2016年12月 4日 (日)

冬の日【事務局だより】

年の瀬恒例の講演会には、多くの皆様が来られました。

岩佐美代子先生お手製の和紙人形、大好評。

これからも紫式部学会の盛況が続きますことを願うばかりです。

開演を待つ間、三四郎池のあたりを歩きました。

P1060001石組みと滝は、学生の頃まだ整備されていなかったものです。

会のあと、理事のお一人からムラサキシキブを頂戴しました。

古三田の染付に生けて、お目に掛けます。

「三田」は「さんだ」と読みください。

江戸時代後期の珍しい丸壺です。

P1060011 三田染付をご存じの方は、少ないでしょう。

12月は、もう1回講座がございます(25日)。

外は、冬の雨。

紫式部学会事務局

2016年11月24日 (木)

落葉と雪【事務局だより】

思いがけない晩秋の雪となりました。

研究棟の脇では、雪化粧した銀杏の道。

Cimg7727 お風邪など召しませぬように。

さて、来月3日には年の瀬恒例の講演会がございます。

東京大学法文1号館25番大教室、1時30分開演です。

詳しくは、【講演会】を御覧ください。

なお、岩佐美代子博士お手製の和紙人形を10名の方にさしあげます。

事前のお申し込みではなく、直接会場にお出かけ願います。

先着順です。

受付開始は、12時30分となります。

受付に人形ご希望の旨を仰って、お受け取りください。

岩佐先生は国文学界の至宝、今年も論文を書かれました。

Cimg7729 鶴見の事務局がお世話する最後の講演会です。

多くのご来場をお待ちしております。

紫式部学会事務局

2016年11月14日 (月)

水の綾に【事務局だより】

12日(土)の「小さな講座」はまずまず成功でした。

ご来場の皆様、ご協力くださった先生方、ありがとうございます。

展示では、田中親美翁の装飾料紙が好評でした。

片付けを終わった夕べの空に、十三夜の月。

講座に関するご意見・ご希望など、お聞かせください。

その翌日、古刹へ出かけました。

鎌倉時代創建のお寺ですが、人影はほとんどありません。

いつも静かです。

清冽な流れに紅葉が浮き沈みしていました。

Photo 水を撮影するのは、とても難しい。

気分だけ、どうぞ。

「水の綾に紅葉の錦かさねつつ川瀬に波のたたぬ日ぞなき」

(拾遺和歌集巻3秋)

来月3日(土)には、好例の公開講演会です。

会員の皆様には詳しいご案内をさしあげます。

お誘いあわせておこしください。

紫式部学会事務局

2016年11月 5日 (土)

時雨【事務局だより】

旧暦ですと、10月(神無月)が時雨の季節です。

佐佐木信綱博士の随筆を読んでおりましたら、おもしろい話続出。

父弘綱翁の代わりに歌の指導に出かけ、時雨を土産に貰ったとか、

上京して、穂積家の珍しい乳母車を見たとか。

(穂積家は、岩佐美代子先生のご実家)

土産の時雨は、浅蜊を生姜と醤油で煮込んだものです。

時雨蛤ではなく、佐佐木博士は浅蜊と書かれています。

もう一つ、季節の和菓子。

店主は、苔の上に降る時雨と言っていますが、どう思われますか。

Cimg7714取り合わせは高麗青磁の皿です。蓮弁が丁寧に型押しされています。

さて、来週土曜は「源氏物語の小さな講座」。

準備に追われるはずの担当理事は、学生と将棋を指していました。

忙中閑と申しますか、ふてぶてしいと申しますか。

ともあれ寒くなりました。十二分のご自愛を。

紫式部学会事務局

2016年10月26日 (水)

林間ニ酒ヲ煖メテ【事務局だより】

紅葉ヲ焼ク、と続きます。

和漢朗詠集に採られ、広く流布した白楽天の詩句です。

高倉天皇の雅量を語る説話は、さらにこれを有名にしました。

(さて、どんな作品に書かれているでしょうか)

歴史画に優れた菊池容斎の一枚をご紹介。

Photo_3秋は何でも美味しい季節、紅葉で暖めた酒の肴は何だったのでしょう。

(担当理事は、下戸です)

11月12日(土)「源氏物語の小さな講座」、目下準備中。

ご招待の皆様には、会場でお目にかかります。

秋冷の候、十二分のご自愛を。

紫式部学会事務局

2016年10月16日 (日)

風土【事務局だより】

「小さな講座」聴講のご応募、ありがたく存じます。

ご招待の方々には明日以降ご連絡いたしますので、しばらくお待ちください。

(ただ一人の事務局です、ご勘弁願います)

