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2020年10月 4日 (日)

これも文房具【研究室から】

秋の夜長、読書三昧のここと存じます。

気分転換に、好みの万年筆をとりとめもなく走らせたり・・・

文房四宝で優雅に手習い、はもちろん理想的です。

その前に明窓浄机の書斎がほしいなどは、まあ絶望的な話。

ともあれ、机辺に趣味のよい文房具があるのは、ちょっとした贅沢でしょう。

そこで、変わった一品をご紹介します。

Photo今回、書物は脇役です。

学生の頃から、手巻きの懐中時計を愛用しておりました。

鎖との取り合わせを考えるのも、楽しみのひとつです。

それはそれとして、ボタン穴に止める横棒(Tバーと言います)が面白い。

シャープペンシルを仕込んでいます。Photo_2 繰り出し機構もちゃんと働きます。

何を書いたのでしょう。たとえば・・・

思いがけなく再会した昔の思い人に、走り書きをして手渡す。

もうこれは小説ですね。

ついでに申しますと、時計も本もほぼ100年程前に作られました。

鶴見大学文学部日本文学科研究室