貴重書ミニ展示

2017年6月 9日 (金)

貴重書ミニ展示「Darwin」開催中

第67回貴重書ミニ展示

budDarwinbudを開催中です。

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展示期間:6月9日(金)~ 6月23日(金)

場所:図書館1階メインカウンター前

展示資料

『植物園-二部からなる詩』

エラズマス・ダーウィン 1791年

『自然の殿堂ないし社会の起源-詩と哲学的注釈』

エラズマス・ダーウィン 1803年

『種の起源』

チャールズ・ダーウィン 1860年

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2017年3月22日 (水)

「百万塔陀羅尼」を展示中です

ただいま、カウンター前にて

貴重書ミニ展示「百万塔陀羅尼」

開催しています。

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・小塔1基

・無垢浄光経自心印陀羅尼1巻

・法隆寺発行証文1枚

770年刊

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この塔の中にお経が入りますmemo

刊行年が明らかなものとしては

世界最古の印刷物といわれています。

あわせて、『続日本紀』も

展示していますshine

展示期間:4月8日(土)まで

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2017年3月13日 (月)

卒業記念展示「源氏物語扇面貼交屏風」のご案内

明日は卒業式ですshinenote

図書館では、卒業式限定で

「源氏物語扇面貼交屏風」

(げんじものがたり せんめん はりまぜ びょうぶ)

を16時まで展示しますsign03

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文化元[1804]年制作

解説(PDF

エントランスを開放していますので

記念撮影にぜひお越しくださいcamerafuji

展示日時:3月14日(火)9:00~16:00

展示会場:図書館1階エントランス

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これは昨年の様子upwardleft

今年も、つるみん・つるたんが

おめかししてお待ちしておりますsmileribbon

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2017年1月20日 (金)

貴重書ミニ展示「日本の夜明け」開催中

貴重書ミニ展示を

1階エントランスで開催中ですclip

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第64回鶴見大学図書館貴重書ミニ展示

「日本の夜明け

貴重書・準貴重書からみる明治

学生たちによる展示8」

会期:平成29年1月19日(木)~1月25日(水)

会場:図書館1階エントランス

 平日8:50~21:00 

 土曜8:50~18:00

 日曜 閉館

池田早苗先生担当「書誌学特別演習」の

成果発表となる展示です。

学生さんが解説や展示作業を担当しましたhappy01

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1.『古活字版 伊曽保物語』上・下巻 

寛永16[1639]年

2.[参考] The Fables of Æsop and Others, with Designs on Wood, by Thomas Bewick, first edition

(Newcastle: Printed by E. Walker, for T. Bewick ; London: Longman, 1818)

3.仮名垣魯文 『安愚楽鍋、牛店雑談、一名奴論建』 初編

(東京・誠之堂、1871)

4.福澤諭吉、小幡篤次郎 『學問のすゝめ』 初編

([東京]・[福澤諭吉]、1872)

5.Dame Wiggins of Lee, and her Seven Wonderful Cats: A Humorous Tale Written Principally by a Lady of Ninety, ed. with additional verses by John Ruskin, and with new illustrations by Kate Greenaway, first edition

(Orpington, Kent: Allen, 1885)

6.Beatrix Potter, The Tailor of Gloucester, first edition

(London: Warne, 1903)

7.夏目漱石 『虞美人艸』 初版

(東京・春陽堂、1908)

8.夏目漱石『硝子戸の中』 初版

(東京・岩波書店、1916)

9.夏目漱石『吾輩ハ猫デアル』 縮刷28版

(東京・大倉書店、1917)

10.夏目漱石『こころ』 縮刷5版

(東京・岩波書店、1917)

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2016年6月10日 (金)

貴重書ミニ展示「Darwin」開催中です

第63回貴重書ミニ展示

Darwin

を開催していますbud

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進化論の最も重要な古典とされている

『種の起源』の著者

チャールズ・ダーウィン。

彼が影響を受けた祖父

エラズマス・ダーウィンは、

医師、植物学者、科学者、発明家、および詩人として、

フランス革命期に多くの知識人に

多大な影響を与えた知的巨人である。

進化論に重要なこの二人の著作を展示します。

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『植物園-二部からなる詩』

エラズマス・ダーウィン 1791年

『自然の殿堂ないし社会の起源-詩と哲学的注釈』

エラズマス・ダーウィン 1803年

『種の起源』 

チャールズ・ダーウィン 1860年

【展示期間】

平成28年6月10日(金)~26日(日)

【開館時間】

平日 8:50~21:00

土曜 8:50~18:00

日曜 閉館

※26日(日)は13:00~15:00

【展示場所】

図書館1階新着コーナー横

ぜひご覧くださいhappy01

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2016年3月24日 (木)

米庵先生の展示は3/28(月)まで!

