2017年3月23日 (木)

花待ち頃【研究室から】

先日、卒業生のみなさんをお送りしました。

大学の桜が豪奢な姿を見せるのは、もうしばらく後。

新入生を迎える頃でしょうか。

今日は、とりあえず『桜品』にご登場願います。

(困ったときの松岡怡顔斎頼み)

Photo 版木が少しくたびれておりますが、ご勘弁ください。

清楚な山桜です。

この絵は『鶴見日本文学会報』最新号にも乗せました。

さて4月から、より高度な、そしてより厳しい勉強が始まります。

大いに、とは申しません。少し頑張ってみましょう。

学問(特に国文学)は面白いのですから。

ちなみに『桜品』の彩色は、初刷り時にはなかったもの。

と言うことがわかるのも、学問の功徳です。

鶴見大学文学部日本文学科研究室

2017年2月26日 (日)

輝く明日【研究室から】

なんだか安物のドラマのタイトルみたいで、恐縮です。

自転車を走らせておりまして、まぶしいばかりの風景に出会ったお話。

まあ御覧ください。

Photo 交通安全祈願を専らとするらしいことのそれはそれとして、

定期試験も卒業論文口述試問も終わり、成績発表を待つばかりかと存じます。

一つ上の学年に進まれる方にも、めでたく学窓を巣立たれる方にも、

そして、不本意な結果となった方にも、

黄金の日々が開けていくことを願っています、

と申し上げたくて、この画像としました。

(「黄金の日々」は、毎日ざくざく儲かる、と言うことではありません)

鶴見大学文学部日本文学科

2017年1月29日 (日)

お人柄【研究室から】

貞政少登先生が亡くなられました。

今月22日のことです。

先生は、退職後も長く日本文学科を支えてくださいました。

研究室の先達として、また当代最高の書家のおひとりとして。

その卓越した天分と比類ない精進は、数々の名作に結実しています。

先生は、細やかな心遣いの人でもいらっしゃいました。

諸委員会があると終わるまで待たれ、ねぎらってくださるのが常でした。

何かご都合があったのでしょう、メモを残して早く帰られたことがあります。

ありあわせの紙切れに鉛筆の走り書き。

一つの作品となっていることに、驚かされます。

Photoその芸術が、正当に評価されたとは、思えません。

しかし申しても詮なきこと、ふところの広いお人柄を偲ぶばかりです。

先生の作品にご関心のある方は、是非「蘭風」を御覧ください。

墨色の美しさ、冴えた線、鮮やかな空間処理に驚かれるでしょう。

入試キャリアセンターのフロアにございます。

鶴見大学文学部日本文学科研究室

2016年12月17日 (土)

窓から【研究室から】

ご存じでしたか、6号館の窓から富士山が見えることを。

冬は、特に秀麗な姿を眺めることができます。

日暮れ時の微妙なトーン、ではどうぞ。

Photo 手前の電線やらアンテナやらちょいと邪魔ですが、街中ゆえやむをえません。

平安時代の破り継ぎを連想しませんか。

さて、先日の日本文学会には、学外からいろいろな方が来られました。

ご聴講、感謝いたします。

4年生の皆さん、卒業論文は間に合いましたか。

年明けには定期試験が待ち構えております。

万全の体調で、試験なんぞ返り討ちにしてください。

鶴見大学日本文学科研究室

2016年10月26日 (水)

鶴見日本文学会 秋季大会のお知らせ

釣瓶おとしの夕暮、読書に卒論執筆に、あるいは一瓢携えての遊歩に、

秋の夜長を楽しんでおられますでしょうか。

さて今秋も、下記の通り鶴見日本文学会 秋季大会を開催いたします。

日時:11月26日(土)14時開演

会場:鶴見大学会館 メインホール(地下一階)

講演:

金文京(本学教授)

「山人考 ―近世知識人の一形態―」

藤本幸夫(富山大学名誉教授・本学研究員)

「朝鮮本と和刻本」

Photo_2

東洋学の泰斗による日本の書物と文学についてのご講演、ぜひお聴き逃しなされませんよう。

いつもながら入場無料、ご予約も不要です。

在学生や卒業生の皆様はもちろん、ご関心のある方々はどなたでも大歓迎、

どうぞお誘い合わせの上お運びください。

Photo 

なお、この記事およびポスター(現在鋭意配布中)の画像は、

本学科の教員の所蔵本を撮影したものです。

その所蔵者とは一体誰か、またそれぞれどのような本の書影なのか、

ご賢察の方、あるいはご興味をお持ちの方は研究室へどうぞ。

本学科の誇る豪華賞品(?)をご進呈できる、かもしれません。

鶴見大学文学部 日本文学科

2016年9月28日 (水)

