これも文房具【研究室から】
秋の夜長、読書三昧のここと存じます。
気分転換に、好みの万年筆をとりとめもなく走らせたり・・・
文房四宝で優雅に手習い、はもちろん理想的です。
その前に明窓浄机の書斎がほしいなどは、まあ絶望的な話。
ともあれ、机辺に趣味のよい文房具があるのは、ちょっとした贅沢でしょう。
そこで、変わった一品をご紹介します。
学生の頃から、手巻きの懐中時計を愛用しておりました。
鎖との取り合わせを考えるのも、楽しみのひとつです。
それはそれとして、ボタン穴に止める横棒(Tバーと言います)が面白い。
シャープペンシルを仕込んでいます。 繰り出し機構もちゃんと働きます。
何を書いたのでしょう。たとえば・・・
思いがけなく再会した昔の思い人に、走り書きをして手渡す。
もうこれは小説ですね。
ついでに申しますと、時計も本もほぼ100年程前に作られました。
鶴見大学文学部日本文学科研究室