雑記

2015年4月21日 (火)

絵本・紙芝居のリクエストを受けつけます!

学生のみなさん、図書の購入希望がwebから申し込みできるようになった事は知っていますか?

鶴見大学図書館蔵書検索(OPAC)から、図書購入申し込みを選択し、学生ID・パスワードを入力すると、リクエストができるようになっています。

読みたい本がある!という方はこちらの機能を使って、リクエストをしてください。

注意点は、リクエストをする前に、必ずOPACで検索することsign01

すでに図書館に所蔵している本はリクエストしないでくださいねcoldsweats01

また、以下の3点については、リクエストを出されても購入できません。①~③を確認の上、申し込んでください。

①コミック、ゲーム攻略本、芸能人の写真集など、個人で購入することが適当と思われる本。
②特定の宗教、政治団体の活動の宣伝資料など、学習・教育支援にそぐわない本。
③雑誌(増刊や別冊は可)・DVD・ビデオ・CD等の視聴覚資料

webの他にも、図書館2階の絵本コーナーには、リクエスト用のホワイトボードを用意しました。紙芝居絵本のリクエストはここでも受け付けています。

黄色のふせん用意してありますので、必要事項を記入して、ホワイトボードにぺたっと貼り付けてください。後日職員から回答を貼ります。

詳しくは、絵本コーナー注意書き読んでくださいhappy02scissors

(kt)

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2015年3月27日 (金)

新着図書はお休みですが

 

今回も新着図書はお休みsleepyです。

次に新着が出てくるのは、4月中旬smileぐらいかな。

今少しsoonお待ちください。

 

・・・で、終わるのもさみしいので、

また、tamcapricornusの個人的なおすすめ本を紹介しましょうnote

 

 

先週ご紹介したのは、

この1、2年でtamcapricornusが読んだ中からご紹介しましたが、

今回は・・・・こちらの図書からご紹介。

後宮小説 / 酒見賢一著

酒見賢一は、中国を舞台とした小説を書かれていますが、

本書は中国風の架空の国(素乾国)crownを舞台にしています。

天真爛漫な少女virgoが主人公で、

素乾国の新皇帝の宮女募集に応募して・・・

tamcapricornusはずいぶん以前に読んだのですが、

とてもおもしろく、夢中になって読んだ記憶があります。

第1回(1989年)の日本ファンタジーノベル大賞shineを受賞している作品です。

日本ファンタジーノベル大賞は、

25回の2013年で休止になりましたが、

過去、人気の作家さんが多く受賞されています。

楽園 / 鈴木光司著』(第2回(1990年)大賞)

しゃばけ / 畠中恵著』(第13回(2001年)優秀賞)

太陽の塔 / 森見登美彦著』(第15回(2003年)大賞)

僕僕先生 / 仁木英之著』(第18回(2006年)大賞)

などなど。

 

 

日本ファンタジーノベル大賞つながりで、

安徳天皇漂海記 / 宇月原晴明著

日本ファンタジーノベル大賞を受賞shineしたのは別の作品ですが、

残念ながらbearing、本学図書館には所蔵していません。

さて、どこかで聞いたことのあるタイトルだと思った、あなた。

それは、

澁澤龍彦の遺作pen

高丘親王航海記 / 澁澤龍彦著

ではないでしょうか。

どちらも幻想小説、または歴史ファンタジーcarouselponyといえる作品です。

タイトルからもわかるように、

先行の『高丘親王航海記』waveを意識された作品ではありますが、

『高丘親王』とは違った幻想の世界へ誘ってくれます。

この『安徳天皇漂海記』waveは、

2006年に、第19回山本周五郎賞を受賞されています。

tamcapricornusは、両作品とも大好きな作品です。

 

 