図書館では、貴重書ミニ展示をしています。

題して『米庵先生』ですbookeye

市川三亥(いちかわ みつい)=米庵(べいあん)は、巻菱湖(まき りょうこ)・海星(かいせい もしくは菘翁とならぶ「幕末の三筆」、唐様の書家と知られています。東京国立博物館などに、自筆の書や著書、関係資料が所蔵されており、展示、図録、文献で紹介されてきました。今回の日本文学科書道履修生による「卒展」に伴い、図書館では、米庵先生に関する資料を展示しています。                               ※現在「卒展」は終了しております。

展示期間

平成28年3月11日(金)~3月28日(月)

展示資料

『小山林堂書画文房図録』10巻 小山林堂 須原屋伊八 嘉永7 [1838] 年

『三禄飄談』  市河山禄著 岡倉書房 昭和11 [1936]年

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貸出できる『米庵先生』関連本も展示しています。こちらも合わせてご覧ください。

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来週月曜日までの展示となります。図書館メインカウンター前にて展示しておりますので、お見逃しのないよう、ぜひ図書館に足をお運びくださいrunrunsweat01

アクセスtrain

http://www.tsurumi-u.ac.jp/about/accessmap/

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2016年3月14日 (月)

卒業記念展示「源氏物語扇面貼交屏風」

今日は、卒業式ですfuji

おめでとうございますhappy02up

あいにくのお天気ですね…rain

図書館では、卒業式限定の

「源氏物語扇面貼交屏風」

(げんじものがたり せんめん はりまぜ びょうぶ)

を16時まで展示していますgood

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図書館は、閉館のため

通常の利用はできないのですが

エントランスを開放していますので、

記念撮影camerascissorsに、ぜひおいでくださいnote

屏風についての紹介はこちら

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2016年1月21日 (木)

貴重書ミニ展示「パラテクストから見える 西洋の世界 学生たちによる展示7」開催中

第61回貴重書ミニ展示

「パラテクストから見える 西洋の世界

学生たちによる展示7」

開催しています。

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この展示は、

〈書誌学特殊講義2〉

成果発表となるもので、

展示作業と解説を

学生さんが担当しましたhappy02

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□ 

【会期】 平成28年1月21日(木)~1月27日(水)

【会場】 鶴見大学図書館 1階エントランス

【開館時間】

平日 8:50~20:00

土曜 8:50~18:00

日曜 閉館

□ 

はじめに

書誌学特殊講義2担当 池田早苗

鶴見大学図書館に収蔵される西洋古版本の面白さ、興味深さを、ひとり1冊ずつ担当して、自ら捉えて自分の言葉で、展示を見る人々に語っている――今回の展示をひとことで言うなら、このようになるだろうか。

「テクストの社会学」という言葉で語られた書誌学者 D. F. マッケンジーの理論は、21 世紀の私たちに向けて、一層の確かさを見せてくる。テクスト(本文)は、テクストの外側にあって書物を作るもの(パラテクスト)と一体になって存在する。それらがあって、テクストは伝えられる。――これを認識すると、学生たちは目前の貴重書を観察しはじめた。観察して記録する。生まれてはじめて見た貴重書を前にすると、しばし言葉が ないことがある、それをクラスで学んだいくつかの書誌学のことば、キャッチワード、シグニチャー・・・などに目を向け始めることで、それまで見えない、わからないと思っていたものが、本文内容を(ラテン語などで)読めなくとも、見えてくると実感する――何かを「発見」するのかもしれない。疑問点、興味深い点をあげ、図書館の本やインターネットでリサーチする、出てこない時もどのようにリサーチしたか記録する、それを読み返す。意見を一方的に主張する前に、観察し考察する実物――長い歴史・文化・社会をその一冊の書物が包含し示している存在(貴重書)――があることは、それに対峙する者にとってかけがえがないのではないだろうか。そうして語る学生ひとりひとりの言葉に、耳を傾けてくださることを願う。

1 インキュナブラが伝えてくる~製本から見えること~ 

2 そのランニングタイトルは何を指し示すか?

