第24回ミニ企画展「解剖の本」
今回は、「解剖関係の本があちこちに散らばっていてわかりにくい」との利用者からの声がありましたので、人体に関する解剖関係の本を集めてみました
解剖といっても、全身、生理、病理、歯科などのジャンルに分かれています。
それぞれのジャンルの分類を確認してみてくださいね
展示は、10月31日までです。
(C.Y.)
今回は、「解剖関係の本があちこちに散らばっていてわかりにくい」との利用者からの声がありましたので、人体に関する解剖関係の本を集めてみました
解剖といっても、全身、生理、病理、歯科などのジャンルに分かれています。
それぞれのジャンルの分類を確認してみてくださいね
展示は、10月31日までです。
(C.Y.)
神奈川新聞「知の遺産II-図書館コレクションから-」にあわせて、貴重書ミニ展示を開催中です。
第6回目は『宇野千代書簡』です。今回が最後の掲載・展示です。
(執筆担当:文学部・日本文学科 片山倫太郎先生)
展示期間:10月14日(火)~10月18日(土)
時間:平日 8:50~20:00、土曜 8:50~18:00
場所:図書館1階 メインカウンター前
貴重書ミニ展示は一般の方もご覧になれます。
小説家・宇野千代が1934(昭和9)年5月19日に、山口嘉夫に宛てた書簡
同居中の画家・東郷青児が留守だったことを詫び、東郷の画会の開催や絵を買ってくれる客の紹介を依頼する内容となっています。
ぜひ宇野千代の自筆をご覧ください。
(kt)
2014年8~9月の学修支援スペース利用実績を以下にまとめました。
2014年8月
・8/1(金) 13:00-16:10 司書講習 角田先生
利用者:司書講習生 30名
・8/7(木) 9:00-17:00 卒論指導 元木先生
利用者:ドキュメンテーション学科4年生約10名
・8/27(水) 9:00-16:00 卒論指導 元木先生
利用者:ドキュメンテーション学科4年生約10名
利用回数: 3回/利用人数:50名
2014年9月
・9/1(月) 8:50-18:30 3DAYインターンシップ キャリア課村木先生
利用者:24名
・9/2(火) 8:50-18:30 3DAYインターンシップ キャリア課村木先生
利用者:24名
・9/3(水) 8:50-18:30 3DAYインターンシップ キャリア課村木先生
利用者:24名
・9/5(金) 8:50-18:30 3DAYインターンシップ キャリア課村木先生
利用者:24名
・9/9(火) 10:00-12:30 バリアフリーマップPJ 元木先生
利用者:コンピュータ同好会 10名
◆利用回数:5回/利用人数:106名
(C.Y.)
10/1発行の鶴見大学報(第386号)に、
二藤館長の記事「古典の力」が掲載されています。
先日実施した「昔の本にさわってみよう!」と
古筆手鑑などについてです
許可をもらいましたので、転載します
「古典の力」
古典には力がある。最近そのことを実感した。
昨年度、神奈川県大学発・政策提案制度というプロジェクトに応募し採択された、“小学生向けの古典籍講習”プログラムを、この夏、図書館・文学部が県立図書館とともに横浜市内の小学生相手に実施した。
そのプログラムの一つの目玉は大学あるいは県立図書館所蔵の古典籍に直接手で触れて、その魅力を実感してもらう体験である。
授業で名前しか聞いたことのない、源氏物語、解体新書、ターヘルアナトミアなどの実物を目で見る、ということが主眼であったが、それだけでなく実際に触れてみるということで何かを感じてもらいたい、と考えていた。
私が素人ながら、最初にそれらの古典を手で触ってみて感じたのは、この古典を何百年も前に書いた人、手に入れた人と、あるいは大事に保存し後世に残してくれた人と何かが繋がったと感じたのだが、その感覚は小学生にもわかるのではないか、と思っていた。
今回参加した小学生に、この本を持って読んでいた昔の誰かと繋がった感じがしませんか?と聞いたとき、目を輝かせて頷いてくれた。