山本周五郎賞作品つながりで、

白い薔薇の淵まで / 中山可穂著

をご紹介。

こちらは14回(2002年)の山本周五郎賞を受賞shineされています。

いわゆるというか、まぎれもなく恋愛小説kissmarkです。

この作品、人を選ぶとは思いますが、おすすめします。

中山可穂は決して作品を量産するタイプではありませんが、

デビュー以来、愛・恋愛heart04をテーマにした作品を生み出しています。

本学図書館で所蔵bookしている中山可穂の小説は、この1冊のみです。

 

ということで、

小説ばかり3冊、ご紹介しましたflair

他にもご紹介したいものもありましたが、時間切れclockということで。

さて、今回でtamcapricornusは担当を外れることになりましたので、

次回以降は別の担当者shadowが更新します。

ご期待ください。

 

(tamcapricornus)

2015年3月20日 (金)

新着図書はお休みなのです

 

毎度おなじみ、

新着図書を紹介する時間なのですが、

実はね、新着図書がないのですcoldsweats02

おサボりをしているわけではなくて、

諸々の事情により、年度末は新着、ないんです。

お察し下さいconfident

 

とはいえ、このまま何も紹介しないのも、

図書紹介を待っているtamcapricornusファンに申し訳ないので、

(そんな奇特な人がいるか!というツッコミは無視しつつ)

tamcapricornusがおすすめする本を紹介してみましょう。

 

インタフェースデザインの心理学 : ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針 / Susan Weinschenk著 ; 武舎広幸, 武舎るみ, 阿部和也訳

ウェブやアプリとありますが、

それだけに限定されるものではなく、

一般にも通じるデザインや心理学が書かれていて、

どなたでも読んで、参考になる本です。

内容はすごくわかりやすく簡潔flairです。

ポスターなど作るのなら、

これを一読することをお勧めshineします。

デザインartとか関係なく、おもしろく読めますよ。

 

 

小説フランス革命

佐藤賢一の『小説フランス革命』シリーズ全12巻。

マリー・アントワネットcakeやサン・キュロットdenim、ジャコバン派dramaなど、

歴史の時間に習ったフランス革命は知っているけど、

詳しくは知らないという方におすすめです。

全12巻なので、けっこう長いですが、

読んでいて飽きないし、一気に読んでしまいます。

ルイ16世crownやミラボーleo、ロベスピエールeyeglass

その時代を生きた「人間」がえがかれています。

 

 

クアトロ・ラガッツィ : 天正少年使節と世界帝国 / 若桑みどり著

天正遣欧使節はご存知ですか?

戦国時代(1582年)、

4人の少年が九州のキリシタン大名の名代としてローマへ派遣されました。

長い船旅shipの末、スペイン国王やローマ教皇に謁見し、

教皇の戴冠式にも参加したそうです。

そして、1590年、日本へ帰国するのですが、

その時、日本は伴天連追放令が発布されていました・・・

その後の悲劇。。。weep

本書は小説ではありませんので、

読みにくいと思う人もいるでしょう。

550ページというページ数は、

なかなかに読みごたえがあります。

少年たちの過酷な運命に、涙cryingです。

※本書の配架場所は書庫です。

 

はい、tamcapricornus個人のおすすめ本を紹介しました。

来週も新着図書はないのかな。

次は何を紹介しようかなぁhappy02

 

(tamcapricornus)

2015年3月12日 (木)

卒業記念展示のご案内

明日3月13日(金)は卒業式ですfuji

卒業記念として、

源氏物語扇面貼交屏風

(げんじものがたり せんめん はりまぜ びょうぶ)

を展示します。

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文化元[1804]年制作

解説(PDF)

 

展示日時:3月13日(金)9:00~16:00

展示会場:図書館エントランス

 

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実際に扇として使われたものが

残っていることは

非常に稀なのだそうですeye

 

年に1日だけの限定展示ですよupup

当日は閉館ですが

エントランスを開放しています。

記念撮影camerascissorsに、ぜひおいでくださいhappy01

(hh)

2015年2月26日 (木)