3 アルドゥス・マヌティウスが『諷刺詩』を出版する上でもたらした影響

4 あぁ 素晴らしき西欧芸術

5 ミルトンの叙事詩『楽園追放』について

6 パラダイスロストの空白

7 『ロビンソン・クルーソー』の歴史的背景と書物の歴史への影響

8 ジョナサン・スウィフトの見ていた物語 『ガリヴァー旅行記』

9 書の芸術と発達

10&11 ケルムスコット・プレスーウィリアム・モリスの目指した理想の書物

□ 

【展示資料】

1.『[聖グレゴリウス1 世による]説教書』(ヴェニス、1493 年)
[Homiliae super Euangeliis], [Gregorius I, the Great Saint Pope]
(Venetijs: Peregrinum de Pasqualibus, 1493)

2.『プリスキアヌス作品集』(ヴェニス:フィリップ・ピンキウ、1495 年)
[Opera: Priscianus; edited by Benedictus Brognolus; partly with
a commentary by Joannes de Aingre](Venetiarum: Philippu Pinciu, 1495)

3.ユウェナリス、ペルシウス『諷刺詩』
(ヴェネチア:アルドゥス・マヌティウス、1501 年)
Ivvenalis; Persivs, [Satyres] (Venetiis: in aedibus Aldi, 1501)

4.『聖書』(パリ: T. ケルヴァー、1534 年)
Biblia sacra: Integrum vtriusqe testamenti corpus cõplectens diligenter recognita &
emendata:(Parisiis: Ex edibus yolãde bonhõme vidue T. Keruer, 1534)

5.ミルトン『楽園追放』(ロンドン:シモンズ、1669 年)
John Milton, Paradise Lost: A Poem in Ten Books(London: Simmons, 1669)

6.ミルトン『楽園追放』第4版 最初の挿絵版  (ロンドン:フレッシャー、1688 年)
John Milton, Paradise Lost, 4th ed., adorn’d with sculptures
[by R. White and M. Burgesse]
(London: Printed by M. Flesher for J. Tonson, 1688)

7.ダニエル・デフォー『ロビンソン・クルーソー』第2 版(ロンドン:ティラー、1719)
Daniel Defoe, The Life and Strange Surprising Adventures of Robinson Crusoe
of York, Mariner, 2nd edn (London: Printed for W. Taylor, 1719)

8.J. スウィフト『ガリヴァー旅行記』初版(ロンドン: モッテ、1726 年)
[J. Swift], Travels into Several Remote Nations of the World: in Four Parts:
by Lemuel Gulliver (London: Motte, 1726)

9.H. N. ハンフリーズ『書の芸術と発達と進歩』(ロンドン:デイズ・アンド・サン、1855 年)
Henry Noel Humphreys, The Origin and Progress of the Art of Writing, 2nd ed.
(London: Day & Son, 1855)

10.『レイナード狐物語』([ハマースミス]:[ケルムスコット・プレス、1893 年])
The History of Reynard the Foxe, trans. from Dutch to English by William Caxton
([Hammersmith]: Kelmscott Press, [1893])

11.『花と葉、愛の神キューピッドの本、郭公と夜啼鳥』F. S. エリス編
([ハマースミス]: [ケルムスコット・プレス、1896 年)
The Floure and the Leafe, and the Boke of Cupide, God of Love, or the Cuckow
and the Nightingale, [ed. by F. S. Ellis] ([Hammersmith]: [Kelmscott Press], [1896])

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2016年1月 7日 (木)

あけましておめでとうございます

新しい年を迎えましたflairshine

C360_20160107095225015_2 つるみんとつるたんはお正月の着物姿でみなさんを待っていますheart04

図書館員一同、今年も学生のみなさんの学習をサポートしてゆきたいと思いますwinkscissors

歯学部・歯科衛生科のみなさんは、これからが本番sign01国試に向けてラストスパート頑張ってくださいrockhappy01rock

さっそくですが、図書館展示の予告です。

図書館のエントランスで行う展示の予定をお知らせします。

毎年恒例の源氏物語研究所の展示と、学生の成果発表をかねての展示を行う予定です。

今後も詳細が決まりましたらブログにてお知らせしてゆきます。

ぜひとも図書館に足をお運びくださいconfident

書誌学特殊講義の授業展示 

展示期間:1/21(木)~27(水)

