« 2024年9月 | メイン | 2024年11月 »

2024年10月

2024年10月26日 (土)

秋季大会のご案内【研究室から】

秋の気配が深まってきました。

日本文学会からのご案内です。

11月16日(土)午後2時より秋季大会を開催いたします。

会場;鶴見大学記念館 地下2階記念ホール

(大学会館ではありませんので、ご注意)

講演;近世前期の出版と寺院 

       本学文学部講師 万波寿子

  〈女三宮と猫〉の江戸的享受―文学作品における―

       学習院大学教授 鈴木健一

聴講無料、予約も不要です。どうぞお越しください。

女三宮と猫についてお話いただきますので、浮世絵1枚ご紹介。Photo御簾の向こうには六条院の庭が丁寧に描かれています。

女三宮に猫の後ろ姿、季節が違いますけれど、ご勘弁ください。

絵師は楊州周延(1838~1912)、連作「千代田の大奥」が有名です。

長州征討に加わったり彰義隊隊士となったりとなかなか勇ましい。

では、ご来場をお待ちしております。

鶴見大学文学部日本文学科研究室 cat 

2024年10月 8日 (火)

やはり、秋は【研究室から】

読書も勿論ですが、食べ物のおいしい季節です。

来週水曜、旧暦の9月13日は栗名月・豆名月。

仲秋の名月を眺められた方は、こちらも是非どうぞ。

旧暦8月の月見だけですと、片見月または片月見と言います。

話は戻って、栗か豆を出してみようと思いましたが、

おいしそうな薯蕷饅頭をみつけましたので、方針転換。

黄瀬戸の小皿と取り合わせています。Photo_2単純な素材と形ですので、ごまかしがきかない。

お店の技倆がよくわかります。

さて、担当者のふるさとは美濃の田舎です。

隣の町に老舗の和菓子屋さんがありました(現在も多分健在)。

そこの薯蕷饅頭は、形がふっくら愛らしく、味もなかなか。

都会の人気店に負けない佳品です。

黄瀬戸は江戸の早い頃、お茶でもいれましょう。

鶴見大学文学部日本文学科研究室