さらに面白い感想として、古い本にはそれぞれ独特の匂いがある、と子供達が教えてくれた。
実はこのプロジェクトのコンペが昨年県庁本庁舎で行われ、コンペの席で審査員の一人であった黒岩知事の手元に鎌倉時代の御成敗式目をお持ちしたとき、黒岩知事に感激した面持ちで実物ですか?と聞かれ、その瞬間きっと何かが伝わったのだろうと感じていた。
目に見えない力であるが、年月を経て多くの人に大事にされ、伝えられてきたものには、われわれの心を揺さぶるものがある。
それは老若男女関係ない、ということを強く感じた。
もうひとつ古典の力を実感したことがある。
古筆切と言って本として完全な形で伝来した古筆(奈良~室町時代のすぐれた書、和歌など)を、手鑑という言わばアルバムに貼って鑑賞したりする目的で切断したものがある。
最近、本学図書館に新たに収蔵された「古筆手鑑」を本学文学部久保木准教授らが調査しているうちに、この古筆手鑑に貼付されている古筆切の一つが、『新古今和歌集』の中でこれまで認知されていなかった未発見の一首であることを示す証拠を発見した。
その後の研究で従来全く知られていなかった藤原隆方の歌ということを明らかにしつつあるが、新古今和歌集という広く知られているものにも、まだミステリーな部分があり、なぜこれまで知られなかったのか、他にもまだ知られていない歌があるのではないか、と次から次に疑問が沸いてくる。
本学の研究成果がきっかけになって、古典としての新古今和歌集にも新たなスポットライトがあたるのではないかという期待ももたらされる。
これも古典籍に注力してきた本学文学部の総合力が発揮された成果ということであるが、研究者のそれを引き出す力が数多くの古典にあるということであろう。
昔から絵画、建築、音楽、文学何でも本物に触れることが大事である、とよく言われる。
もちろんその内容や表現をある程度理解した人が触れることが有意義なのはわかる。
しかしながら、それらが誰の心でも揺さぶる力がある、というのが本物の力なのではないかと思う。
今回、古典の本物としての力を実感すると共に、今度は現代の我々が後生の人々に本物として何が残せるだろうか、と改めて考えさせられた。
図書館長 二藤彰
(hh)
神奈川新聞「知の遺産II-図書館コレクションから-」にあわせて、貴重書ミニ展示を開催中です。
第5回目は『古今和歌集』です。
(執筆担当:文学部・ドキュメンテーション学科 久保木先生)
展示期間:10月6日(月)~10月11日(土)
時間:平日 8:50~20:00、土曜 8:50~18:00
場所:図書館1階 メインカウンター前
貴重書ミニ展示は一般の方もご覧になれます。
古今和歌集 伝津守国冬筆 南北朝時代写
勅撰和歌集とは、天皇(上皇・法皇)の命によって撰ばれた和歌選集のことで、10世紀初頭の『古今和歌集』に始まり全21作品(二十一代集)が成立しています。
『古今和歌集』は、醍醐天皇の勅命により編纂され、撰者は紀友則、紀貫之、凡河内躬恒、壬生忠岑の4人と言われています。とても有名な歌人ばかりですね
今回展示しているのは、その一番初めの勅撰集『古今和歌集』の"巻第一春歌上"の頁です。
在原元方の「ふるとしに春たちける日よめる」「年のうちに春は来にけりひととせを去年こぞとや言はむ」~
ぜひご覧になってください。
(kt)
今回のミニ企画展
は、
「今日は何の日シリーズ」第1弾として、
『10月1日はコーヒーの日と日本酒の日』だぁ
ということで、
コーヒーと日本酒
に関する本を集めてみました。
特におすすめは、
お酒に関する名言集。おもしろいです。
さて、なぜ、10月1日がコーヒーの日で、日本酒
の日なのか、
その答えは・・・、
すぐに役立つ366日記念日事典 / 加瀬清志著 ; 日本記念日協会編
この記念日事典に載っています。
この図書も展示していますので、ぜひご覧
ください。
展示期間は10月1日から14日まで。
どの本も貸し出し可能
です。
もちろん、未成年でも借りられます。
あなたが秋の夜長に選ぶのは、
コーヒー? 日本酒
? 読書
?
