貞政少登先生が亡くなられました。
今月22日のことです。
先生は、退職後も長く日本文学科を支えてくださいました。
研究室の先達として、また当代最高の書家のおひとりとして。
その卓越した天分と比類ない精進は、数々の名作に結実しています。
先生は、細やかな心遣いの人でもいらっしゃいました。
諸委員会があると終わるまで待たれ、ねぎらってくださるのが常でした。
何かご都合があったのでしょう、メモを残して早く帰られたことがあります。
ありあわせの紙切れに鉛筆の走り書き。
一つの作品となっていることに、驚かされます。
しかし申しても詮なきこと、ふところの広いお人柄を偲ぶばかりです。
先生の作品にご関心のある方は、是非「蘭風」を御覧ください。
墨色の美しさ、冴えた線、鮮やかな空間処理に驚かれるでしょう。
入試キャリアセンターのフロアにございます。
鶴見大学文学部日本文学科研究室
釣瓶おとしの夕暮、読書に卒論執筆に、あるいは一瓢携えての遊歩に、
秋の夜長を楽しんでおられますでしょうか。
さて今秋も、下記の通り鶴見日本文学会 秋季大会を開催いたします。
日時:11月26日(土)14時開演
会場:鶴見大学会館 メインホール(地下一階)
講演:
金文京(本学教授)
「山人考 ―近世知識人の一形態―」
藤本幸夫(富山大学名誉教授・本学研究員)
「朝鮮本と和刻本」
東洋学の泰斗による日本の書物と文学についてのご講演、ぜひお聴き逃しなされませんよう。
いつもながら入場無料、ご予約も不要です。
在学生や卒業生の皆様はもちろん、ご関心のある方々はどなたでも大歓迎、
どうぞお誘い合わせの上お運びください。
なお、この記事およびポスター(現在鋭意配布中)の画像は、
本学科の教員の所蔵本を撮影したものです。
その所蔵者とは一体誰か、またそれぞれどのような本の書影なのか、
ご賢察の方、あるいはご興味をお持ちの方は研究室へどうぞ。
本学科の誇る豪華賞品(?)をご進呈できる、かもしれません。
鶴見大学文学部 日本文学科
暑い暑いと言っているうちに、夏休みも半ば過ぎ。
読書や調べ物は進んでいますか。
卒業論文に取りかかっている人は、寸暇を惜しんで勉強!
こちらは、ほぼ毎日研究室に出かけています。
(仕事が片付きませんので)
さて、研究棟の脇には銀杏の並木があります。
先日の台風は、青い実と青い葉を散らしました。
黄金の葉は、文学や絵画の題材にしばしば取り上げられます。
しかし、銀杏の青い実を描いたものは珍しいでしょう。
地上に落ちた実を、鳩がつついています。
(おいしいものとは、とても思えません)
なお、20日を過ぎますとかなりの教員が研究室に顔を出します。
ご質問のある方は遠慮なく、どうぞ。
鶴見大学文学部日本文学科
日本文学会春季大会のご案内です。
平成28年7月16日(土)14時、鶴見大学記念館第1講堂。
研究発表2本・講演1本にて、にぎにぎしく開催します。
小池 亜弥香(本学大学院博士後期課程)
形容詞「めづらし」の変遷
ー『拾遺和歌集』恋四・887の歌を通してー
河田 翔子(本学大学院博士後期課程)
葉に詩歌を書くこと
ここまでが研究発表です。
さて次は、トリの講演。
神林 尚子(本学専任講師)
合巻『於竹大日忠孝鏡』をめぐって
おわかりの方は、日本文学合同研究室までお越しください。
見事正解を出された方に、豪華(?)賞品をさしげます。
鶴見大学文学部日本文学科
連休はいかがでしたか。
調子を整え、勉強のリズムをうまく作ってください。
梅雨に向かうこの季節、うかうかしていると半年無駄にしてしまいます。
わからないことがあれば、放置しないですぐ質問。
理解できないままに答だけ覚えようとしたり、
答や訳文を写したりするのは、ほとんど無駄。
まず、わかることが必要です。
さて、息抜きに珍しいお菓子をご紹介。
(息抜きが必要なほど、何かに打ち込んでいますか?)
青唐津の小皿と、道明寺粉の皮で漉し餡を包んだものの組み合わせです。
季節にちなみ「やまぶき」と言う名がついていました。
青唐津は、安土桃山から江戸初期でしょうか。
念のため、高台も。
ちなみに「やまぶき」から、どんな文学作品を連想しますか。
芥川龍之介の今様でしょうか、室生犀星の王朝物でしょうか。
何も浮かばない人は、すぐ図書館へ走ってください。
なお、日本文学会春季大会につきましては、細部が決まり次第ご案内します。
鶴見大学文学部日本文学科
今年の桜吹雪も見おさめ、そろそろ青葉が目に嬉しい季節です。
新学期も始まって、課題の山に目を回されている方もおいででしょうか。
そんな方に朗報、日本文学科では「学習アドバイザー」の制度を設けています。
図書館一階の窓口にて、授業や課題などについての
(あるいは他のよしなしごとでも)よろずご相談を受け付けます。
資料の探し方や調べ方、まとめ方などに迷われたらぜひ。
窓口は毎週火曜、15:00~19:00の開設です。
もちろん予約不要、飛び込みのご相談も大歓迎。
窓口の担当者は本学の大学院生です。本学を知りつくした先輩ならでは、
経験に裏打ちされた助言が聞けるはず。どうぞお気軽にお立ち寄りください。
ところで、図版は当学科の教員(さてどなたでしょう)謹製の
告知ポスターから拝借しました。
学内にも多数掲示中、ぜひ足を留めてご覧ください。
実は図案にも(例によって)一捻りの趣向あり、気になられた方は、
図書館のアドバイザー窓口へ、もしくは日文の合同研究室へどうぞ。
鶴見大学文学部日本文学科