テーマ:講義の成果発表

担当教員:池田早苗先生

源氏物語研究所の展示

1月下旬~

テーマ:「源氏物語 飲んだり食べたり」

担当教員:高田信敬教授

※講演会を行います。日程は未定。決まり次第お知らせします。

書道卒業展示とのコラボ展示

展示期間:3/12(土)~3/28(月)

テーマ:未定

担当教員:松本文子教授

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2015年12月16日 (水)

貴重書ミニ展示「古典籍を写す・模す」「古活字版『寛永行幸記』3種」を開催中

第60回貴重書ミニ展示 

「古典籍を写す・模す」

「古活字版『寛永行幸記』3種」

開催していますbook

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2015年12月16日(水)~24日(木)26日(土)

図書館1階エントランス

(鶴見大学文学部ドキュメンテーション学科主催)

 

文学部ドキュメンテーション学科

「古写本演習」「古版本演習」

両科目における実地演習の

現時点までの成果発表となる展示ですscissors

 

受講学生さんが、展示作業と

解説を担当しましたpencil

ぜひご覧くださいhappy01

 

展示資料

1 古今和歌集 上帖(~巻十) 鎌倉時代末~南北朝期写 伝津守国冬筆 列帖装1帖
2 古今和歌集 室町時代写 伝兼好筆 列帖装1帖
3 詠歌大概 天正元年(1537)写 里村紹巴筆 列帖装1帖
4 伊勢物語 室町時代後期写 列帖装1帖
5 住吉物語 江戸時代前~中期写 列帖装1帖
6 源氏物語 桐壺 室町時代(享禄2年以前)写 列帖装1帖
7 時代不同歌合絵巻 江戸時代以降写 巻子本2軸
8 伊勢新名所繪哥合 上下 江戸時代以降写 巻子本2軸
9A〔寛永行幸記〕存上巻 〔寛永〕刊 古活字版第2種ロ本 巻子本1軸
9B〔寛永行幸記〕存上巻(首欠)〔寛永〕刊 古活字版第2種イ本 巻子本1軸(※)
9C〔寛永行幸記〕存中巻 〔寛永〕刊 古活字版別種本 巻子装1軸
※ドキュメンテーション学科所蔵

 

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ごあいさつ

本学文学部ドキュメンテーション学科には、「古写本演習」「古版本演習」という、3年生以上の専門選択科目があります。

これは本学図書館が全国に誇る、和漢洋のさまざまな時代、さまざまな種類の、貴重にして学術的価値の極めて高い古典籍のうち、特に日本の古写本・古版本の実物を、受講生が自らの手で取り扱いながら、書誌調査の方法を実践的に学ぶ、という授業です。

この授業をきっかけに、卒業論文に取り組むという学生さんも、決して少なくありません。

ちなみに、学部生のうちから、このような貴重な古典籍そのものを教材にできる、という大学は、ちょっとほかにはないはずです。

本学科をはじめとする学生の皆さんは、こうした点、どの大学よりも恵まれた環境にいるということを、ぜひとも強く、深く、認識し、関心を持ってもらえればと思います。

 

さて、今回は展示の形で、本年度開講中の、両科目における実地演習の、現時点までの成果をお示ししたい、と思います。

両科目は別々の開講ですので、調査・展示対象とする古典籍も自ずと性格が異なってきます。

よってタイトルも別個に2つ付けることにしましたが、ともあれ解題の執筆、展示ケース内のキャプションの執筆、展示箇所の指定、展示作業など、多く受講生が行いました。

 

ただ、両科目は現在も進行中であり、受講生自身も初学者で、基礎から学んでいる真っ最中です。

そのため、各自担当の古典籍に対する理解に誤認があったり、解題の内容に不備不足があったり、また文章にぎこちなさがあったり、しているかもしれません。

実際、担当教員からしても、それはちょっと違うかな?と思われる点が、それなりにあります。

 

しかし今回は敢えて、よほどの事実誤認でもない限り、教員の判断で加筆修正したり、させたりすることは、極力控えることにしました。

内容に関しても、文章に関しても、です。

署名入りで、自分(達)自身で調べ、考えたことを、不特定多数の方々に知ってもらい、場合によっては批判される、意見をもらう、ということをぜひ体験し、かつ、その体験するところの意味を、展示側の学生さんにも、観覧側の学生さんにも、考えてもらう契機のひとつにでもなれば、と願っています。

 

文学部ドキュメンテーション学科  

伊倉史人・久保木秀夫

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