貴重書ミニ展示「西洋美術における抜歯」
貴重書ミニ展示を開催中です。
貴重書ミニ展示「鶴見大学短期大学部歯科衛生科主催 歯科と美術 第1回 西洋美術における抜歯」開催について【2025年10月24日(金曜日)~11月29日(土曜日)】

【展示資料】
- 僧院橋の歯抜き人
- 初回公演、いかがでしょうか?
- 歯を抜く人
- 痛みの恐怖は恐怖の痛みを与える
- 町の歯抜き人
- 田舎の歯抜き人
- 歯痛
- ユーモラスに描写された受難
- 外科手術
- むし歯








(hh)
貴重書ミニ展示を開催中です。
貴重書ミニ展示「鶴見大学短期大学部歯科衛生科主催 歯科と美術 第1回 西洋美術における抜歯」開催について【2025年10月24日(金曜日)~11月29日(土曜日)】

【展示資料】








(hh)
聖務日課集零葉 Leaf from a roman Antiphonary or a Diurnal
第30葉「終課」の賛歌 «光が消える前に»
羊皮紙、428 x 330 mm ; just. 385 x 235 mm, 5線譜表7段 (譜線は赤色)。
角形ネウマ記譜法 (音部記号Fおよびc、クストス)。
15世紀、イタリア
H-22(0513022)
鶴見大学図書館には、ヨーロッパ中近世の写本から切り取られた断片(零葉)が30点以上所蔵されています。そのほとんどがキリスト教の典礼書および祈祷書に由来するもので、羊皮紙(獣皮)にラテン語で書かれています。ここで紹介する零葉は、毎日、決まった時間に執り行われる祈りの時間(時課)に歌われる聖歌を集めた「聖務日課聖歌集(antiphonarium)」あるいは日中の日課のみを集めた「ディユルナル (diurnal)」に由来し、書体と飾り文字の様式から15世紀にイタリアで書写されたと考えられています。内容は、一日の終り、就寝の前の終課(Ad completorium)で唱えられる賛歌 (hymnus)とアンティフォナ (antiphona)です。


賛歌は、聖書の言葉に寄らない自由に創作された散文詩による聖歌です。一つの歌詞が一つの決まった旋律で歌われるのではなく、複数の旋律のレパートリーの中から季節や行事に従ってテキストの音節に合う旋律が選択されて歌われました。本零葉では、賛歌の最初の旋律の後半と2番目の旋律が書写されています。
あなたに、光が消える前に、
万物の創造主よ、お祈りいたします。
とこしえの慈しみによって
庇護者、守護者でいてくださいますように。
かなたに追い払われますように。悪夢、
そして夜の亡霊が。
私たちの宿敵 (悪魔)を抑えつけなさい。
体が汚されないように。
支えてください。全能の父よ。
イエス・キリストを通して。
Te lucis ante terminum,
Rerum Creator, poscimus,
Ut solita clementia
Sis presul ac custodia.
Procul recedant somnia
Et noctium fantasmata.
Hostemque nostrum comprime,
Ne polluantur corpora.
Presta, P<ate>r o<mni>p<oten>s,
Per Iesu<m> Christu<m>
※ ラテン語原文の省略文字は< >内に示しました。

解読してみましょう!
中世の典礼書では、テキストの内容が色や文字の大きさで一目でわかるようにレイアウトされています。この零葉では表葉の2段目の真ん中、Tの大きな飾り文字の前に « Alius ca<n>tus »(別の聖歌)と赤い文字で記されていることから、その前に同じ歌詞をもつ賛歌が記されていることが分かります。実際、表葉の最初の歌詞 « ut solita clementia sis ... »は、4段目の2語目と同じです。音符との兼ね合いで、歌詞の音節が離れて書写されているところは赤い下線でつながれています。
旋律は、赤い5線の上に大きな四角形の音符(角形ネウマ符)を配置した譜線記譜法で表記されています。一つの音節が複数の楽音で歌われる場所では、音符の連結や菱形の音符がみられます。裏葉3段目や下の2段にみられる長くて大きな菱形の音符は、二つの音符を一筆で書いたものです。現在の楽譜とは異なり、音符が記しているのは音の高さだけで長さは分かりません。譜表の左端に音の高さを示すアルファベット文字F (三つの小さな菱形) あるいはc (二つの四角形) が書かれています。表葉の最初の音は、Fつまり「ファ」の2本上の線に書かれているので「ド」の音で歌いはじめられます。裏葉のアンティフォナの最初の音は、cつまり「ド」の線の下2本の間にあるため、「ソ」の音ではじまることが分かります。各段の右端には、チェックマークのようなひとまわり小さい記号が書かれています。これは次の段の最初の音の高さ示したもので(ラテン語で「クストス custos」、フランス語で「ギドン guidon」とよばれます)、次の段に移る時に間違えないようにするための目安の役割をはたしています。現代の5線譜に書き直すと以下のようになります。