(tam)
中川先生と久保木先生から、新刊のお知らせです
『新古今和歌集の新しい歌が見つかった! 800年以上埋もれていた幻の一首の謎を探る』
発行:笠間書院
鶴見大学日本文学会・ドキュメンテーション学会・鶴見大学図書館[編]
久保木秀夫(本学文学部准教授)・中川博夫(本学文学部教授)[著]
ISBN:978-4-305-70741-3
2012年、鶴見大学図書館に「古筆手鑑」一帖が収蔵され、その中から、『新古今和歌集』の歌としては、これまでまったく知られていなかった一首が、新たに発見されました。
鎌倉時代のごく初期に書写された巻子本を、主に観賞目的で分割した、いわゆる古筆切(断簡とも)の一葉として、それは姿を現しました。
本書は、その『新古今和歌集』新出歌を記載している断簡について、あらためて紹介し、かつ関連資料を徹底的に集めた上で考察するものです。
日本古典文学研究の推理小説的な面白さや奥深さ、必要性、重要性を存分に伝えるエキサイティングな書。
本書の原本資料を活用した、書誌学的・文献学的方法に基づく論述は、古典文学研究の魅力をあますところなく伝えます。図版多数掲載、フルカラー。
笠間書院ホームページより
目次など、詳細はリンク先をご覧ください。
「はじめに」全文が掲載されていますよ
http://kasamashoin.jp/2014/09/800.html
10月下旬刊行予定です
(hh)
神奈川新聞「知の遺産II-図書館コレクションから-」にあわせて、貴重書ミニ展示を開催中です。
第4回目は「集古十種」です。
(執筆担当:文学部・ドキュメンテーション学科 伊倉先生)
展示期間:9月29日(月)~10月4日(土)
時間:平日 8:50~20:00、土曜 8:50~18:00
場所:図書館1階 メインカウンター前
貴重書ミニ展示は一般の方もご覧になれます。
集古十種とは、幕府老中首座の松平定信が編纂した「文化財図録」です。各地に伝わる古器物、古書画を模刻し、その所在地、材質、寸法、特徴を注記しました。掲載される文化財は1859点に上り、碑銘、鐘銘、兵器、などの十種(全85冊)に分類されています。
今回掲載された頁は、源頼朝が後白河法皇から下賜された鶴岡八幡宮所蔵の国宝「籬菊螺鈿蒔絵硯箱」です。
現在鎌倉国宝館で展示中ですので、興味のある方はぜひ本物もご覧になってください
「籬菊螺鈿蒔絵硯箱」をご覧になりたい方はこちら
(kt)
2014年9月8日~10月13日の、毎週月曜に掲載中(全6回)の
神奈川新聞「知の遺産II-図書館コレクションから-」にあわせて、貴重書ミニ展示を開催中です。
第3回目は、「Ontleedkundige tafelen」(通称ターヘル・アナトミア)1734年、アムステルダム版です。
解剖学者のクルムスが著した「Anatomische Tabellen(解剖図)」1732年第3版・1722年初版を、オランダ人医師のディクテンが蘭語に訳したもので、あの有名な「解体新書」の原本となった本です
(執筆担当:歯学部解剖・組織学 佐藤哲二先生)
展示期間:9月22日(月)~9月27日(土)
当館所蔵のターヘル・アナトミアは、蛇皮で装丁されているのも見どころのひとつとなっています
時間:平日 8:50~20:00、土曜 8:50~18:00
場所:図書館1階 メインカウンター前
貴重書ミニ展示は、一般の方もご覧になれます。
ぜひ、図書館に足をお運びください
(kt)
21回ミニ企画展「食欲の秋」が終わりまして、続いてまた秋の特集です。
座右之銘
人の短をいふ事なかれ
己が長をとく事なかれ
物いへば唇寒し秋の風
(「『芭蕉庵小文庫』の研究」より)
これが、人の悪口を言うと、なんとなく後味の悪い思いをするというたとえの言葉になりました。
今回の展示は、悪口の本を集めました。
悪口だけでなく、言い間違いとかも。
タイトルが悪口みたいになっている本も(ただし、内容まではどんなものか確認していません)。
この展示は9月30日(火)までの予定です。
S.A.