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2017年5月 5日 (金)

春のなごりを尋ねる【研究室から】

題を見て、源氏物語を思い浮かべられた方はいらっしゃいますか。

いらっしゃれば、さすが日本文学科の学生さん、と褒めてもらえるでしょう。

「わがやどの藤の色こきたそがれに尋ねやはこぬ春のなごりを」

(源氏物語 藤裏葉)

新緑の中を散策しておりましたら、見事な藤に出会いました。

Photo紫の花房が20メートル以上揺れて続きます。

近代文学では、泉鏡花や室生犀星に多彩な花が登場。

季節が変わる前に、一つ二つ読まれることを期待します。

(教師の期待を裏切るのが、学生さんの常であることは重々承知)

花のあと、馴染みの和菓子屋に立ち寄ったことは勿論です。

鶴見大学文学部日本文学科研究室