2番目の賛歌の旋律をみてみると1行目と2行目は同じメロディーの繰り返し、4行目もほとんど同じであることが分かります。こうした平易で簡素なAABA' 形式が賛歌のメロディーの特徴です。この2曲の旋律はどちらもおそらく一般に知られていないもののため、イタリアでのみ用いられていた可能性があります。今後、同じ旋律をもつ史料が見つかれば、本零葉が書写された地域を特定できるかもしれません。
※本稿では歌うことを念頭に音符と言葉を一致させるため、既存の訳によらずラテン語テキストの語順にできる限り従って訳出しました。
西間木 真 (中世文化史・中世写本研究者)
(hh)
10月8日(水)より図書館にて図書の見本巡回展示を行っています。
図書館に入れて欲しい本を一人何冊でも選ぶことが出来、三省堂書店、ゆまに書房、明石書店など多数の有名出版社の見本図書が並びます。
期間中は、会場内の本を自由に手に取ることができ、選書方法は、図書館に入れてほしい本が決まったら、その本に短冊を挟むだけです。
明日10月10日(金)が最終日になります。
学生さんや教職員の皆様、ぜひ、お越しください。
お待ちしております。
図書館で選書してみませんか? ~本屋さんとのコラボ企画(図書の見本巡回展示会)~【10月8日(水曜日)~10日(金曜日)】|鶴見大学・鶴見大学短期大学部




日時:2025年10月8日(水曜日)~10 日 (金曜日) 10:00~17:00(10月8日は12:00開始)
※参加者の方は、次回の参考のため、アンケートにご協力お願いいたします。
アンケートに答えていただいた方にはクリアファイルをさしあげます。
(sk)
今回のインターンシップには、鶴見大学附属高校と神奈川県立城郷高校からの参加がありました。
日程順にインターンシップの様子を報告いたします。
①鶴見大学附属高校 7月24日(木)・25日(金)
一日目は、午前中に貸出返却などのカウンター業務や文献複写業務、午後に展示作業、最終日の二日目の午前は展示作業の続きと新着図書コーナー展示、午後は新着図書装備、雑誌受入作業などを体験しました。
1日目

貸出する図書のバーコードラベルをスキャナで読み取ります。

返却期限印も押します。


新着図書の配架をします。

外部から依頼された文献が掲載されている雑誌を探します。

探した雑誌の文献を複写します。

複写した文献の発送作業

展示する図書の所在をOPACで検索します。

OPACで検索した所在の情報をもとに、図書を探します。

展示されていることがわかるように図書館システム上で図書の所在を変更します。

展示に使う見出しやポスターを作成します。
2日目

展示用パネルに見出しを貼ります。


図書の配置を考えながら、並べて、POPを貼ります。



新着図書コーナーでは図書のテーマごとに面だしする図書を決めて、バランスを見ながら配置します。

書架の乱れを整えます。

図書にバーコードラベルを貼ります。

雑誌の受入作業後に、バーコードラベルを貼ります。
展示についてはこちらをご覧ください。
鶴見大学図書館ブログ: POPコンテスト受賞作品関連本展示第1弾(2024年度)
今回の実習生は4名でしたが、新着図書コーナー展示作業では、全員のチームワークにより、作業を進めていく姿が印象的でした。
お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
二日間と短い期間でしたが、図書館への興味や理解が深まり、将来を考えるきっかけの一つになっていただければ、幸いです。
(sk)
②神奈川県立城郷高校 8月20日(水)・21日(木)
1日目午前中
カウンターでの貸出返却
カウンターでの貸出返却業務は、本を借りる利用者と本を貸し出す図書館員の役割を、二人で交互に行いました。
ILL(相互貸借)文献複写
ILL(相互貸借)文献複写業務では他大学や他機関から依頼のあった雑誌をコピー機で複写し、事務処理をしてから、コピーした文献の発送準備までを行いました。
1日目午後
新着図書の装備
図書にバーコードラベルや背ラベルを貼りました。
雑誌受入
パソコンの画面を確認しながら、スキャナで読み込んだバーコードラベルを雑誌に貼りました。
2日目
展示業務
一人は展示する図書のリストを見ながらOPACで検索し、置いてある場所を確認し、もう一人はポスターをパソコンで作成しました。
図書の置いてある場所の確認後、二人で手分けして、1階の一般図書、2階の英語多読本や絵本などの書架から展示する本を探しました。
探した図書を集めた後、所在変更を図書館システムで行いました。
展示用パネルや台に本を並べて関連したPOPを貼っていきました。
「POPコンテスト2023年度受賞作品関連図書」の展示作業が完了しました。


展示についてはこちらをご覧ください。
鶴見大学図書館ブログ: 鶴見大学POPコンテスト受賞作品関連図書展示第2弾 (2023年度)の展示がはじまりました!
1年生と3年生の実習生が二人で手分けして展示作業を行いました。はじめてのことで大変だったとは思いますが、二人とも、展示の配置やバランスに気を配りながら、真剣に取り組んでいました。ありがとうございました。
2日間と短い期間でしたが、図書館への興味や理解が深まり、将来を考えるときの参考にしていただければ幸いです。
(sk)
図書館サポーターのisseです!
6月28日に行った学生選書ツアーで選んだ本が、ついに図書館で展示スタートしました📚✨
完成した展示の全体写真はこちら👇

展示作業では、参加者みんなで話合いながら、本を並べたりPOPを配置したりして作業しました。
「どの本を目立たせたいか」「POPをどこに置くと目を引くか」など、かなり細かいところまでこだわりながら完成させました!


