立石寺
9月15日(日)はオープンキャンパスです。
模擬授業は、高田信敬先生と中川博夫先生による「古典資料とコンピュータ」という、ちょっと珍しいお話です。
ぜひ聴きにいらしてください!
前回の続きになりますが、塩竈神社の翌日は、山形市山寺の立石寺へ行きました。
芭蕉が「おくのほそ道」の旅で「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」の句を詠んだお寺です。
麓から撮った写真です。山の中にあるのがわかりますでしょうか。
現在は「シッシャクジ」というのが一般的ですが、芭蕉が『おくのほそ道』を執筆したときは「リュウシャクジ」と呼んでいたようです。
登山口近くに芭蕉と、ともに旅をした門人曽良の像がありました。奥が芭蕉で手前が曽良です。
杉の間の石段を登ります。
『おくのほそ道』に「岩に巌を重ねて山とし」というのはこんな風でしょうか。
数年前は入ることのできた場所が、立ち入り禁止になってきつつあるようで、少し残念でした。
芭蕉が立石寺を訪れたのは元禄二年の陰暦五月二七日、今の暦でいうと七月十三日です。
私が行ったのは八月末でしたが、まだ蝉の声がきこえました。
鶴見大学文学部日本文学科