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2025年3月 1日 (土)

薄紅梅【研究室から】

弥生となりました。

梅はやや盛りを過ぎたようです。

それでも、馥郁たる薫りが私たちを楽しませてくれます。

では、織部と取り合わせてお目にかけます。Photo鉄絵は沢瀉でしょうか。徳利を花生けとして使ってみました。

(この織部は、それほど古くなさそうです)

さて、泉鏡花に『薄紅梅』と言う小説があります。

鏡花の文章を読みづらいと思われる方もあるでしょう。

なじんでしまえば、とても魅力的に感じられるのでは。

なお、古典和歌研究の泰斗久保田淳博士は、近代文学にも造詣の深い先生です。

中でも、鏡花は大のお好み。

大先生にあやかるつもりで、是非お読みください。

鶴見大学文学部日本文学科研究室