岩佐先生のご好意により、手鞠を少し多く用意出来ました。

いつもながらのご配慮に感謝いたします。

ところで先日、北陸のお菓子を頂戴しました。

和紙一重の簡素な包みは、意匠と保存性に対する自信でしょう。

早速、根来の椿皿に載せて、見参。

Cimg7710 根来は、室町末期だと思います。

雪の早い北国の風土を感じさせる和菓子です。

半透明の三味胴が粋で好ましい。

さて、お茶でもいれましょうか。

秋冷の候、お健やかにおすごしください。

紫式部学会事務局

2016年10月 4日 (火)

青海波【事務局だより】

源氏物語の神無月は、紅葉の賀。

「世の常ならずおもしろかるべきたびのこと」と書かれます。

(もっともこの「賀」は、いわゆる算賀ではなさそうです)

江戸時代も末の頃の合羽刷り彩色豆本から、1場面ご紹介。

Photo源氏の君が頭中将と並んで青海波を舞う場面。

手のひらに収まる可愛い本、素朴な味わいもまたいいものです。

さて、11月12日開催の「源氏物語の小さな講座」聴講には、

事前のお申し込みが必要です。

予約ご招待の皆様(70名、多数の場合抽選)のみ、お聴きになれます。

締切(10月15日)まで、余裕十分。

お葉書で事務局「小さな講座」係へ、どうぞ。

今年は、後藤祥子先生(日本女子大学名誉教授)がご挨拶されます。

紫式部学会事務局

2016年9月24日 (土)

小さな講座のご案内【事務局だより】

さすがに涼しくなりました。

古典の日にちなむ催し「源氏物語の小さな講座」のお知らせです。

秋山先生は、愚弟子の企画に幾度も足を運んでくださいました。

今年は、次のようになっております。

日時:11月12日(土)13時30分開演

会場:鶴見大学図書館AVホール(地下1階)

講師は、着実な研究と深い学殖で評価の高いお二人にお願いしました。

平安時代和歌にお詳しい武田早苗(相模女子大学教授)先生、

歴史物語の権威加藤静子(都留文科大学名誉教授)先生です。

源氏物語の特質を歌と歴史叙述の両面から照射していただけるでしょう。

小さな展示「調度手本と装飾料紙」も行います。

Photo 田中親美製作の料紙、これも並べる予定です。

この講座は、ご招待の70名のみ聴講出来ます(聴講料不要)。

以下の要領でご応募ください。

*国文学にご関心のある方でしたら、どなたでも。お葉書でどうぞ。

*応募締切 平成28年10月15日(土)、必着。

*宛先 横浜市鶴見区鶴見2-1-3 鶴見大学文学部日本文学科内

 紫式部学会「小さな講座」係

*応募者通の場合、抽選。当選された皆様には招待状をお送りします。

 残念な結果となった方には、特にご連絡いたしません。

*なお、国文学界の至宝岩佐美代子博士の手鞠を10名の方に差し上げます。 

Cimg7686 お葉書に、手鞠希望とお書き添えください。

 こちらも応募者多数の場合、抽選いたします。

では、お葉書をお待ちしております。

紫式部学会事務局

2016年9月14日 (水)

文房四宝【事務局だより】

読書の秋、また何かを書いてみるにも好適な季節です。

机上には、やはり文房具。

古典的に硯や墨を主役としたいもの。

(ボールペンは、どうも)

明墨なんぞとても手が届きませんので、倣造墨で我慢します。

とは言え、雰囲気は十分。

何より普段使いとして気楽に磨れるところが、まことに結構です。

Cimg7684 本物ですと、金と同じくらいのお値段。

後ろには、300年ほど前の上品な料紙に登場してもらいました。

(こちらは本物)

さて、今年も「古典の日」がめぐってきます。

制定には秋山先生のご尽力によるところが大きかったかと存じます。

それにちなみ、「源氏物語の小さな講座」を開催します。

11月12日(土)午後1時30分開演、70名の皆様をご招待。

応募要領は、次回の【事務局だより】にてご案内します。

どうぞ、お楽しみに。

紫式部学会事務局

2016年9月 4日 (日)

続々 文庫がよい【事務局だより】

暑い日、東海地方の文庫を訪ねました。

森銑三のふるさとです(どこでしょう)。

森さんが終生懐かしんだ城下町ですけれども、

駅から歩いてみると、巨大自動車会社の企業城下町。

失礼ながら、埃っぽい風景でした。

城跡まで行けば、見所は多いとか。

しかし古典籍の調査に手一杯で、森さんの菩提寺へも参詣かなわず。

文庫は、図書館の2階の奥にあります。

Cimg7674 若き日の森銑三が、独力で整理した村上文庫です。

豊かな学殖と品格高いその文章は、瑞々しさを失いません。

なお、今月の講座は24日(土)です。

おまちがえなく。

紫式部学会事務局