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2019年3月

2019年3月23日 (土)

花信風【研究室から】

居眠りを誘う陽気と思えば、冬のような寒さ。

それでもあちこちから花だよりの舞い込む季節となりました。

小雨の昼下がり、郊外の城跡へ。

気温が低く、しかもあいにくの空模様ゆえ、

花弁を閉じたままのカタクリがほとんどでした。

とは言え、静かに日差しを待つ控えめな風情は、なんとも可憐です。

Cimg0010 2輪寄り添うところが、好もしいではありませんか。

大学の桜も綻びはじめました。

お元気で新学期をお迎えください。

なお3月29日(金)より4月8日(月)まで、

図書館にてミニ展示「文華荘厳」が開催されます。

地味ながら、珍しい古典籍公開。

大きな話題となりました顔真卿と同時代の資料も4点出されます。

お誘い合わせて、どうぞ。

鶴見大学文学部日本文学科研究室

2019年3月 6日 (水)

稚桜【研究室から】

ご本山勅使門脇に、早咲きの桜が揺れておりました。

ごく若い桜です。

堂々の老樹もまことに結構ですが、若木のみずみずしさは格別。

上代文学を勉強された方は、ワカザクラの含まれる地名を思い出しませんか。

(桜を名に持たれる天皇は、さてどなたでしょう)

担当者は、「瑩日瑩風高低萬顆之玉」の詩句を思い出しました。

と申しますのは、瑩山禅師ゆかりの境内ですので。

Photo もうしばらくで、キャンパス全体が花に包まれる季節となります。

今春入学される方々にも、予定通り単位修得が出来た学生さんにも、

この時期にはお祝いを申し上げたいところですが、

さしあたってまず、ご卒業の皆様の未来が輝かしいものでありますように。

鶴見大学文学部日本文学科研究室