【高校生・受験生のみなさんへ】

2014年9月 1日 (月)

大磯

夏休みも終わり、だいぶ涼しくなってまいりましたね。

9月14日(日)はオープンキャンパスです。

模擬授業は、高田信敬先生と中川博夫先生のコンビで行い、テーマは「古典とコンピュータ」です。

お楽しみに!

先日、大磯・掛川に行ってきました。

大磯の鴫立庵です。

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西行が大磯あたりで詠んだとされる「心なき身にもあわれはしられけり鴫(しぎ)たつ沢の秋の夕暮れ」(新古今和歌集)にちなんでいます。

庭にはたくさんの石碑が立てられていました。

八十もの碑があるようです。

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熱海に移動し、お宮の松を見ました。

尾崎紅葉『金色夜叉』中の名場面、主人公寛一とお宮の別れの場面(「来年の今月今夜のこの月を」の台詞で有名ですね)の舞台といわれています。

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これは初代お宮の松。

現在は二代目お宮の松ががんばっていて、その隣には寛一とお宮の像が立っています。

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もっと険しい表情をしているイメージでした。

鶴見大学文学部日本文学科

2014年8月13日 (水)

平泉

8月23日(土)はオープンキャンパスです。

模擬授業は新沢典子先生による「古代の文学と現代日本語」です。

前回に引き続き、多くのみなさまのご来場をお待ちしております!

先週、平泉に行ってきました。

あいにくのお天気で、山からは雲が湧き出し、霧が立ちこめていました。

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奥州藤原氏初代清衡が建てた中尊寺金色堂は、この中に保存されています。

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子どもの頃に金色堂を見たときには、ただただ金だという印象しかありませんでしたが、改めて見ると螺鈿細工がとてもきれいでした。

芭蕉はここで「五月雨の降りのこしてや光堂」の句を残していますが、曾良の日記によると、芭蕉が中尊寺を訪れた日は晴れだったようです。

毛越寺大泉が池です。

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見る方向によって、池の趣がいろいろに変わります。

雨が降ったりやんだりしたせいもあるかもしれません。

境内には「夏草や兵どもが夢の跡」の芭蕉直筆句碑がありますが、ほかにこの句を新渡戸稲造が英訳して揮毫した碑もありました。

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The  summer grass

  'Tis all that's left

Of ancient warriors' dreams.

                        Inazo Nitobe.

新渡戸稲造は、ご存知の通り旧五千円札に描かれた人で、岩手県出身です。

2014年7月28日 (月)

石上神宮

梅雨が明けて本格的な暑さがやってまいりましたが、みなさまお元気にお過ごしでしょうか。

8月3日(日)はオープンキャンパスです。

模擬授業は、江戸時代のパロディ小説『仁勢物語(にせものがたり)』(なんの作品のパロディかわかるでしょうか?)についての話です。

ぜひお越しください!

奈良に調査に行ったついでに、石上神宮に行ってきました。

『日本書紀』にも記述が見える、とても古い神社です。

ここに蔵されている、金象嵌の銘文が施された七支刀(しちしとう)は、日本史の教科書などにも取り上げられており、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

石上神宮は布留(ふる)社ともいいます。

大学生の頃に復曲能「布留」を観たことを思い出しました。

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国宝の拝殿です。

また境内には、いろいろな種類の鶏がたくさん放し飼いにされています。

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神鶏も暑そうです。

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うら手には美しい水田が広がっていました。

鶴見大学文学部日本文学科

2014年7月18日 (金)

オープンキャンパスのお知らせ

7月20日(日)はオープンキャンパスです。

模擬授業は片山倫太郎先生による「芥川龍之介『羅生門』冒頭の技巧」です。

高校の国語の授業とはひと味違った『羅生門』のお話をぜひ聞きにいらしてください!

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研究室で紅花をいただきました。

和歌では末摘花(すえつむはな)といいます。

『源氏物語』には末摘花と呼ばれる鼻の紅い姫君が登場しますが、この姫君が鼻が紅いことを紅花と掛けているわけです。

花はアザミに似て、黄色がかった赤色をしており、染料や口紅の材料になります。

  まゆはきを俤(おもかげ)にして紅粉(べに)の花

芭蕉がおくのほそ道の旅中、山形で詠んだ句で、「眉はき」はお化粧に使う小さな刷毛のことです。

とてもやさしい姿をしています。

鶴見大学文学部日本文学科

2014年6月17日 (火)

オープンキャンパスのお知らせ

6月22日(日)はオープンキャンパスです。

模擬授業は三宅知宏先生による「”ことば”の分析」です。

受験生のみなさま、ぜひいらしてください!