3月3日はひなまつり♪

3月3日ひなまつりhappy01bottlecherryblossomcake

桃の節句とも呼ばれる、女の子のお祭りで知られているひなまつりですが、平安時代の頃の無病息災を願う祓いが元になっているようです。当時、三月の初めの巳の日に、上巳の節句といって、季節の供物やひとがたを川や海waveに流していたとか。typhoontyphoontyphoon

その頃の上流階級の女の子ribbonたちは、ひいな(お人形)遊びをしていて、そのお人形遊び(今でいうおままごと、ですね)と祓いが結びつき、、ひなまつりになったようです。

紫式部『源氏物語』清少納言『枕草子』にも、ままごと遊びが描かれているそうですbookeye

寛文年間(1661~1673)以降に今のような形に定着したそうです。かんぶんねんかん・・・・江戸時代ですよ~

というわけで、つるみんつるたんもお内裏さまとおひな様に変身中です。

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今は、春休み中で訪れる学生さんも少ない図書館ですが、カウンター前にてみなさんをお出迎えしています。ぜひ図書館に来てくださいheart04winkheart04

(kt)

 

2015年2月12日 (木)

お雛様

高田先生から

岩佐美代子先生お手製の

雛人形をいただきましたheart04

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高さ5センチほどeye

とてもかわいらしいのですlovely

 

カウンターに飾っていますので

ぜひご覧くださいcrown

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ちなみに

道具類はあくまでオマケで

並べ順には自信なしbleah

大目にみてくださいませdash

(hh)

2014年12月18日 (木)

クリスマスの季節

つるみん・つるたんは

クリスマス気分bellxmasbellxmas

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つるみんサンタさんから、

プレゼントpresentshine

ないそうですcrying

(だから目を合わせてくれないんだ…)    

 

その隣では、

ミニ企画展「クリスマス」

開催中ですcrown

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あわせて、ぜひご覧くださいwink

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2014年12月11日 (木)

ただいまカビの清掃中です

現在、地下書庫のカビ汚染本を清掃中ですtyphooncryingtyphoon
ここ数年の間、なんとか食い止めてきたカビ汚染も、今年は空調管理が行き届かなかったために再発してしまいました。大発生ですdanger

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Img_0467_2今回は職員では対応しきれず業者委託に踏み切りました。
地下書庫の様子は・・・

Photo

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天井から床までビニールで養生されていきますsweat01

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拭き取る際にカビが飛散しないように、このビニールの中で作業を行います。
歩くたびにビニールがざわざわ~sadとすごく揺れるのです。
普段意識していませんが、人が歩くと空気がすごく揺れているんだなぁって感じます。
空気が揺れる=その風でカビ菌thunderが蔓延する、となるわけです。
このビニールの中はというと、こんな具合になっています。

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奥に見える四角い箱は、空気清浄器の役割を果たすユニットです。

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(始めは真っ白だったフィルターが、いつの間にか灰色になっていますcoldsweats02

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カビ菌を吸い込み、きれいな空気を排出します。


その空気は窓から外へ・・。

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ビニールの中はアルコール消毒の臭いがしました。
本のカビ用に配合されたエタノールで一冊一冊拭き取りを行っていきます。
とても大変な作業ですwobblyrock

Img_0480こんなカビもきれいにふき取ってもらいます。

本、書架、書架の天を消毒します。

そして天井の空調機から空気が出てくるアネモ(天井についてるドーナツみたいな穴のことですflair)には、カビが生えないように、コーティング剤を塗布しています。

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コーティング剤は、爪に塗るマニキュアのような感じです。塗布するとピカピカshineになりました。
この後は、サーキュレーターを設置wrenchしたり、燻蒸をしたりと、まだまだ続きます。作業は始まったばかりですsign01


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2014年12月 9日 (火)

貴重書庫の空調機工事

3階貴重書庫の空調機の

交換工事をしていますdash

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現在の図書館が建ったのが1986年。

空調機も当時のものeye

 

