2016年9月24日 (土)

小さな講座のご案内【事務局だより】

さすがに涼しくなりました。

古典の日にちなむ催し「源氏物語の小さな講座」のお知らせです。

秋山先生は、愚弟子の企画に幾度も足を運んでくださいました。

今年は、次のようになっております。

日時:11月12日(土)13時30分開演

会場:鶴見大学図書館AVホール(地下1階)

講師は、着実な研究と深い学殖で評価の高いお二人にお願いしました。

平安時代和歌にお詳しい武田早苗(相模女子大学教授)先生、

歴史物語の権威加藤静子(都留文科大学名誉教授)先生です。

源氏物語の特質を歌と歴史叙述の両面から照射していただけるでしょう。

小さな展示「調度手本と装飾料紙」も行います。

Photo 田中親美製作の料紙、これも並べる予定です。

この講座は、ご招待の70名のみ聴講出来ます(聴講料不要)。

以下の要領でご応募ください。

*国文学にご関心のある方でしたら、どなたでも。お葉書でどうぞ。

*応募締切 平成28年10月15日(土)、必着。

*宛先 横浜市鶴見区鶴見2-1-3 鶴見大学文学部日本文学科内

 紫式部学会「小さな講座」係

*応募者通の場合、抽選。当選された皆様には招待状をお送りします。

 残念な結果となった方には、特にご連絡いたしません。

*なお、国文学界の至宝岩佐美代子博士の手鞠を10名の方に差し上げます。 

Cimg7686 お葉書に、手鞠希望とお書き添えください。

 こちらも応募者多数の場合、抽選いたします。

では、お葉書をお待ちしております。

紫式部学会事務局

2016年9月14日 (水)

文房四宝【事務局だより】

読書の秋、また何かを書いてみるにも好適な季節です。

机上には、やはり文房具。

古典的に硯や墨を主役としたいもの。

(ボールペンは、どうも)

明墨なんぞとても手が届きませんので、倣造墨で我慢します。

とは言え、雰囲気は十分。

何より普段使いとして気楽に磨れるところが、まことに結構です。

Cimg7684 本物ですと、金と同じくらいのお値段。

後ろには、300年ほど前の上品な料紙に登場してもらいました。

(こちらは本物)

さて、今年も「古典の日」がめぐってきます。

制定には秋山先生のご尽力によるところが大きかったかと存じます。

それにちなみ、「源氏物語の小さな講座」を開催します。

11月12日(土)午後1時30分開演、70名の皆様をご招待。

応募要領は、次回の【事務局だより】にてご案内します。

どうぞ、お楽しみに。

紫式部学会事務局

2016年9月 4日 (日)

続々 文庫がよい【事務局だより】

暑い日、東海地方の文庫を訪ねました。

森銑三のふるさとです(どこでしょう)。

森さんが終生懐かしんだ城下町ですけれども、

駅から歩いてみると、巨大自動車会社の企業城下町。

失礼ながら、埃っぽい風景でした。

城跡まで行けば、見所は多いとか。

しかし古典籍の調査に手一杯で、森さんの菩提寺へも参詣かなわず。

文庫は、図書館の2階の奥にあります。

Cimg7674 若き日の森銑三が、独力で整理した村上文庫です。

豊かな学殖と品格高いその文章は、瑞々しさを失いません。

なお、今月の講座は24日(土)です。

おまちがえなく。

紫式部学会事務局

2016年8月25日 (木)

風見舞い【事務局だより】

矢継ぎ早の襲来、つつがなきことをお祈り申し上げます。

源氏物語の野分は、「おどろおどろしく空の色かはりて吹き出づ」る風。

ちょうど8月のことです。

この風で六条院に犠牲者が出た、とまことしやかに説く古注釈もあります。

学者の説だからと言って、正しいとはかぎりません。

昔も今も。

(ひょっとして、今の方がひどいか)。

それはそれ、野分巻の可愛い絵を御覧ください。

Photo_2 台風の過ぎた後、秋好中宮のところでは童が庭に出ています。

「虫の籠どもに露かはせたまふなりけり」

右側の女童の手に載っているのが虫籠です。

江戸時代前期刊の小型絵入本から取りました。

ところで、『かたい話てんでん』へのご応募、ありがたく存じます。

抽選の結果、当選された方々に冊子を発送いたしました。

少々遅れまして、申し訳ありません。

(担当理事一人の仕事ですので)

お楽しみください。

なお担当理事退任に関連して、来年4月より大幅な制度の変更がございます。

会員の皆様には、詳しくご連絡・ご説明申し上げる予定です。

紫式部学会事務局

2016年8月12日 (金)

織部ふたつ【事務局だより】

残暑お見舞い申しあげます。

池田博士の『かたい話てんでん』応募締め切りまで、あと10日ほど。

お葉書でどうぞ。

昨日、強い日差しをものともせず、馴染みの和菓子屋さんへ。

「葉月」という織部饅頭を見かけ、さっそく織部の皿と取り合わせました。

つきすぎている、との仰せもありましょうが、これはこれで趣向のつもり。

Cimg7670皿は幕末のもの、使いやすい佳品です。

磁器とは違うやわらかな風情は、和菓子とよく調和します。

「葉月」の由来は聞き忘れました。

さて、本年度の新規会員登録につきご説明。

当選されながら、現在まで登録されていない方についてです。

何のご連絡もなく、講座受付にもお越しでない方がいらっしゃいます。

いつまでも未処理にはできませんので、入会のご意志なしと判断しました。

ご諒解ください。

では、みなさま時節柄十二分のご自愛を。

紫式部学会事務局

2016年8月 2日 (火)