梅雨の晴れ間が続いています。

少し前ですが、梔子(くちなし)が満開でした。

梔子は甘い香りが特徴的で、夜の暗闇の中でもそれとわかるほどです。

『源氏物語』を原作にした『あさきゆめみし』という漫画では、六条御息所の生霊が夕顔を取り殺すシーンで、梔子の香りが非常に印象的に用いられています。

(ただし、こうした描写は原作にはありません。)

今はしぼんで黄色く変色してしまっているものが多くなりました。

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秋には赤い実を結び、「山吹の花色衣主や誰問へど答へずくちなしにして」と詠まれるように、実は染料になります。

もう一つ、今咲いていたのが未央柳(びようやなぎ)。

金糸桃(きんしとう)とも呼ばれますが、柳とも桃とも関係のないオトギリソウ科の植物です。

「びようの柳」「びようの花」などと、古くから俳句の歳時記類に登場していますが、作例は多くはありません。

金糸のような雄しべが美しいですが、こちらもそろそろ枯れた花が目立つようになりました。

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鶴見大学文学部日本文学科

2014年3月 9日 (日)

梅園

3月23日(日)はオープンキャンパスです。

高田信敬先生による模擬授業「笑いと謎―楽しい古典文学―」もお楽しみに。

高校の古文の授業とはひと味違った違ったお話がきけますので、ぜひいらしてください!

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小梅という種類の梅です。

花は一重で小さいですが、すっきりと伸びた枝に、たくさんのつぼみをつけています。

古今和歌集に「春の夜の闇はあやなし梅の花色こそ見えね香やはかくるる」(春の夜の闇に梅の花の色は隠れても、その香は隠れようもない)と詠まれる通りの、香りの高さでした。

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こちらは大ぶりの八重咲きです。

枝が重たそうです。

青空を透かして見ましたが、こちらの梅は夜の闇の中でも白く浮き上がって見えそうです。

鶴見大学文学部日本文学科

2013年9月 7日 (土)

立石寺

9月15日(日)はオープンキャンパスです。

模擬授業は、高田信敬先生と中川博夫先生による「古典資料とコンピュータ」という、ちょっと珍しいお話です。

ぜひ聴きにいらしてください!

前回の続きになりますが、塩竈神社の翌日は、山形市山寺の立石寺へ行きました。

芭蕉が「おくのほそ道」の旅で「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」の句を詠んだお寺です。

麓から撮った写真です。山の中にあるのがわかりますでしょうか。

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現在は「シッシャクジ」というのが一般的ですが、芭蕉が『おくのほそ道』を執筆したときは「リュウシャクジ」と呼んでいたようです。

登山口近くに芭蕉と、ともに旅をした門人曽良の像がありました。奥が芭蕉で手前が曽良です。

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杉の間の石段を登ります。

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『おくのほそ道』に「岩に巌を重ねて山とし」というのはこんな風でしょうか。

数年前は入ることのできた場所が、立ち入り禁止になってきつつあるようで、少し残念でした。

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芭蕉が立石寺を訪れたのは元禄二年の陰暦五月二七日、今の暦でいうと七月十三日です。

私が行ったのは八月末でしたが、まだ蝉の声がきこえました。

鶴見大学文学部日本文学科

2013年8月20日 (火)

箱根遠足

8月24日(土)はオープンキャンパスです。

模擬授業では三宅知宏先生による日本語に関する面白いお話が聞けます。

ぜひいらしてください!

さて、昨日ゼミの遠足で箱根に行きました。

午前中に彫刻の森美術館、午後に強羅公園と大涌谷です。

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彫刻の森美術館のカール・ミレス「人とペガサス」。

空がきれいでした。

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大涌谷へと向かうロープウェイからは、強羅大文字焼の跡が見えました。

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大涌谷での記念撮影。

きれいに晴れていますが、少し視線を外すと、山からは雲が湧き上がっています。

楽しかったですね!

リフレッシュしたところで卒業論文をがんばりましょう。

鶴見大学文学部日本文学科

2013年7月29日 (月)

をのが影追ふ

8月4日(日)はオープンキャンパスです。

模擬授業は、江戸時代中期の俳人で画家としても有名な、与謝蕪村の句と画についての話です。

ぜひ足をお運びください!

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水色の美しいオオシオカラトンボです。

蜻蛉(とんぼ)は夏にも多くみられますが、文学においては古来から秋の季題です。

涼しげな姿が爽やかな秋の季節によく合っているからでしょうか。

  行く水にをのが影追ふ蜻蛉(とんぼ)かな  千代女(『千代尼句集』)

この写真を撮ったときも、実際にはかなり暑かったのですが、トンボの姿は涼しそうでした。

千代女の句では「とんぼ」ですが、

  白壁に蜻蛉過(よ)ぎる日影かな  召波(『春泥句集』)

のように、「とんぼう」と四音で詠まれることも多くあります。

鶴見大学文学部日本文学科

2013年7月17日 (水)

道のべの木槿

7月21日(日)はオープンキャンパスです。

模擬授業では、新沢典子先生による古代神話についての楽しい講義がきけます。

受験生のみなさま、ぜひいらしてください!お待ちしています。

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早くも梅雨明けし、本格的な夏がやってきました。

上の写真は、公園で見かけた八重咲きの木槿(むくげ)です。

木槿は夏から秋にかけて咲きますが、俳諧では秋の季語です。

芭蕉が野ざらし紀行の旅で詠んだ「道のべの木槿は馬に食はれけり」も秋の句です。

和歌や連歌では木槿はあまり詠まれません。

「槿花一日の栄」の言葉があるように、朝に咲き夕べにはしぼむ花としてはかないイメージのある木槿ですが、江戸時代には盛んに栽培され、白・赤・紫、一重・八重など、多様な品種が生み出されました。

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『丹青弌斑』という本の中の木槿の図。

こちらは白い花弁で奥が赤い、一重の木槿です。

鶴見大学文学部日本文学科