現在鶴見大学図書館では角田先生の授業である「ドキュメント処理各論Ⅱ」の一環として、学生による企画展示を行っております。
私たちのチーム、第4班は「世界のおはなし」というテーマで展示しております。
後半の小テーマと開催期間は以下の通りです。
6月24日~7月1日「多種多様なキャラクター」
7月1日~7月8日「本当は怖い童話と昔話」
また、6月24日から7月8日の期間中にこれらの小テーマに加えて、『不思議の国のアリス』をテーマとした展示も併設します。
図書館内での配架場所は、請求記号「938.0/D-5」の書架に『不思議の国のアリス』やこの物語についての研究書や解説書がありますので、展示されている以外の本も探してみてください。
Lewis Carroll (Charles Lutwidge Dodgson)『Alice's adventures in wonderland』
Boston ; Lee and Shepard. 1869 鶴見大学図書館所蔵
不思議の国のアリスは、1865年に初めて刊行されたルイス・キャロルの作品です。写真の貴重書は1869年、つまり初刊から5年後にアメリカ・ボストンで刊行された版です。
主人公の少女、アリスが白いうさぎを追いかけて不思議の国に迷い込み、しゃべる動物や動くトランプなどの様々なキャラクターたちと出会いながらその世界を冒険していく、というお話ですが、この物語は最初から出版するために書かれたものではありません。
作者のルイス・キャロルは今でこそ童話作家として有名ですが、元々は数学者であり、オックスフォード大学にて講師をしていました。同じ大学の古典学者の娘、アリス・リデルのためにキャロルがボートの上にて即興で作って聞かせた話、これこそが不思議の国のアリスの始まりです。
そのため、この物語の冒頭にある献呈詩にはボートの上で作って聞かせた、まさに不思議の国が生まれた時の情景が描かれていたり、続編である『鏡の国のアリス』の巻末の跋詩にアリスの名前が組み込まれていたりと、至る所でもともとは特定の個人のための物語であったことを感じることができます。これらの工夫は原典である英語版はもちろんのこと、和訳版においても訳者の努力によりできる限り再現されているため、是非注目してみてほしいところです。
私たちのチーム、第4班の展示にぜひとも足をお運びいただければ幸いです。
企画展前半のブログ記事はこちら
ブックリストはこちらTwitter:@Tu_DoC2021
(ドキュメンテーション学科学生企画展示4班)
6月10日(木)より、「ドキュメント処理各論Ⅱ」(角田裕之先生)を履修する
ドキュメンテーション学科の学生による展示を開催しています。
本展示は、5つのグループに分かれ、それぞれのテーマにもとづき、
学生自身が企画・運営・撤収・分析まで行います。
図書館は、POP用の文房具や展示用グッズ、図書を選出していくためのブックトラックなどを貸出し、
展示準備や、疑問質問に答える形で学生補助にまわっています。
2021年度 各班のテーマは
1班 世界の歩き方
2班 図書館に彩りを-本で作る色相環-
3班 本をいろいろな角度から見てみよう
4班 世界のおはなし
5班 世界の祭り
各班で小テーマも設定し、期間中は、毎週木曜日に展示資料等の入替を行います。
工夫を凝らした5グループ×4週の展示をお楽しみください。
貸出期間は5日間となっています(辞典・雑誌など禁帯出の資料は貸出できません)。
DVDなど視聴覚資料は、メディアコモンズでご覧ください。
貸出分析等も行うため、ご協力をお願いいたします!
展示期間:2021年6月10日(木)~7月8日(木)
場所 :図書館1階エントランスホール
貸出期間:5日間
(I.H)
この度鶴見大学図書館では角田先生の授業である「ドキュメント処理各論Ⅱ」の一環として、学生による企画展示を行います。
受講している学生でいくつかチームに分かれ、テーマ決めなど企画の段階からPOPなどの飾りつけだけでなく、展示する図書も実際に学生が選んだものです。
私たちのチーム、第4班は「世界のおはなし」というテーマで企画展示を行い、1週間ごとに展示の中で、小テーマを変えながら展示を行います。
小テーマと開催期間は以下の通りです。
6月10日~6月17日『世界の物語』
6月17日~6月24日『神話と歴史物語』
6月24日~7月1日『多種多様なキャラクター』
7月1日~7月8日『本当は怖い童話と昔話』
加えて6月10日から6月24日の期間中にこれらの小テーマとは別に、源氏物語をテーマとした展示を併設します。
また、今回私たちの授業での企画展示では展示することのできなかった源氏物語の貴重書資料についてのご紹介をいたします。
源氏物語絵 空蝉巻 奈良絵 江戸時代中期写
これらは実際に鶴見大学図書館が所蔵している貴重資料の写真です。
『空蝉』と『明石』は源氏物語五十四帖の巻名のひとつで、その名の通り54巻ある物語の中の3番目と13番目に当たります。
これらの資料は通常、一般公開する事は難しいのですが、私たちが実際に触れ、読むことのできる源氏物語の資料も多数ございますので、皆様も是非、鶴見大学図書館に足を運び、源氏物語についての知識を深めてみてください。
学生の企画展示は鶴見大学図書館、1階カウンター前にて行いますので、是非いらして下さい。
(ドキュメンテーション学科学生企画展示4班)