【お知らせ】

2016年6月25日 (土)

遅くなりましたが【お知らせ】

日本文学会春季大会のご案内です。

平成28年7月16日(土)14時、鶴見大学記念館第1講堂。

研究発表2本・講演1本にて、にぎにぎしく開催します。

小池 亜弥香(本学大学院博士後期課程)

形容詞「めづらし」の変遷

ー『拾遺和歌集』恋四・887の歌を通してー

Photo 上の図は、もちろん『拾遺和歌集』当該歌です。

河田 翔子(本学大学院博士後期課程)

葉に詩歌を書くこと

Photo_2 これもテーマにちなみ、紫陽花の大きな葉。

ここまでが研究発表です。

さて次は、トリの講演。

神林 尚子(本学専任講師)

合巻『於竹大日忠孝鏡』をめぐって

Photo_3この図版の意味はなんでしょう。

おわかりの方は、日本文学合同研究室までお越しください。

見事正解を出された方に、豪華(?)賞品をさしげます。

鶴見大学文学部日本文学科

2015年10月20日 (火)

鶴見大学日本文学会秋季大会のご案内

上々天気のここ数日、風の音にもお心をとめておられますでしょうか。

さて、ご案内が遅くなりましたが、

鶴見大学日本文学会秋季大会を下記の通り開催いたします。

日時:平成27年11月14日(土) 午後2時より

会場:鶴見大学 5号館 101教室

大会次第:「江戸語の命令表現について」

       広瀬満希子(本学非常勤講師)

      「飛鳥井雅有管見 ――関の藤川の本意(ほい)と本意(ほんい)――」

       クリスチャン・ラットクリフ(神奈川大学准教授)

予約不要・入場無料です。

秋の一日、ぜひお誘い合わせの上ご来場ください。

ところで、先日調べものついでに早稲田大学の演劇博物館に行ってきました。

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坪内逍遙の古稀にあたり、その半生を傾注した「シェークスピヤ全集」40巻の翻訳が

完成したのを記念して設立されたという同館は、古今東西の演劇に関わる資料を

蒐集・整理・研究されています。

設立の経緯に関わるシェイクスピア関連の資料はもとより、

圧倒的な充実度を誇る歌舞伎資料、あるいは能に浄瑠璃、はたまたバレエや現代舞踊など、

国内外の舞台芸術・演劇に関わる資料を網羅されているのはさすが。

世界的に活躍中の某作家も、在学中に通いつめては海外の映画シナリオを読まれていたとか。

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折しも開催中の展示は、

「Who Dane? 振付のアクチュアリティ」、そして

「映画女優 京マチ子展」の二本立てでした。

この一事をもってしても、演博(エンパク)ならではの射程の広さが窺えますね。

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 正面玄関の左脇、植木に囲まれるようにしてひっそりと坪内博士がおわします。

演博と演劇の行く末を静かに見守る温顔に一礼、別棟の閲覧室で資料の山に埋もれてきました。

鶴見大学日本文学科

2015年7月17日 (金)

鶴見大学日本文学会春期大会のご案内

ご案内が遅くなりましたが、鶴見大学日本文学会春季大会を下記の通り開催いたします。

日時:平成27年7月25日(土) 午後2時30分より

会場:鶴見大学記念館 講堂

石澤 一志(本学非常勤講師)

「『風雅和歌集』の伝本について」

河田 翔子(本学大学院博士後期課程)

「「門扉開閉」について」

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予約不要・入場無料です。

在学生はもちろん、一般の方や高校生の皆さんも、ぜひ賑々しくご来場くださいませ。

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また、こちらは直前のお知らせになってしまいますが、来る7月19日(日)、

鶴見大学のオープンキャンパスが行われます。

入試説明のほか、模擬授業やスタンプラリー、図書館のお宝見学など、

様々な企画が目白押しです。

ぜひこちらもお誘い合わせておいでください。

(上掲の写真は、日本文学会の会場でもある鶴見大学記念館の夕景です)

そういえば、7月19日は總持寺の御霊祭りでもありますね。

キャンパス見学がてら、盆踊りを覗いて夕涼み、というのも、なかなか乙な夏のはじめかたかもしれません。

鶴見大学文学部日本文学科

2014年7月 1日 (火)

鶴見日本文学会春季大会のお知らせ

諸般の事情により遅れておりますが、鶴見日本文学会春季大会を以下のとおり開催します。

日時 平成26年7月12日(土)14時30分~17時

場所 鶴見大学 5号館301教室

発表 屏風歌の勅撰集への影響―歌材の点から―

    松本 亜由美(本学博士後期課程)

講演 源季貞論続貂   

    平藤 幸(本学非常勤講師)

入場無料/予約不要です。

在学生はもちろん、一般の方・高校生のみなさんも、どうぞお越しください。

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半夏生(はんげしょう)というのをご存知でしょうか。

七十二候の「半夏生(はんげしょうず)」から作られた暦日で、夏至から11日目頃にあたります。

今年の半夏生は明日、7月2日です。

ところで、この半夏生という名前の植物があります。別名、片白草(かたしろぐさ)。

名前の由来は、半夏生の頃に葉が白くなるからとも、葉の半面が白くなって半分化粧をしたように見えるからとも言われています。

ドクダミ科の植物で、花や葉がドクダミによく似ています。

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この写真は、去年植物園で撮影したものですが、注意して見ていると、都会でもたまに鉢植えにされていることがあります。

水辺に群生するさまは風情がありましたが、江戸時代の歳時記には「見るにたらざるならし」と記すものもあります。

鶴見大学文学部日本文学科

2014年3月29日 (土)

