講演会「文化財学科の宝物(オタカラ)」
10月31日(土) に、現在開催中の貴重書展「文化財学科の宝物(オタカラ):新収集品を中心にして」の特別講演会・ギャラリートークが行われました。
講演会「文化財学科の宝物」
小池富雄(本学文学部教授)
2015年10月31日(土)13:00~15:00
図書館ホール
学科の教材として収集された数々の展示品について、修復から今回の展示まで、小池先生の指導の下に学生たちによる作業がなされています。
先生のご講演は、収集品の価値や来歴と共に、学生たちの苦心の様子を伝える内容でもありました。また、他の先生方や職員の協力も得て行われた一大プロジェクトであったことがよくわかりました。
講演には多くの人がつめかけ、大盛況。86名の参加がありました。ホールの座席は81席です。追加の椅子を出して対応しました。
展示の中心に据えられた甲冑は、兜のみ修復を加えて、その他はクリーニングもしていないそうです。その違いを見比べるのも面白いでしょう。
文化財を展示するためのサイズではない図書館の展示ケースに合わせたプランを立てるために、研究室に紐を張り渡し、同サイズの枠を設定して作業をしたなど、面白いと言ってはわるいですが、興味深いエピソードが聞けました。
この写真では小さくてよく見えないかもしれませんが、窓?の所に紐が横に張り渡してあります。赤い矢印の下です(赤い矢印は筆者が追加)。
今回の展示に当たり、展示ケースの温度湿度などの計測が行われました。その中で、紫外線の検出量がゼロだったことが判明しました。エントランスは明るいけれども、UVカットはされているというわけです。 今後展示する場合、展示物への影響は、紫外線については大丈夫なので安心してください。
UVカットでつるみんも色白でござる
S.A.