絵入本を中心に

ご紹介しましたshine

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日本文学科の高田先生に

解説をお願いしました。

ご協力ありがとうございましたconfident

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2014年10月15日 (水)

「宇野千代書簡」と東郷青児

神奈川新聞「知の遺産II-図書館コレクションから-」にあわせて、貴重書ミニ展示を開催中です。

第6回目は『宇野千代書簡』です。今回が最後の掲載・展示です。

(執筆担当:文学部・日本文学科 片山倫太郎先生)

展示期間:10月14日(火)~10月18日(土)

時間:平日 8:50~20:00、土曜 8:50~18:00

場所:図書館1階 メインカウンター前

貴重書ミニ展示は一般の方もご覧になれます。

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2 小説家・宇野千代が1934(昭和9)年5月19日に、山口嘉夫に宛てた書簡mailto


同居中の画家・東郷青児が留守だったことを詫び、東郷の画会の開催や絵を買ってくれる客の紹介を依頼する内容となっています。
ぜひ宇野千代の自筆をご覧ください。memopencil

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2014年10月 6日 (月)

勅撰和歌集の古典籍と古筆切

神奈川新聞「知の遺産II-図書館コレクションから-」にあわせて、貴重書ミニ展示を開催中です。

第5回目は『古今和歌集』です。

(執筆担当:文学部・ドキュメンテーション学科 久保木先生)

展示期間:10月6日(月)~10月11日(土)

時間:平日 8:50~20:00、土曜 8:50~18:00

場所:図書館1階 メインカウンター前

貴重書ミニ展示は一般の方もご覧になれます。

Photo_3 古今和歌集 伝津守国冬筆 南北朝時代写

勅撰和歌集とは、天皇(上皇・法皇)の命によって撰ばれた和歌選集のことで、10世紀初頭の『古今和歌集』に始まり全21作品(二十一代集)が成立しています。
『古今和歌集』は、醍醐天皇の勅命により編纂され、撰者は紀友則、紀貫之、凡河内躬恒、壬生忠岑の4人と言われています。とても有名な歌人ばかりですねhappy01flair

今回展示しているのは、その一番初めの勅撰集『古今和歌集』"巻第一春歌上"の頁です。
在原元方の「ふるとしに春たちける日よめる」「年のうちに春は来にけりひととせを去年こぞとや言はむ」~
ぜひご覧になってください。

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2014年9月30日 (火)

新刊案内『新古今和歌集の新しい歌が見つかった! 800年以上埋もれていた幻の一首の謎を探る』(笠間書院)

中川先生と久保木先生から、新刊のお知らせですnew

『新古今和歌集の新しい歌が見つかった! 800年以上埋もれていた幻の一首の謎を探る』

発行:笠間書院

鶴見大学日本文学会・ドキュメンテーション学会・鶴見大学図書館[編]

久保木秀夫(本学文学部准教授)・中川博夫(本学文学部教授)[著]

ISBN:978-4-305-70741-3

 

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2012年、鶴見大学図書館に「古筆手鑑」一帖が収蔵され、その中から、『新古今和歌集』の歌としては、これまでまったく知られていなかった一首が、新たに発見されました。

鎌倉時代のごく初期に書写された巻子本を、主に観賞目的で分割した、いわゆる古筆切(断簡とも)の一葉として、それは姿を現しました。

本書は、その『新古今和歌集』新出歌を記載している断簡について、あらためて紹介し、かつ関連資料を徹底的に集めた上で考察するものです。

日本古典文学研究の推理小説的な面白さや奥深さ、必要性、重要性を存分に伝えるエキサイティングな書。

本書の原本資料を活用した、書誌学的・文献学的方法に基づく論述は、古典文学研究の魅力をあますところなく伝えます。図版多数掲載、フルカラー。

bud笠間書院ホームページよりbud

 

目次など、詳細はリンク先をご覧ください。

「はじめに」全文が掲載されていますよeye

http://kasamashoin.jp/2014/09/800.html

10月下旬刊行予定ですhappy01

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2014年9月29日 (月)

松平定信編纂の“文化財図録”

神奈川新聞「知の遺産II-図書館コレクションから-」にあわせて、貴重書ミニ展示を開催中です。

第4回目は「集古十種」です。

(執筆担当:文学部・ドキュメンテーション学科 伊倉先生)

展示期間:9月29日(月)~10月4日(土)

時間:平日 8:50~20:00、土曜 8:50~18:00

場所:図書館1階 メインカウンター前

貴重書ミニ展示は一般の方もご覧になれます。

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集古十種とは、幕府老中首座の松平定信が編纂した「文化財図録」です。各地に伝わる古器物、古書画を模刻し、その所在地、材質、寸法、特徴を注記しました。掲載される文化財は1859点に上り、碑銘、鐘銘、兵器、などの十種(全85冊)に分類されています。

今回掲載された頁は、源頼朝が後白河法皇から下賜された鶴岡八幡宮所蔵の国宝「籬菊螺鈿蒔絵硯箱」です。

Shuuko_2_2 今でも鎌倉八幡宮に収められている美しいshine蒔絵の箱shine

現在鎌倉国宝館で展示中ですので、興味のある方はぜひ本物もご覧になってくださいeyeflair

 
「籬菊螺鈿蒔絵硯箱」をご覧になりたい方はこちらhappy02

国宝 鶴岡八幡宮古神宝(鎌倉国宝館)

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2014年9月22日 (月)

西洋医学導入に結実「Ontleedkundige tafelen」

2014年9月8日~10月13日の、毎週月曜に掲載中(全6回)の

神奈川新聞「知の遺産II-図書館コレクションから-」にあわせて、貴重書ミニ展示を開催中です。

第3回目は、「Ontleedkundige tafelen」(通称ターヘル・アナトミア)1734年、アムステルダム版です。

解剖学者のクルムスが著した「Anatomische Tabellen(解剖図)」1732年第3版・1722年初版を、オランダ人医師のディクテンが蘭語に訳したもので、あの有名な「解体新書」の原本となった本ですhappy02flairshine

(執筆担当:歯学部解剖・組織学 佐藤哲二先生)

展示期間:9月22日(月)~9月27日(土)

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当館所蔵のターヘル・アナトミアは、蛇皮で装丁されているのも見どころのひとつとなっていますbookeye

Kaitaishinsho_02516342解体新書 1774年刊 同時展示を行っていますhappy02scissorsshine

時間:平日 8:50~20:00、土曜 8:50~18:00

場所:図書館1階 メインカウンター前

 

貴重書ミニ展示は、一般の方もご覧になれます。

ぜひ、図書館に足をお運びくださいmaple

(kt)