英蘭秋霖【研究室から】

深まる秋、かと思えば雨続き。

勉強ははかどっていますか。

特に卒業論文と取り組んでいる人には、一刻も無駄には出来ない時期です。

雨模様の方が、じっくりと調べ物をするのに適しているかもしれません。

さて、英蘭はイングランドの音訳です。

(イギリスとオランダを意味することもあります)

100年ほど前、大英帝国の雨上がりはどうでしょう。

Elia3 繊細な挿絵です。

実は、木版。エッチングではありません。C.ラムの本から取りました。

読書の秋でもありますから、和漢洋を問わずたくさん読んでください。

鶴見大学文学部日本文学科

2016年8月17日 (水)

青い実【研究室から】

暑い暑いと言っているうちに、夏休みも半ば過ぎ。

読書や調べ物は進んでいますか。

卒業論文に取りかかっている人は、寸暇を惜しんで勉強!

こちらは、ほぼ毎日研究室に出かけています。

(仕事が片付きませんので)

さて、研究棟の脇には銀杏の並木があります。

先日の台風は、青い実と青い葉を散らしました。

黄金の葉は、文学や絵画の題材にしばしば取り上げられます。

しかし、銀杏の青い実を描いたものは珍しいでしょう。

Photo 明治の巧手、水野年方作の「三十六佳撰」宝暦美人です。

地上に落ちた実を、鳩がつついています。

(おいしいものとは、とても思えません)

なお、20日を過ぎますとかなりの教員が研究室に顔を出します。

ご質問のある方は遠慮なく、どうぞ。

鶴見大学文学部日本文学科

2016年6月25日 (土)

遅くなりましたが【お知らせ】

日本文学会春季大会のご案内です。

平成28年7月16日(土)14時、鶴見大学記念館第1講堂。

研究発表2本・講演1本にて、にぎにぎしく開催します。

小池 亜弥香(本学大学院博士後期課程)

形容詞「めづらし」の変遷

ー『拾遺和歌集』恋四・887の歌を通してー

Photo 上の図は、もちろん『拾遺和歌集』当該歌です。

河田 翔子(本学大学院博士後期課程)

葉に詩歌を書くこと

Photo_2 これもテーマにちなみ、紫陽花の大きな葉。

ここまでが研究発表です。

さて次は、トリの講演。

神林 尚子(本学専任講師)

合巻『於竹大日忠孝鏡』をめぐって

Photo_3この図版の意味はなんでしょう。

おわかりの方は、日本文学合同研究室までお越しください。

見事正解を出された方に、豪華(?)賞品をさしげます。

鶴見大学文学部日本文学科

2016年5月22日 (日)

よひらの花【研究室から】

今年の参禅会は、日帰りとなりました。

夕刻、鐘楼脇の道を研究室へ歩いておりましたら、咲き始めの紫陽花。

なかなか可憐な風情です。

Photo_2 これは花びらが3枚。普通4枚ですので「よひらの花」と言われました。

(正確には、「花びら」ではなく「萼(がく)」です)

研究室へお越しの節は、ちょいと寄り道してみてはいかが。

担当者は、毎年6月郊外のお不動様へ出かけ、紫陽花を堪能します。

その頃、次の『日本文学会報』も編集を終えているでしょう。

(誰です、原稿に苦吟中の教員は)

鶴見大学文学部日本文学科

2016年5月10日 (火)

引き締めて【研究室から】

連休はいかがでしたか。

調子を整え、勉強のリズムをうまく作ってください。

梅雨に向かうこの季節、うかうかしていると半年無駄にしてしまいます。

わからないことがあれば、放置しないですぐ質問。

理解できないままに答だけ覚えようとしたり、

答や訳文を写したりするのは、ほとんど無駄。

まず、わかることが必要です。

さて、息抜きに珍しいお菓子をご紹介。

(息抜きが必要なほど、何かに打ち込んでいますか?)

Photo 青唐津の小皿と、道明寺粉の皮で漉し餡を包んだものの組み合わせです。

季節にちなみ「やまぶき」と言う名がついていました。

青唐津は、安土桃山から江戸初期でしょうか。

念のため、高台も。

Photo_2 なぜ唐津とわかるのだろう、と思ったら、研究室までどうぞ。

ちなみに「やまぶき」から、どんな文学作品を連想しますか。

芥川龍之介の今様でしょうか、室生犀星の王朝物でしょうか。

何も浮かばない人は、すぐ図書館へ走ってください。

なお、日本文学会春季大会につきましては、細部が決まり次第ご案内します。

鶴見大学文学部日本文学科