👆展示作業の様子
今回の展示の大きな魅力は、学生の皆さんが作ったPOPです!
何人もの学生が、当日までにPOPを持ってきてくれていました👏✨
皆さんそれぞれの工夫が本を引き立てていますね!



当日展示作業に参加できなかった方も、事前にPOPをたくさん用意してくれるなど、様々な形で協力してくださいました!
選書ツアーに参加したみんなの力が集まって完成した展示になっているので、ぜひ見に来てください!
展示は10月31日まで、図書館1階のエントランスホールで開催しています!
学生ならではの視点で選ばれた141冊の本を展示していますので、ぜひ図書館に足を運んでみてください!
(図書館サポーター isse)
2025年9月3日(水)~9月4日(木)に、図書館2F 静寂スペースの電源工事を行いました。
これに伴い、足元にあった電源ケーブルを整理し、今後は 机の側面に設置されたコンセント から電源をご利用いただけるようになりました。


足元がすっきりし、安全にお使いいただけます。
引き続き快適に学習・研究にご活用ください。
(S.S)
POPコンテスト受賞作品関連図書展示1弾に引き続き、第2弾は、2023年度の受賞作品です。
第1弾の2024年度受賞作品の裏側他に展示しています。
毎年、インターンシップの高校生の方たちにPOPコンテスト受賞作品とその関連図書の展示作業をしてもらっています。
今回は、県立城郷高校の生徒さん2名に、8月20日(水)から2日間の実習プログラム中で、展示作業やポスターなども作成してもらいました。(インターンシップの詳細は後日、別のブログで報告の予定です。)




また、POPコンテストでは、毎年9月中旬から10月末まで応募作品の募集をしていて、それにあわせて展示も10月31日までとなっています。
https://www.tsuurmi-u.ac.jp/site/library-official/library-news20250722-1.html
POPコンテスト受賞作品は毎年、学内での表彰式の後、紀伊國屋書店横浜店でも展示をしていただいています。
過去2年間の受賞作品が集結していますので、この機会にぜひご覧ください。
期間:2025年8月21日(木)~10月31日(金)
場所:図書館エントランスホール
(sk)
図書館探検は、毎年、文学部ドキュメンテーション学科の主催で、高校生の皆様を対象として午前・午後の2部開催で図書館を会場として行われています。
ドキュメンテーション学科の先生たちが図書館や本についての興味深い説明をしながら案内してくださいます。
今年は8月4日(月)に開催されました。
https://support.tsurumi-u.ac.jp/information/7974/
【1階】

総合カウンター

自動貸出機

ドキュメンテーション学科の学生展示

3Dプリンター

鶴見大学図書館にも取材に来た『税金で買った本』の展示コーナー
マイクロフィルムの閲覧ができるマイクロスキャナー
ドキュメンテーション学科に関連した分野の本棚
新着図書コーナー
【2階】

絵本コーナーにある読み聞かせ用の大型絵本
英語などの多読本が豊富なラーニングコモンズ1
静寂エリアの閲覧席

テレキューブ(webでの面接や会議の利用可)が3台設置されているラーニングコモンズ2
【地下1階】

普段の授業でも使用される地下1階ホール
(sk)
POPコンテスト受賞作品関連図書展示第1弾は、2024年度の受賞作品です。
令和4年度より、インターンシップの高校生の方たちにPOPコンテスト受賞作品とその関連図書の展示作業をしてもらっています。
今回は、鶴見大学附属高校の生徒さん4名に、7月24日(木)から2日間の実習プログラムの中で、展示作業やポスター・掲示物なども作成してもらいました。(インターンシップの詳細は後日、別のブログで報告の予定です。)
また、POPコンテストでは、毎年授業開始の9月中旬から10月末まで応募作品の募集をしていて、それにあわせて展示も10月31日までとなっています。(POPコンテストの詳細は後日、お知らせする予定です。)
POPコンテスト受賞作品は毎年、学内での表彰式の後、紀伊國屋書店横浜店でも展示をしていただいています。
今年も、または今年こそ、応募したい!という方はぜひ、この展示をご覧ください。




展示期間:2025年7月24日(木曜日)~10月31日(金曜日)
展示場所:図書館エントランスホール
(sk)