卒業式と鶴見日本文学会賞

卒業生のみなさま、ご卒業おめでとうございます。

みなさんの未来が幸せに満ちたものでありますよう、教員一同、心からお祈り申し上げます。

これからもお一人お一人、それぞれの道を切り開いてお進みください。

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さて、今年も審査委員会による慎重な検討を経て、七名の方に鶴見日本文学会賞を授与致しました。

候補論文はいずれも力作でした。

受賞者のお名前と論文名は学報にてご覧ください。

鶴見大学文学部日本文学科

2014年3月10日 (月)

卒業記念特別展示のお知らせ

3月14日は卒業式。

鶴見大学図書館では、10時から16時の六時間限定で、霊元天皇ゆかりの源氏物語扇面貼交屏風が公開されます。

扇面を貼り交ぜた屏風や、源氏絵の屏風は少なくありません。

しかし本屏風に貼られた扇は実際に扇として使われたもので、非常にめずらしく、おもしろいものです。

卒業生のみなさん、記念撮影はいかがですか。

どうぞお見逃しなく!

鶴見大学文学部日本文学科

2013年12月 2日 (月)

秋季連続講演会のお知らせ(その三)

12月14日、鶴見大学日本文学科創設五〇周年記念・連続講演会(第三回)を開催いたします。

日時 平成25年12月14日(土) 午後2時開会

会場 鶴見大学会館 地下一階 メインホール

講演 三角洋一氏(大正大学特命教授)「日本語文のさまざまな表記法―和漢混淆文成立の周辺」

    小峯和明氏(立教大学名誉教授)「釈迦の涅槃図を読む」

入場無料・予約不要です。

連続講演会も今回で最終回となります。

みなさまふるってご参加ください。

總持寺三松関の前の紅葉がきれいです。

大梵鐘付近の銀杏はやや淋しくなっていましたので、また来年撮ろうと思います。

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鶴見大学文学部日本文学科

2013年11月25日 (月)

秋季連続講演会のお知らせ(その二)

11月30日、鶴見大学日本文学科創設五〇周年記念・連続講演会の第二回目を開催いたします。

第一回と同じ会場で、今回は江戸時代の文学のご講演です。

日時 平成25年11月30日(土) 午後2時開会

会場 鶴見大学会館 地下一階 メインホール

講演 深沢了子氏(聖心女子大学教授)「俳画の世界―立圃と蕪村―」

    長島弘明氏(東京大学教授)「気質者の信義―『雨月物語』「菊花の約」を読む―」   

入場無料・予約不要です。

一般の方・高校生のみなさんのご参加もお待ちしております。

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「霜柱(シモバシラ)」という名の植物です。

花の色や形が霜柱なのかなとも思いましたが、別名「雪寄草(ユキヨセソウ)」とも呼ばれ、冬になると茎の根もとに氷の結晶ができるのが名前の由来のようです。

写真は二ヶ月前の開花時に撮影したものです。

冬枯れした茎に吸い上げられた水分が、茎を破って外に出て氷の結晶となるのですが、いろいろ条件があって、いまだ氷の花を咲かせた姿を見る機会に恵まれません。

鶴見大学文学部日本文学科

2013年10月17日 (木)

豆も芋もけふ秋津洲の月見かな

10月26日、27日は紫雲祭(学園祭)です。

ぜひ遊びにいらしてください。

今日は十三夜です。

陰暦九月十三日の月を後の月と呼んでこれを賞するもので、古くからの日本の習慣です。

十五夜を芋名月というのに対して、十三夜は豆名月・栗名月とも呼ばれます。

十五夜の習慣は中国にもありますが、十三夜は日本独自の習慣とされ、和歌や俳諧の題材ともなっています。

江戸時代の随筆『守貞謾稿』には次のように記されています。

江戸の俗、今日もし他に行きて酒食を饗さるるか、あるひは宿すことあれば、必ず九月十三日にも再び行きて、今日のごとく宿すか、あるひは酒食を饗さるることとする人あり。

十五夜にご馳走になったり、泊まった家へは、十三夜にも訪れてもてなしを受けるのが習わしであったことがわかります。

なお著者の喜田川守貞は、これをしないのは「片月見」といって忌まれるが、それは「片付身」と通じることを忌むことからきたもので、単なる俗諺であると言っています。

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江戸の判じ絵です。

「月見」が隠れているのがわかるでしょうか。

鶴見大学文学部日本文学科

2013年10月 2日 (水)

鶴見大学日本文学科創設五〇周年記念・秋季連続講演会のお知らせ

10月19日、鶴見大学日本文学会秋季大会を開催します。

今年は鶴見大学日本文学科創設五〇周年記念ということで、連続講演会を企画いたしました。

今回はその第一回目となります。

日時 平成25年10月19日(土) 午後2時開会

会場 鶴見大学会館 地下一階 メインホール

講演 阿蘇瑞枝氏(元日本女子大学教授)「私と万葉集」

    内田道雄氏(元鶴見大学教授)「対話する漱石―『行人』を読む」

入場無料・予約不要です。

一般の方・高校生のみなさんも、どうぞお運びくださいませ。

さて、もうすっかり秋ですね。

一週間ほど前に撮った薄(ススキ)です。薄は尾花ともいいます。           

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「道の辺の尾花が下の思ひ草今さらさらに何をか思はむ」(万葉集)の歌の通り、尾花の下には思い草(南蛮ギセル)が咲いていました。

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たしかに煙管(キセル)の形をしています。

鶴見大学文学部日本文学科