蓮にかこまれ【事務局だより】

暑い日盛り、蓮の花を眺めに出かけました。

金葉集の和歌に心引かれましたので。

池の真ん中に弁天様、お馴染みの風景です。

辺り一面大きな葉が揺れ、空には夏雲。

Cimg7667近くで下町らしい甘味処を見つけ、一休み。

知人に聞けば、仏教文学に詳しかったY先生お好みのお店とか。

荒法師のような先生でした。

どんな顔つきであんみつやかき氷を召し上がったのでしょう。

さて、『かたい話てんでん』の応募締め切りまで十分余裕がございます。

お葉書をお待ちしております。

紫式部学会事務局

2016年7月22日 (金)

涼風【事務局だより】

梅雨明けの後、またあやしげな空模様続きです。

水田を渡る風がとても涼しく感じられました。

ただし、豊葦原瑞穂の国健在であったころの話。

平安時代の人は、池の面を吹く風が気に入っていたようです。

Photo「風ふけば蓮の浮葉に玉こえて涼しく成(なり)ぬ日暮(ひぐらし)のこゑ」

金葉和歌集夏の巻、 右から4行目です。

和歌を読んで、蓮の花賞翫に出かけたくなりました。

さて、紫式部学会の運営に大きく貢献された池田利夫博士は、

平安文学研究の大家でいらっしゃいました。

博士の『かたい話てんでん』を7名の方に差し上げます。

軽妙洒脱にして才気あふれる名文と豊かな学識が、小冊子に結実。

Photo_2 後ろ表紙の一部です。好んで装丁もされました。

以下の要領で、ご応募ください。

*国文学に関心のある方でしたら、どなたでもどうぞ。

*葉書に住所・名前・『かたい話てんでん』希望の旨をお書きください。

*締め切りは、8月20日(土)必着。以下の宛先まで。

230-8501

横浜市鶴見区鶴見2-1-3鶴見大学文学部日本文学科内

紫式部学会事務局「かたい話」係

*応募者多数の場合は理事立ち会いのもとに厳正な抽選を行います。

 当選された皆様に小冊子をお届けいたします。

 残念な結果となった方には特にご連絡いたしません。

限定出版かつ市販されておらず、珍しいと思います。

「やわらかい話」もまじった楽しい本です。

では、ご応募をお待ちしております。

紫式部学会事務局

2016年7月12日 (火)

夏の色【事務局だより】

四万六千日は、暑さもひとしおでした。

桂文楽の「舟徳」は、夏景色を描いてさすがに名人芸。

浅草へ参詣の方から、お土産にホオズキを頂戴しました。

古伊万里染付の7寸皿に載せて、お目にかけます。

清涼感あふれる器と鮮やかな朱、いずれも夏らしい色合いです。

Cimg76627寸の皿から、ホオズキの立派さをご想像ください。

昔の実はずっと小さいものです。

「大きにてよき物…ほほづき」と書いた清少納言が喜びそうな迫力。

源氏物語には、玉鬘をこの植物に喩えています。

ちなみに「鬼灯」の表記は、「酸漿」より新しそうです。

なお、9月の講座に日程変更がございます。

しばらく先のことですので、時期が近づきましたらご案内します。

紫式部学会事務局

2016年7月 3日 (日)

技術【事務局だより】

暑くなりました。

葉陰に青梅の実るころ、風情ゆたかな和菓子を染付の皿に載せてみます。

手触りも薄紅の色づき方も、そっくり。

それでいて生々しい写実とはならず、親しみやすい仕上がりです。

これ見よがしのリアルさを追求するなら、どこまでも可能でしょう。

食べ物にふさわしいところでとどめる節度と配慮。

これも、大切な技(わざ)です。

Cimg7657_2 器は清朝の早い頃、南方の窯だと思います。

さて、本年度新規会員登録のお済みでないみなさんへ。

次回(7月31日)の受付にて手続きをお願いします。

ご都合のつかない方は、ご一報ください。

事務局は、担当理事一人で切り盛りしています。

お電話に出られないこともございますので、ご連絡はお葉書・お手紙にて。

紫式部学会事務局

2016年6月22日 (水)

梅雨時の行事【事務局だより】

空も気分も晴れない時期です。

しかし、心浮き立つ年中行事がないわけではありません。

旧暦6月15日は、山王祭で江戸の町が賑わいました。

ちなみに、16日は「和菓子の日」。

これにも古い由来がありますので、いずれ。

さて、山王祭は神田祭と隔年交互の催しです。申の年には必ず行われます。

100年ほど前、祭はこんな雰囲気でした。武内桂舟の絵をどうぞ。

Photo後ろに、鶏や猿が描かれます。

諫鼓鶏と幣猿は、山車の飾り物として有名でした。

どんな祭かを小さな脇役に語らせるところ、江戸の粋でしょうか。

なお、本年度の新規会員登録へのご応募、ありがたく存じます。

当選された方には、内定通知を発送いたしました。

講座会場受付にて、正式登録の手続きをなさってください。

本年度は、8月も講座を開催いたします。

紫式部学会事務局