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2023年1月

2023年1月26日 (木)

寒中お見舞い【研究室から】

さすがに大寒、冷えますね。

旧暦ですと、この時期は立春を越えていますから、梅が香る頃。

源氏物語では、明石の姫君の裳着も間近となり、薫物合わせが行われます。

梅が枝冒頭は「御もぎのことおぼしいそぐ、御心おきて世の常ならず」。Epson0014行目「正月のつごもり」以下、読めますでしょうか。

念のため申しますと「つごもり」は末日ではありません。

月の終わり頃ですから「正月つごもり」はちょうど今時分。

光源氏39歳の春、物語ではもうしばらく栄華の時が続きます。

あとはご自分でお読みください。

なお、上の書物は江戸時代前期の写本です。

では、お風邪など召しませぬよう。

鶴見大学文学部日本文学科研究室

2023年1月 6日 (金)

本年もよろしくお願いいたします【研究室から】

授業再開、憂鬱などとおっしゃってはいけません。

これから定期試験や卒論の口頭試問等々、年度末へ向けての行事が目白押し。

体調管理を怠らないようにしてください。

さて、あけましておめでとうございます。

ことしも日本文学科のホームページをご贔屓に。

初春らしく、お神酒と三宝で御祝いします。

三宝は牡丹唐草の蒔絵、大ぶりですが、雛道具でしょう。Photo載せてあるのは、焼き芋ではありません。そっくりのお菓子です。

(店頭で見かけ、巧みな技と着想に思わず買ってしまいました)

隣の染付は、小山弘治さんの作。

お若い頃、まだ20代ではなかったかと思います。

絵付けのうまさに感心して、求めました。

(勿論,担当者も若かったのです)

では、本年もよろしくお願いいたします。

鶴見大学文学部日本文学科研究室