【お知らせ】

2019年9月16日 (月)

目にはさやかに見えねども【お知らせ】

秋風を実感するころとなりました。

野の花が可憐な姿を見せる季節でもあります。

平安時代の歌びとは女郎花を好みました。

万葉では、萩がよく詠まれます。

Photo 萩の魅力をカメラで捉えるのはとても難しい、と痛感。

さて、9月29日(日)は年内最後のオープンキャンパスです。

是非おこしください。

午後1時より、始まります。

キャンパスツアー・個別相談・在学生の話など、多彩な催しを企画。

万葉集に関する展示と解説を予定しておりますので、お楽しみに。

秋の学園でお待ちしております。

鶴見大学文学部日本文学科研究室

2019年8月18日 (日)

風流【お知らせ】

言ふまいと思へどけふの、なんぞは古い言いぐさです。

暑い盛り、万全の体調管理で乗り切ってください。

今回は、ちょっと珍しい文房具でご機嫌を伺います。

(芥川龍之介ならば、「ちょいと珍しい」と書くでしょう)

李朝の韻筒です。

おみくじを引く時のように振ると、小さな竹の札が出てきます。

そこに書かれた文字を漢詩の韻とする、なかなか風流なもの。

文人たちが使ったのでしょう。

李朝は漢文学の盛んな時代でした。

Photo 昔、漢文の授業でこれを振って学生を指名した先生がいらしたとか。

風流な授業ですね。

(難しい問題を当てられた学生さんは、お気の毒)

さて、8月25日(日)はオープンキャンパス

午前10時より開催、楽しい模擬授業や進学相談など、多彩です。

自慢の図書館では、年号に関するミニ展示があります。

「つるたんカフェ」へも是非どうぞ。

爽やかな風が吹くことを期待して。

鶴見大学文学部日本文学科研究室

2019年7月30日 (火)

夏のオープンキャンパス【お知らせ】

やっと梅雨明け。

これからが本格的な暑さです。体調管理を万全に。

8月4日(日)は、オープンキャンパス

午前10時から始まります。

緑濃い鶴見に、是非お越しください。

学食体験で、ランチ(無料)をどうぞ。

さて古典の8月はもう秋、8月15日を中秋の名月と呼ぶゆえんです。

源氏物語から8月の名場面を選ぶとすれば、野分の巻は有力候補でしょう。

かわいらしい小型本源氏小鏡の挿絵を御覧あれ。

(文庫本くらいの大きさです)

Photo 簀に立つのは光源氏、琴を弾くのは明石の御方。

風に揺れる庭の草花は、野分の激しさを表しています。

(しばらく前、台風が一荒れしました)

オープンキャンパスでも古典籍のミニ展示を行いますので、御覧ください。

年号に関するちょっと珍しい資料も出されます。

そのほか、個別相談・AO入試説明会・模擬授業など盛りだくさん。

では、大学でお目に掛かりましょう。

鶴見大学文学部日本文学科研究室

2019年7月23日 (火)

研究発表と講演【お知らせ】

はっきりしない空模様続きです。

日本文学会春季大会の御案内をいたします。

7月27日(土)14時開会。

総会に続き、研究発表と講演の2本立て。

来場大歓迎、どなたでもどうぞ。

入場無料・予約不要です。

〇研究発表

「泣血哀慟」の語義と歌の主題   細野 奈央(本学大学院博士後期課程)

〇講演

古代和歌表現の基層   新沢 典子(本学教授)    

さて、毎度のことながら、学問の基本は書物です。

しばらくぶりに洋書を取り出しました。

160年ほど以前の、ワーズワースの詩集。

重厚にして豪華、凝った皮装は呆然と見とれるばかり。

手前のペーパーナイフは、いつもの小道具です。

ラテン語でLUX ET VERITASと刻まれています。

Book_and_knife1 LUXは光、VERITASは真理です。

光と真理、いいですねえ。

が、LUXには暴露という意味もありますし、

VERITAS ODIUM PARIT(真理は憎悪を生む)とも申します。

(ワーズワースと国木田独歩についてお話しする余裕がなくなりました)

ともあれ、日本文学会をご贔屓に。

鶴見大学文学部日本文学科研究室

2019年7月 6日 (土)

鮎【お知らせ】

清流に釣り竿をしならせる太公望の面々、夏の風物詩です。

(幸田露伴に太公望の小品がありますので、ご一読ください)

遠い昔、担当者がまだ子供であった頃、鮎釣りにつれて行かれました。

早々に仕掛けを壊してしまい、1尾も釣れず。

子供には、鮒や鮠がお似合いでしょう。

と言うことで、和菓子の話。

鮎の焼き印があっさりと押された薯蕷饅頭です。

Photo 器は高麗青磁、気品高い白象眼を選びました。13世紀くらいでしょうか。

少しカセがあるのは惜しまれます。

さて、若鮎のような高校生の皆さん、オープンキャンパスのお知らせです。

7月14日(日)午前10時から始まります。

学食体験・女子学生寮見学ツアー・小論文面接対策講座など、盛りだくさん。

本学自慢の図書館では、令和の新年号に関するミニ展示もございます。

緑深い学園へお出かけください。

鶴見大学文学部日本文学科研究室

2019年6月19日 (水)

水無月【お知らせ】

来る6月23日(日)は、オープンキャンパス!