老朽化で、温湿度の調整が

できなくなりましたcrying

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約30年、お世話になりましたbud

 

昨日は、図書館の屋上から

クレーン車で

古い機械をおろしdown

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新しい機械を持ち上げましたup

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設置工事は週末まで続きますwrench

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2014年10月 8日 (水)

古典の力

10/1発行の鶴見大学報(第386号)に、

二藤館長の記事「古典の力」が掲載されています。

先日実施した「昔の本にさわってみよう!」と

古筆手鑑などについてですeye

許可をもらいましたので、転載しますhappy01 

 

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「古典の力」 

古典には力がある。最近そのことを実感した。

 

昨年度、神奈川県大学発・政策提案制度というプロジェクトに応募し採択された、“小学生向けの古典籍講習”プログラムを、この夏、図書館・文学部が県立図書館とともに横浜市内の小学生相手に実施した。 

そのプログラムの一つの目玉は大学あるいは県立図書館所蔵の古典籍に直接手で触れて、その魅力を実感してもらう体験である。

授業で名前しか聞いたことのない、源氏物語、解体新書、ターヘルアナトミアなどの実物を目で見る、ということが主眼であったが、それだけでなく実際に触れてみるということで何かを感じてもらいたい、と考えていた。

私が素人ながら、最初にそれらの古典を手で触ってみて感じたのは、この古典を何百年も前に書いた人、手に入れた人と、あるいは大事に保存し後世に残してくれた人と何かが繋がったと感じたのだが、その感覚は小学生にもわかるのではないか、と思っていた。

今回参加した小学生に、この本を持って読んでいた昔の誰かと繋がった感じがしませんか?と聞いたとき、目を輝かせて頷いてくれた。

さらに面白い感想として、古い本にはそれぞれ独特の匂いがある、と子供達が教えてくれた。

実はこのプロジェクトのコンペが昨年県庁本庁舎で行われ、コンペの席で審査員の一人であった黒岩知事の手元に鎌倉時代の御成敗式目をお持ちしたとき、黒岩知事に感激した面持ちで実物ですか?と聞かれ、その瞬間きっと何かが伝わったのだろうと感じていた。

目に見えない力であるが、年月を経て多くの人に大事にされ、伝えられてきたものには、われわれの心を揺さぶるものがある。

それは老若男女関係ない、ということを強く感じた。

 

もうひとつ古典の力を実感したことがある。

古筆切と言って本として完全な形で伝来した古筆(奈良~室町時代のすぐれた書、和歌など)を、手鑑という言わばアルバムに貼って鑑賞したりする目的で切断したものがある。

最近、本学図書館に新たに収蔵された「古筆手鑑」を本学文学部久保木准教授らが調査しているうちに、この古筆手鑑に貼付されている古筆切の一つが、『新古今和歌集』の中でこれまで認知されていなかった未発見の一首であることを示す証拠を発見した。

その後の研究で従来全く知られていなかった藤原隆方の歌ということを明らかにしつつあるが、新古今和歌集という広く知られているものにも、まだミステリーな部分があり、なぜこれまで知られなかったのか、他にもまだ知られていない歌があるのではないか、と次から次に疑問が沸いてくる。

本学の研究成果がきっかけになって、古典としての新古今和歌集にも新たなスポットライトがあたるのではないかという期待ももたらされる。

これも古典籍に注力してきた本学文学部の総合力が発揮された成果ということであるが、研究者のそれを引き出す力が数多くの古典にあるということであろう。

 

昔から絵画、建築、音楽、文学何でも本物に触れることが大事である、とよく言われる。

もちろんその内容や表現をある程度理解した人が触れることが有意義なのはわかる。

しかしながら、それらが誰の心でも揺さぶる力がある、というのが本物の力なのではないかと思う。

今回、古典の本物としての力を実感すると共に、今度は現代の我々が後生の人々に本物として何が残せるだろうか、と改めて考えさせられた。

 

図書館長 二藤彰

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