弥生となりました。
梅はやや盛りを過ぎたようです。
それでも、馥郁たる薫りが私たちを楽しませてくれます。
では、織部と取り合わせてお目にかけます。
鉄絵は沢瀉でしょうか。徳利を花生けとして使ってみました。
(この織部は、それほど古くなさそうです)
さて、泉鏡花に『薄紅梅』と言う小説があります。
鏡花の文章を読みづらいと思われる方もあるでしょう。
なじんでしまえば、とても魅力的に感じられるのでは。
なお、古典和歌研究の泰斗久保田淳博士は、近代文学にも造詣の深い先生です。
中でも、鏡花は大のお好み。
大先生にあやかるつもりで、是非お読みください。
鶴見大学文学部日本文学科研究室