入試や奨学金、卒業後の進路について詳しく御案内します。

この季節、鮮やかな緑とアジサイの花が大学のあちこちに見られます。

アジサイにつきましてはいずれ、今回は食べ物の話。

その名も「水無月」と言う和菓子があります。

関西の風土に根ざしたものですが、近年関東でも見かけるようになりました。

三角のういろう生地に小豆を載せた、簡素で潔い印象です。

通常白ういろうを使います。黒糖仕立てはちょっと珍しい。

Photo 皿は古染付、400年以前の作でしょうか。

ついでに申しますと、谷汲山華厳寺門前で三角のういろうを売っています。

昔は、蒸したてのういろうを糸で切り分けておりました。

(そうです、ういろうは蒸し菓子)

華厳寺は勅撰集にも出てきますので、お探しください。

では、会場にてお待ちしております。

鶴見大学文学部日本文学科研究室

2019年5月22日 (水)

緑のキャンパス【お知らせ】

風薫る5月、26日(日)はオープンキャンパス!

多彩な企画が目白押しですので、是非お越しください。

新沢教授が万葉集を題材に模擬授業を行います。

話題の新年号「令和」の出典とされる箇所が取り上げられる予定です。

この「令和」、万葉集を遡って文選にも現れます。

実は、「令」と「和」が同じ文脈中に出てくる古典は、かなり多いのです。

ひとつお目に掛けます。

Photo 第5行、上から2番目が「令」、7番目が「和」。

(さて、何と言う作品でしょうか)

みなさんも「令和」をあちこちから捜してみては。

100例以上見つかるかと思います。

では、緑のキャンパスでお待ちしております。

鶴見大学文学部日本文学科研究室

2018年11月19日 (月)

鶴見日本文学会のご案内

日ごとに寒さの増してくる折柄、いかがお過ごしでしょうか。

去りゆく秋を惜しみつつ、今年も鶴見大学日本文学会秋季大会のご案内です。

日時:12月8日(土)14時〜

会場:鶴見大学会館 地下メインホール

講演:加藤弓枝(本学准教授)「正保版『二十一代集』の変遷」

   金 文京  (本学教授)「森川許六『和訓三体詩』について」

   ※予約不要、来聴歓迎

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もちろんどなたでもご来聴歓迎、ご予約等は一切不要です。

どうぞ皆様お誘い合わせの上、賑々しくご来駕ください。

今年度から本学に赴任された加藤先生と、今年度で残念ながら本学を退官される金先生、

お二人揃ってのご講演が伺える記念すべき機会です。どうかお聴き逃しなく。

※なお、図版は(例によって)日本文学科ゆかりのあの方から頂戴いたしました。

 これはもしや、とご興味を持たれた方、どうぞ日本文学科の合同研究室へ、

 あるいは当日、日本文学会の会場にてお声掛けください。

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鶴見大学文学部 日本文学科

2017年9月19日 (火)

源氏物語の小さな講座【お知らせ】

秋山虔先生がその制定にご尽力された「古典の日」。

「小さな講座」は、先生のご意向が原点です。

(ご期待に添えたかどうかは、あやしいものですが)

今年で5回目、幾度か鶴見までおいでくださいました。

「古典の日」とは前後しますが、以下の通り開催いたします。

厳しくそして懐の深いお人柄を偲びつつ。

1今年は、中野幸一先生が講壇に立たれます。

本文校訂と正訳の大業を終えられたばかりです。

日時;平成29年11月4日(土)13時30分開講

(12時30分より受付を始めます)

会場;鶴見大学図書館AVホール(地下)

講座;高田 信敬(本学教授) 源氏物語の古筆切

   中野 幸一(早稲田大学名誉教授) 源氏物語の言葉と表現

*50名の皆様をご招待します(招待者以外の聴講は出来ません)

 申し込み要領は、下段に。

会場脇にて「小さな展示 古註釈の古筆切」も併設予定。

Photo 聴講ご希望の方は、以下の要領でお申し込みください。

◎古典文学にご関心のある方でしたら、どなたでも結構です。

 お葉書にて、どうぞ。

 10月14日(土)必着でお願いいたします。

◎宛先は、

 230-8501

 横浜市鶴見区鶴見2-1-3 鶴見大学文学部日本文学科研究室

 「小さな講座」係

*ご住所・お名前をお忘れなく。

◎応募者多数の場合厳正に抽選し、当選された方に招待状をお送りします。

なお、国文学界の至宝岩佐美代子博士お手製の和紙人形を用意しました。

20名の皆様に差し上げます。

ご希望の方は、「和紙人形希望」とお書き添えください。

Photo お葉書をお待ちしております。

では、時節柄十二分のご自愛を。

鶴見大学文学部日本文学科研究室

2017年6月29日 (木)

鶴見日本文学会のお知らせ

梅雨も本番、蒸し暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、遅ればせながら、鶴見日本文学会春季大会のご案内を申し上げます。

日時:平成29年7月15日(土) 午後2時30分より

会場:鶴見大学記念館 第一講堂(2階)

研究発表 松本亜由美(本学大学院生)「歌題管見」

講演 高田信敬(本学教授)「幻巻のうた贅註」

もちろん今回も、どなたでもご来聴大歓迎、ご予約等は不要です。

ぜひお誘い合わせの上、賑々しくご来場ください。

今回は奇しくも(?)師弟のご共演が叶いました。この機会をぜひお聴き逃しなく。

なお、鶴見大学図書館では、同時期にミニ展示「大江山の歌」を開催します。

お馴染み『十訓抄』の古典籍をご覧ください。

期間は7月13日(木)~23日(日)(23日を除き、日曜日は休館)

日本文学会へのご来場、あるいはオープンキャンパスの折などにぜひお立ち寄りを。

鶴見大学文学部 日本文学科